何故にファース工法専用なのかと聞かることがあります。
そもそも木造住宅に樹脂スプレー発泡し断熱材を施工する工法は存在しませんでした。
国の断熱基軸はグラスウール断熱材を使用しなさいと言うことになっています。
グラスウールなど繊維系断熱材は、乾燥した空気を静止させることで断熱性能が出ます。
高温多湿の我国では、乾燥した空気を静止させたままで保持することがとても困難です。
湿気が入ってくると冷房器が凝縮熱を感じて冷房負荷が大きくなります。
夏は湿気を入れない工夫、冬は湿気を出さない工夫が必要です。
この特殊な気候でグラスウールの乾燥した空気を静止させたままに保持する責任は誰が。
私は、昭和後期に繰り返しこの断熱材の在り方を研究し、試行錯誤してきました。
行き着いたのがこのスプレー断熱材なのです。樹脂を木材に引っ付けると木材呼吸を止めてしまします。木材呼吸を促しながら木材に湿気を吸わせない樹脂の研究開発を。
平成5年に日本初の樹脂スプレー発泡断熱法が公的な評定を交付されました。
その後、堰を切ったように類似工法が出され、0%から30%を超える市場となりました。
ファース工法は、硬質樹脂20ミリを限度に発泡、スキン層を何層にも重ね合わせます。また、木材の密着強度にも拘り、シームレス状にスッポリを包んだファースの家は、大地震、台風などにも動じません。奥尻沖地震から数えて何回もの大地震に遭遇して来ましたがいまだに地震被害の報告はありません。
スプレー発泡断熱を受ける外断熱ボードの外側は、日射熱を遮蔽し、雨水透湿を防ぐ機能を持たせています。また内側は、スプレー発泡断熱のくっ付きを良くする素材で構成を。
市販されている断熱ボードやスプレー発泡断熱に幾通りもの特殊機能を加えています。
今日は、外断熱ファースボードの生産ラインと専用樹脂原液であるエアクララの製造工場を見学してきました。写真は、私の隣からクラボウ関西化成株式会社、代表取締役の池田安利さん、倉敷紡績株式会社、製造課長の佐野慎吾さん、そして普段は東京支社におられる営業部長の山本欽一さんと、クラボウ寝屋川工場の前で撮りました。
素晴らしい品質管理の環境下で製造しておりました。
皆さんがファースの家の実態を知ったうえで製造に携わって戴いておりました。
さて、明日は環境研究所に寄ってから北斗市本社に帰社します。
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