百合というとアルチュール・ランボーのオフェリアあたりが思い出されるのかもしれませんけど、でも日本でも、ヨーロッパでも詩に詠われている百合はどちらかというと白百合がイメージされますね。
この写真は園芸種。オリエンタルリリー ソルボンヌという品種だそうです。
蕾のたくさんついているのを求めましたが、水切りさえちゃんとしてあげれば、次々と咲いてくれています。
花粉のないしべは寒々しいので、花粉はあえて取らないでおきました。
岬のリビングの赤っぽい壁板ではこの花色でもいいのかな?
こちら東京のベージュの壁板ではこれでもちょっと派手めでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/60/71b0d2858ce63289bc6ddd8da1aa70fd.jpg)
オフェリアの一部だけです。
もう千年ももっと前から、悲しげなオフェリヤは、
白い幻さながらに長い黒い流れを過ぎる。
もう千年ももっと前から、彼女のやさしい物狂いは、
そよ吹く風のなかで、恋歌を呟いている。
世界詩人全集 ランボー詩集
新潮社
でも、ここでもやはり白百合ですね。