夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

カイウとドクダミ

2009年06月08日 20時06分52秒 |  岬な日々
カイウとドクダミ?
何の関係ってことですよね~



カイウ(阿蘭陀海芋)をずいぶんと探していたことを書いていましたけど、岬に着てみれば、あっちにもこっちにも群生していました。それが今、真っ白の花をつけています。でも、この白い花弁状のものは苞、黄色い部分が花穂です。

それで、ドクダミとの関係ができました。
ドクダミも白い花弁状のものは苞で、黄色の部分が花穂、同じですね。



カイウはサトイモの仲間。葉っぱをみるとなるほどって納得がいきますけど、もう岬の家の庭では一月ほども花を咲かせています。あっちに植え、こっちに移動し、さんざん引越しをさせましたが、植え替えた前のところでも育ってきていますし、このカイウは周りを背の高い草や木に覆われながらも健気に首を伸ばして、花をつけてきています。がんばったね~って褒めてあげたいですね。

ドクダミもあの匂いとはびこることで嫌われていますけど、一時期はドクダミ健康法なんて流行ってずいぶんと刈り取られていたのですけど、最近は飽きられたのかな、また、誰も見向きもし亡くなりました。あっちこっちに大群落を作っていますけど、でも花だけを見るととても綺麗な花ですけどね~
ドクダミは加熱すると匂いが少なくなるとのことでてんぷらに使うことがあるのだそうです。私はやったことがないのですけど、もし経験者がおられましたらどんなものなのかご一報ください。
美味しければ、家の周りにはたくさん生えていますので、ラッキー!ってことになりますね。





子供のころ、田舎の家の畑にカイウの花が咲いていました。
あの大きな緑の葉っぱの中に白い花(厳密には苞だと書きましたよね)が自分の目の高さと同じくらいのところへ花をつけ、ほんとうに大きな花だと見とれていました。

梅雨前の湿った空気、畑の新緑の匂い、いまだに忘れられません。
それがカイウが欲しいに繋がったのでしょうけど、私の一番素晴らしい時代、そしてそのことに気がつきもしなかった時代の話です。