昨今のネット情報には、エアコン電源を落とさない方が省エネになるとのユーザーの声が多くなっております。しかし、多くのエアコンには、人が居なくなった際に自動OFFされる機能がつくようになっています。それをあえてOFFにしないモード設定が省エネだと。
やはり試したユーザーからは、様々な意見が寄せられております。
私達が全国展開しているファースの家は、10月時点の構造体温度の約25℃を、そのまま春先の3月まで保持させる方法をとっており、これがもっとも快適で省エネとなります。
「添付図はファースの家の天井裏エアコン設置も含む概念図」
これは何百棟ものファース工法の実例や何シーズンもの試行錯誤で確立した方法です。
特殊な構造の断熱・気密層を備えているから可能となります。
エアコン連続稼働で確実に省エネになるのは一定の断熱や気密の性能が必要です。
都心のマンションなどでは、多くがこの断熱、気密が確立しているようなので、連続稼働が省エネになる確率が高いようです。
一般の戸建住宅の場合は、何処まで断熱、気密が整っているかが問われます。
エアコンは、起動時に膨大なエネルギーを使用しますが、室内が暖まるとインバーター制御によって、しだいに微小稼働へと移行して行きます。
エアコンは微小稼働になればなるほどエネルギー消費効率が高まる暖房機なのです。
専門家は、冷媒ガスが気体から液体に状態変更することを図表にした「モリエル線図」で容易に説明できます。
例えば8畳間に、8畳用のエアコン1台よりは、4畳用2台のエアコンを取り付けた方が省エネとなります。これも「モリエル線図」で説明できます。
当然、イニシャルコストとランニングコストの兼ね合いは、大きな要点となります。
つまりエアコンは微小連続稼働の方が省エネになり、その環境が前提あると言うことです。
このようなテーマで私達は色々な実証実験を繰り返してきました。
さて、今日はエアコン稼働の相談対策で出社しました。明日は東京都内に移動です。
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