犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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烏の換羽

2017年08月02日 | イキモノタチ
昨日書いたことは毎月一日の法螺でした。

羽の生え換わる時期にカラスの肉がうまくなるというのは、法螺であります。
昨日の私のブログを読んで早速カラス狩りに飛び出たみなさま、ごめんなさい。
美味くなかったと思います。

ここ数週間、しばしば羽が落ちているのを見る。
7cmくらいの長さで、焦げ茶色、両側に三つづつ白い斑点があるのは、
きっとコゲラの羽だろう。
鳩の羽はいろんな色のものがある。
カラスの風切り羽は、30cm余りもある。

調べてみるとやはり、風切り羽はいっぺんに抜けない。
ただし、同じ位置の羽は左右同時に抜ける。
片側だけ抜けたらまっすぐ飛べなくなっちまうものね。

五月に営巣して子育てでイライラと過ごしたカラスも、
夏場はおとなしくなるそうだ。
全身の羽が抜け換わるということは、エネルギーが新しい羽づくりに注がれるということだ。
なるべく不活発になって、換羽に精力を傾けるわけだ。

それほど、栄養が羽に使われるのだから、たぶん肉はむしろマズくなるだろう。
食ってみないが。

秋鮭がうまいのは、余分な脂が落ちるからだそうだ。
鮭は海で過ごす間、しっかり脂肪をたくわえる。
そして、飲まず食わずで川を遡り、産卵して果てる。
遡ってきた鮭が、脂が多過ぎず美味だという。

これは脂をたくわえる生物だから、こういうことになるのであって、
鳥はそんなに脂肪をたくわえたら重たくって飛べやしない。
余分な脂の落ちた換羽の時期が美味いです、なんてことにはならない。

鳥の羽が観察できる、楽しい時期。
夏休みの課題にも良さそう。

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