警察庁から
高齢者(65歳以上)の事故死者が2809人で全体(6352人)の44.2%
という数字が発表になったとの報道があった。
普通に歩行していても、あるいは人と話をしながら歩行していても、目の前の道路を見ながらも、前後左右の車の音や気配を察知できるのに、高齢になるとそれができなくなる。
身体に感じ、危険信号を出すはずの感覚器官の衰えというのは如実に現れてくる。
目も悪くなるし、視野角も狭くなるということも言われている。
高い音が聞こえなくなったり(自転車のベルが聞こえない;チャイムやサイレンが聞こえない)、それ以外の音もよく聞き取れなくなることはよく知られていること。
足元も危なくなり、歩道のない道などでは傍をすり抜ける車に危ない思いをすることもある。
運動神経や、感覚が衰えていないときでも、注意力が散漫になり、回りのことがらがちゃんとした意味をもって感じることが難しくなっていることにふと気がつくこともある。
またとっさの判断が遅れていくのも自分でもわかる気がする。
認知症を予防、軽減するためにも高齢者を引きこもりにしないことの必要性が言われている。
高齢者はこれからも増えていくわけど、これからは今までとは違った観点(高齢者からはどう見え、どう聞こえるのかなども含めて)からの事故防止策、インフラの整備も必要になっていくのかもしれませんね。