夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

原村から東京へ  大団円

2009年09月02日 10時44分49秒 | 日記


日曜日に原村から東京へ戻りました。
帰宅して風邪っぽくって、引き篭もり状態になりましたので、戻る途中の草木を原村から東京へというタイトルで延々アップしてまいりましたが、いつまでもやっていても仕方ないので、これで終わりにいたします。

一つの日記に一つの種の花を載せていく、私としてはかってない形の日記でした。そしてずいぶんたくさんの日記ができました。花を特定することばかりに気がいって、日記の内容そのものはなにもありませんけど、その花を撮った時、場所の印象が蘇ってきて、体調を崩して、気が滅入っている私にはとてもいい薬になりました。

でも、ここで使った写真はほとんどが美ヶ原の高原で30分くらいの間に撮ったものばかりでした。普段、花の時に使うマクロも、三脚もなし、ほんのスナップ程度に常用の70-300のズームでバシャリバシャリと撮ったものばかりです。ですから、本来なら、葉っぱや、その花の生えている場所の環境なども写しこんだり、花弁や蕊、その他の特徴をもっとクローズアップするべきなのでしょうけど、旅行のスナップ程度に終わっています。
葉っぱやその付き方を写しておけばとか、日記でアップするときにしまったって思ったのですけど、後悔先に立たずですね。



確かに、夏の旅行のピークは外していましたけど、それほど観光客も多くなく、静かな高原で、咲き乱れている数々の花を追って、それだけで気持ちが満たされていると、自然の荒廃なんて言葉が嘘のようです。しかし、昔、霧が峰などにキスゲのピークに行ったときには、まだ道路も完備されていないのに、長い長い車の渋滞だったのを思い出します。
今回、道路がよくなっていることに驚きました。こんなにアクセスが容易になってくると、さまざまの花、山のピークの時には多すぎるほどの人や車が押し寄せるのでしょうね。。。
自分もその一人ですけど、ほんとうに自然を楽しむことと、保全することのジレンマを感じるドライブでした。


オオバキボウシ

2009年09月02日 09時37分58秒 | 日記


葉っぱを入れなかったのは初心者によくある間違いですね~
普通のギボウシは今まで何度も取り上げていますけど、こちらは美ヶ原に自生していたオオバキボウシ。
確かに、花屋さんの店頭や、庭に植えられているギボウシに比べると、花も虫や病気に罹っているような感はありますけど、人手のかかった幸福な環境で育った優しいものとはちょっと違う、厳しい自然を生き抜いて、それでも毅然と咲いているこの花からは生の力をもらえました。