夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

夕暮れ いすみ市岬町三門

2009年06月27日 23時08分29秒 |  岬な日々


今日も、辛いことがあったでしょうか?
苦しいことがあったでしょうか?
悲しいことがあったでしょうか?

生きている証拠だよとか、苦しみを乗り越えて、、、、
なんて陳腐なことはいいません。
でも、もっともっと陳腐な贈り物。

夕暮れ。 いすみ市岬町三門



悲しければ泣けばいいし、苦しければ悲鳴を上げてもいい。
辛いことがあれば、くじければいいのですよ。


それを一生懸命にぐじぐじと見つめて、味わっていればいい。


お酒で逃れる、
友達との実もない話で逃れる、、、
そんなのは単なる一時しのぎでしかないのだから、、、、


そんな逃避はもったいないですよ。



今日の三連荘の日記(合歓の花、オオヨシキリ、そしてこの夕暮れ)は全部同じところで撮ったものです。


カテゴリーの気になる詩なんかをみてますと、結構この岬での夕景をとっていますね。海そばだし、山があるし、堰や、ダム。そして田んぼや畑、夕景を取るには適しているのですね。

オオヨシキリ いすみ市岬町

2009年06月27日 22時35分43秒 |  岬な日々


ここのところ鳥といえばオオヨシキリか雉ばかり。
岬ではどこにいっても、オオヨシキリがギョェギョェって(この発声は知人の表記のパクリです)鳴いています。
雉はこのところあまり鳴かないけど、やはりどこにでも出没しています。

本当は、鶯も、ホトトギスも鳴いているし、もう少し違った鳥も撮りたいと思うのですけど、なかなか姿を見せてくれません。

ありもので簡便に間に合わせてしまうのは、私の性か。
仕方ありませんね。

「なに、右を向いているほうの頭は質屋に入れてきたのかなんて、、、、
あれは鷲じゃなかった? 
ワシのことではないのか?」



「それにしても、誰かの本じゃないけど、男って、美人が出てくると胸を張る癖がある。でもあなたは、お腹まで、、、、 ちょっとメタボ検診を受けたほうがいいかもしれないな~」




「外野が煩いな~
でも、ボクちゃん、気にしないもん。
今日は、美味しいものがたくさん手に入ったから、これを持って、あの子のところに行くかな~ それともあっちにするかな~ ボクちゃん、悩んじゃうな~
持てすぎるというのも、辛いものがあるよな~」



「ようし、あっちにしよう。
持てない人は、せいぜいひがんで、風車のブログでも読んで時間を無為につぶしてよ。
私はこれから生産的な時間を持つのだから。
それでは、みなさん、さようなら、、、、、」






って、ここは先ほどの、合歓の花を撮った所で、そばには毎回、カワセミを見て、今日も撮れなかったって泣いている場所があるところ。三門駅のそばなのですけどね。鷺はダイサギ、ゴイサギ、アオサギ、季節限定でアマサギ、、、結構いろいろいるし、ハクセキレイに混じって、キセキレイも、シギの類も居たり。チョウゲンボウや、ウグイス、ホトトギスなんかも鳴いている。写真を撮りに出るときに最初に必ず車を止める場所なんです。
この後で夕日を載せますけど、いろいろ楽しめますよ。U20以外は、、、、




吾妹子が形見の合歓木は

2009年06月27日 21時50分57秒 |  気になる詩、言葉


ずいぶん昔に「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花」って万葉集の紀女郎の詩を紹介していましたね。(8ー1461)
紀女郎(きのいらつめ)が大伴家持に贈った戯れ詩(ほんとかな?)なのです。

昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木(ねむ、もしかしたら「ねぶ」かな?)の花
  君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ

昼は咲いていて、夜になると(あなたのことを)恋しく思いながら眠る合歓の花。
私(ここでは君って書かれていますけど)だけが見るのじゃなくって、おばかさんも(一緒に)御覧なさいよ。


これに対しての大伴家持の返歌がその次に載せられています。(8-1462)

吾妹子(わぎもこ)が形見の合歓木は花のみに
  咲きてけだしく実にならじかも

あなたが送ってくれた合歓の花は花だけ咲いて、実はならないのじゃないか、、、