夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

三国湊奥景・三国祭頌景  上出 純宏

2009年06月06日 20時08分19秒 | 日記

先日の日記「あぁ、驚いた」でご紹介していた知人の本が届きました。

著者の上出純宏氏は三国でずっと文化畑を歩いてきた人。その彼の熱すぎる思いが、仕事場では受けとめきれなくて、結局、彼に三行半を書かせたのですね。

その彼の、郷土三国に対する心の奥底で煮えたぎる熱い思いがじわ~っと伝わってくるのがこの本、「三国湊奥景・三国祭頌景」です。

彼の文章、そして水谷内 健二氏の写真。
決して、派手さはないし、構えてもいない。でも、私がブログの写真でときどき、私が理想とするものとして書いているような、ありふれた風景、どこにでもある風景なのだけど、何かがしんみりと心に伝わってくる文と写真のコラボレーション、そんなものになっています。

三国に関係のない方でも、これをお読みになるとなんとなく嬉しくなるような気がします。お勧めの一冊です。

ただ、この本を注文しようとしてAmazonを検索してみましたが、出てきませんでした。出版が福井新聞で地方の新聞社なのでAmazonでは扱わないのですね。
ですから、ご希望の方のご注文は
オフィス キュレイト
ファックス 0776-82-5683
までされるといいと思います。
ちなみに価格は2800円、それに送料がかかります。




卯の花くたし  そしていすみ市の緊急情報の入手?

2009年06月06日 13時21分15秒 |  岬な日々


雨が続いています。
もう梅雨に入ったのでしょうか?
もう卯の花は朽ちるどころか、地面を白く塗り替えることだけに専念しているようです。
今日のタイトルの卯の花くたしは、もう時代遅れですね。
ということで、今年は卯の花のアップはなしになりました。


岬ではテレビが映りません。おまけに新聞も取っていませんので、はたしてこの雨が梅雨の雨なのか、まだその前哨戦なのか分かりません。
世間の流れからはかけ離れた生活。常識がなくなってしまいます。
こうやって、人間は天国に一歩一歩近づいていくのですね。
善哉、善哉。

家には電柱ほどのコンクリートのアンテナポールがあって、それにテレビアンテナをつけているのですけど、VHFもUHFも写らないのです。アンテナのせいかとアンテナを新しくしたのですけど、だめでした。
東京方向に山があるので、この辺いったいは電波の無風地帯。
周りでも一番高めのところにある家が一軒だけテレビアンテナをつけていますけど、地上放送はだめだよってこと。このお宅ではもっぱら衛星放送を見られているようです。


     この花も一生懸命衛星の電波を探しているようですけど、だめみたいですね~



チデジになったら、周波数が高くなるから余計に見えなくなるはず、だからなんらかの手当てをしていて当然だと思いましたが、東京からの電波はもちろん、この近所に作られる数局のリレー局のサービスエリアをみても、全部はずれ。サービスエリアには入りませんね。

NHKの調べで、いすみ市でチデジが映らないのは何所帯だけというような数値が出されていたと思いましたが、とんでもない、家の近所だけでもその何所帯をはるかに超えた所帯が見られないのだと思います。いすみ市を含む外房エリアではずいぶんと放送から見捨てられる地域が出てくるのでしょうね。

追加のステーションができるという話も、デジタル放送推進協会のHPにも出ていませんでしたし、、 ケーブルでの中継基地ができるとも聞いていません。
このあたりの電波の無風地帯はこれからも続くみたいですね。

緊急時の情報の入手。以前にも書きましたが、いすみ市のHPはまったく当てになりません。
川の氾濫や、地すべりが起こりやすい箇所を抱えているのに、大雨が降っても、うんともすんとも言わないのですから。

これじゃ、日本が沈没していても、私には分からないやって感じですね。
目の前が沈没して初めて、「タ~イヘン」なんて叫ばなければならない私には、前もって、遺書を書くくらいの時間は残されるのでしょうか?
それとも、死を刻々と待っているあの辛い時間をできるだけ短くしてあげようという、皆さんの暖かいご配慮なのでしょうかね~




というわけで、もしかしたら日本が沈没しているかもしれないけど、私はカメラを担いで、いすみの自然を満喫してまいりました。

雨が降っていますので、なんとなく鳥じゃなくって、花がいいのかなって、外に出ましたけど、結構鳥もおりました。五位鷺も十羽くらい、オオヨシキリも葦の穂先で大声をだしているのをやはり十羽くらい見ました。
でも、レンズを付け替えるのが面倒で、、、、
  「面倒くさい」 なんとまあ、これが引きこもりの最大の原因ではないですか、、、もうその兆候が? なんて思いましたけど、なに、そんなのは何年も前から顕在化しておりますよ。いまさら何を、、、ということで無視、無視。

春咲きのバラはもう終わりなのでしょうか。でも紫陽花はもちろん、アヤメや、未草(これは昨日アップいたしましたね) それにスイカズラなのでしょうか、家を出たところではすばらしい匂いをサービスしていてくれます。ほんと天国にいるみたい。
トキワツユクサはもう一月ほど咲いていますけど、本家の露草はついぞ見かけませんでしたが、ひっそりと咲いておりました。以前なら、露草なんて、眉根をひそめるところですけど、いまや外来種のトキワツユクサに生活の場を占領されて、、、このか弱き大和撫子、がんばれ! って、心の中でつぶやいておりましたよ。



キスゲらしいのも咲いておりました。通り過ぎてから、あれ? 今のはキスゲじゃないかって、思いましたけど、バックするのも面倒、、、、(また、また)って、後ろを振り返ってはだめなんです。
人生、後ろを振り返れば、失敗しなくなる。そんなのは面白くないじゃないですか。死ぬまで同じ失敗をするためにも、前だけをみなきゃね、、、

などと、思いながらも、昨日の花のごくごく一部をご紹介します。