犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

武器

2014年09月30日 | 日々
ある男性が、ふと話してくれたことがある。

初節句の時に、晴れ着を着せられた写真がのこっているのだが、
刀を持って写っているのだそうだ。
その時、刀を持つととても安心した、という感覚を憶えている、と言う。

男の子は武器が好きだ。
お祭りの夜店でも、おもちゃの銃は人気がある。
ちょいと前の世代だったら、大小の刀のおもちゃが欲しかったことだろう。
買ってもらった武器で打ち合う男子がそこいらを駆け回る。

そもそも武器が好きなのか、武器をかっこいいと感じるのはなぜなのか、
それは攻撃性や暴力性と直結しているのか。
武器を持って安心する、というのはしかし攻撃性とはちょっと違うのか。
それは男性特有の生来のものなのか、それとも多少とも文化的なバイアスが
かかっているのか。

かく言う私は、女性の身体であるが、どうも性自認は女性ではない。
かと言って男性になりたいわけではない、と今は思っているので、
性別適合手術(つまり性器の性転換手術)はもちろん、
ホルモン投与も望んでいない。

そんな私だが、子供の頃、やはり武器のおもちゃに興味があった。
今年の初めに、十代後半から二十代前半に使っていた机の引き出しの
中身をここで紹介した。

そこでは出さなかったように記憶するが、机の引き出しの中に、
銃のおもちゃが入っていた。
プラモデルで、組み立てて、弾を撃てる仕組みの物だ。
およそ、女子の机の中身ではありえない物だ。

幼い頃のおもちゃ箱の中にも、プラスチックの刀があった憶えがある。
遠足で土産物屋の前を通ると、店頭にある木刀が欲しかったものだ。

これはどういうことだろう??
今は釣りもできないほどの攻撃嫌いだが。

個人差というようなことは措いて、
攻撃性というようなものもホルモンの仕業なのだろう、と思う。
女性があんまり根源的に攻撃的じゃあ、子どもはうかうかしてられないもんね。

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