夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

アゲハ

2009年09月17日 21時41分23秒 |  岬な日々


この時期になるとアゲハと彼岸花をよくアップします。
どういうわけか、この時期アゲハをよく見かけます。
昨年も、一昨年もその組み合わせでした。(以前の日記は、昨日の彼岸花の日記にリンクが貼ってあります。ただし、こちらは岬な日々のカテゴリーから拾ってきたもので、他にも気になる詩などにも良寛さんの詩と一緒にアップしていたと思いますが、昔々のことなので、、、お許しあれ)

ですので、今年はちょっと趣を変えて、アゲハとキバナコスモス。

アゲハの方が大きいのですね~



正面にカメラを構えた私が見えているのに、もう蜜を吸うことで他のことはどうでもいいって感じでした。



今年もがんばって、来年はこの子の子供達が見られるといいですね。



稲刈り

2009年09月17日 09時55分24秒 |  岬な日々


いすみ市岬町は早稲の産地です。
低温、日照不足など異常な夏、台風の襲来などで、遅れていた稲刈りもやっとほとんど終わりになってきました。
まだ残っている稲田では、コンバインの刈り取りをせかす鷺が三々五々と集まってきています。



今日も素晴らしい秋晴れ。
日差しは強いのですけど、風が涼やかで、なんともいえず秋らしい秋になりました。

あしひきの山菅の根のねもころに  ヤブラン

2009年09月17日 09時27分28秒 |  気になる詩、言葉


あしひきの山菅の根のねもころに我れはぞ恋ふる君が姿を
               詠み人知らず
               万葉集 12-3051

山菅(ヤマスゲ)は今は藪蘭のことだと言われています。
でも、万葉の時代には山に生えている菅類一般を指していたともいわれています。
この詩。 
あしひきは山にかかり。山菅の根はねもころ(心から)にかかるのですね。
だから私は山菅の根が蔓延るようにあなたの姿を心から恋い慕ってますって恋詩です。

三日夜餅の日記で、平安時代には人にプロポーズするときにも、プロポーズの詩、それに答える詩って、詩が作れなければ求愛もできなかったことを書いていますけど、その源はこうやってあったのです。
もっともそれよりずっと以前の国造りの時代にも、武勇一辺倒と思われている英雄が、あちこちで「名のらさね~」って騒いでいる(女性に名前を聞くということはプロポーズの一種なんです)
わが国って、、、、、

でも、それに引き換え、その麗しい伝統の中に生まれ育ったわが身は。。。。。。(泣)
今更、詩をお勉強しても始まらないしね、、、、、