夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

泰山木   ゆふぐれの泰山木の白花は

2009年06月23日 21時17分17秒 |  気になる詩、言葉


犬や猫、そして時として鳥たちとも、気持ちが触れ合う、あるいは相手の感情が分かると思うことがあります。
相手にも感情があるのですから当然といえば当然。
むしろ、人間のほうが分かりにくいくらいですよね、、、、

ところが、花や、植物を見ていても、そんな感じを受けることがある。
なに、私の感情の投影を見ているだけって言われれば、お説ごもっともとしか答えようがないのですけど。

先日来の紫陽花や、薔薇、そして蓮の花。
そんな思いで撮っていますけど、でも上がったものを見ていると、自分の独りよがりだけが見え隠れして、、、、

蓮の花。
古来、聖なる花。気高い花としてのイメージが定着しています。
仏教でも、ヒンズー教でもそれは同じ。
そして、泥から生まれて、あのような気高い花をつけることに、詩人達は感銘を受けています。

でも、私にとって、マグノリアの花々はまた、それと同じような気品、気高さを感じさせるものになっています。
蓮が水の女王であれば、野山の女王はマグノリアではないかとさえ思えるのです。
あの大きく伸びた樹形。
真っ白の花。
そして、なによりもあの香り、、、、
私にとって、この花は特別な意味を持った花。圧倒的に心に迫る花なのです。

ゆふぐれの泰山木の白花は
    われのなげきをおほふがごとし  
           斎藤茂吉

桔梗

2009年06月23日 19時56分24秒 |  多摩川散歩



先日、秋の七草で撫子と桔梗を紹介しましたが、その時に桔梗の花がなくて、トルコキキョウで間に合わせました。親戚でもなんでもない花なのですけどね~
それ以来、気になって仕方がなかったのですけど、今日の散歩の途中でやっと桔梗を見つけましたので、こちらにアップしておきます。