犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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木々折れる

2018年10月02日 | うつろい
[あらすじ] 毎月一日に法螺話を書いています。

今回の台風の、最大瞬間風速を言い換えると、
時速200kmを超える。
10km程の距離ならば、ものの三分でひとっ飛びだ。

私は子どもの頃、メアリー・ポピンズを読まなかった。
数年前、試みたがやっぱり読み進まなかった。
ファンタジー嫌いというわけでもない。
どうやら単に合わないだけのようだ。

小学六年生の時だったか、木版画でメアリー・ポピンズを描いた子がいた。
学年一の読書家だった。
本をよく読んだ理由の一つは、体の弱さが有ったのだと思う。
痩せていて、それこそメアリー・ポピンズに似ていると思った。

そんな旧友だったら、台風の日に傘をさそうもんなら、
本当にさらわれてしまうかもしれない。



庭木は何故か無事であった。
すぐ南隣に家が建っていること、
庭中に木が繁っていることで、
風当たりが多少なりとも和らいだのか。
隣が駐車場で吹きっさらしになっている家の庭木は傾いた。

街路樹も風当たりが強いせいか、若木は特に、
低くても根の張りが足りないのか、傾いている。

公園や雑木林では、倒れた木や折れた枝が多く有った。
繁っていたって、古くなったりいたんだりしていれば、折れる。

考えてみれば、四月頃に、庭のいたんだ木や枯れかけた木は
片っ端から伐ったのだった。
自分のちゃんとした仕事を忘れていた。

枝が折れたり、幹が傾いたりして、
隣家を壊したらえらいことになる、と始末しておいたのだ。
良かった。



とは言え。
亡父が枝を払ってやたらと高く育てたチャンチンの木が二本、
非常にアンバランスな姿でそびえ立っている。
今回はしなやかに揺れて耐えてくれたが、
次も耐えるとは限らない。
南からの風なら南に隣接する家に倒れかかることは無いが、
次にどんな風が吹くかなんて、わからん。

やれやれ。


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