夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

オペラ座 白鳥の湖

2009年09月12日 16時24分03秒 | 芸術・文化


今日は雨、涼しいというより、もう少しで寒いって感じの天候。
こんな日にはお客さんも雀ぐらいしか来ない。
トップの写真に飾って、あとは、ボクちゃん布団に入って眠ろうかなって思いましたけど、思い直しました。
実はボクちゃん、蒲田バレエ団の広報担当なんだって思いだしましたんですよ。
うちのバレエ団絶対に見てよね。
こんなメンバーもいるし、ここには、他の日記へのリンクも出ているからね。
こんなメンバーもいました。
いや、どこも同じだけど、金がないのよ。秋祭りの余興でもいいからさ~ 使ってよ。

なんてことはさておいて、バレエでも見よう。
お姉ちゃんがいっぱい出てくるからね~ なんてね。
ほんと、小人閑居してなんたらですな~


というわけで、探し出したのがオペラ・ガルニエの白鳥。
なになに、ヌレエフのコレオグラフのエディション。2005年の録画になってますね。(ヌレエフは93年に亡くなっています)
オデットはアニエス・ルテステュ。彼女はパリ生まれで、オペラ座の出身。最初はヌレエフの白鳥でデビュー。その後フォーサイスの現代物などでも好評を博して、その後はノイマイヤーの物でも有名でしたよね。

相手役の皇子様はジョゼ・マルティネズ。この二人、よく息が合ったダンスですよね。世界バレエフェスティバルでもこの二人で白鳥を踊ったのでご覧になった方もあるでしょうね。

さてさて、今日の白鳥。
眠い目をこすりながら、見ていたけど、最初、テンポが遅いのかなって思ったんですよ。よくよく音楽を聞いてみると、確かにテンポは微妙に遅い。でもそれ以上に踊りがゆったりとしているんですね。どの場面(黒鳥のグランフェッテでも)まるで危なさがないんです。(お返しのマルティネズのグランピルエットでは反対方向に回っていましたね~)
これはもちろんこの二人だけでなく、ソリストの踊りでも、コール・ド・バレエでも、全体の踊りが緩やかに感じられる。でも音楽のテンポは心持遅いというだけで、こんなにゆったりとしたテンポではないのです。
全員がゆとりを持って踊れるるだけのきっちりと修練されているのだと気がつきました。
けっして、「あっ」というような見せ場、超絶技巧を見せるのではなくって、超絶技巧もすんなりとこなしてしまっているからなのですね。
でもよく見ると、スジェクラスのおどりでも、凄く上手いのですよ。(それに凄く可愛い子も見つけちゃったりして、、、、)
最近、こんな踊り方をするバレエはなかったので、見ていて気持ちよかったですよ。




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