施工業者のいんちき行為で住民に多大な負担を負わせた事は断じて許せない事案です。
今回は先の姉歯事件と異なり、施工業者や販売業者が倒産の心配のない大手企業です。
姉歯事件の時は、偽装した姉歯設計事務所から順番に施工業者、販売業者と次々に破綻してしまい、多額の血税を投じた苦い経験があります。
姉歯事件以後は、販売に関わる業者に資力を担保する強制保険に加盟させられます。
少なくとも瑕疵担保履行法で、住民保護に税金使用をしない仕組みは出来ました。
しかしそのためには、多くの建造物に不必要な耐震補強を強いられるのも事実です。
今回の傾斜事件は、大手企業のサラリーマン心情の隙間に出来たインチキ行為に思えます。
事件発覚からの報道では「大手企業も行う不正は、中小企業の全てが危ない!」と。
私達中小零細企業は、そのような微細な不正発覚で直ぐに倒産の憂き目に遭います。
つまり建造物を支える支柱杭のデータ改竄などは、その思考回路すら存在致しません。
構造計算偽装事件の時は、センセーショナルな報道ばかりで、鉄筋が一本少ないだけで明日にもマンションが崩れ落ちると錯覚する内容が多かったのです。
マスコミは主観が先走り、法整備を行う人々も少なからず影響を受けそうです。
世間の殆どの建築業者は、真面目に誠実に法令に則って仕事をしているのです。
特に私達のような地域密着型の工務店は、家づくりやリフォームの施工で施主様や協力業者様を裏切る行為があれば、即刻退場を命じられます。
地域の工務店は地域住民やお施主さまから一挙手一投足の全てを見られているからです。
したがって地域の建設業や大手よりは、はるかに不正と縁遠いところに存在します。
一部の業者の行いは、決して全ての業者の行いでない事を重ねて主張したいのです。
今日は、相談回答を行なうために出社しています。
工務店経営者からのユーザー様対応、でした。さて、儲けものをしたような好天気で週末の一日の時間が流れて行きます。写真が今の函館山です。
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新