夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

起伏  ハルジオン

2010年05月04日 06時35分44秒 |  岬な日々


以前にも書いていましたけど、九十九里の海岸が終わって、房総丘陵が海に落ち込み始めるのが岬なのですね。
だから、岬の北隣、一宮までは海そばは平地の砂浜が続きますが、いすみ市の案内が出たとたん丘陵になり、高い崖がでてくる。
つりをやる人には、投げ釣りも、磯釣りも、そして夷隅川などの川釣りもいっぺんに楽しめるところなのです。

写真をやる人にも、土地が起伏に富んでいるということは、被写体にあたる光が一部だけ遮られたりして、面倒なところ。
でも、それを逆に利用しないてはありませんね。

春紫菀(ハルジオン) たぶん、まだ姫女菀(ヒメジョオン)の時期ではないですよね。なんて、いいながら、ひそかにジオンとジョオンの区別を書いているのですよ、、、

DVD-Rにコピーしたものが見られない

2010年05月04日 06時22分40秒 | 調べなくっちゃ
岬では信号が弱くってテレビの放送が見られない。
アナログも地デジもだめ、おまけにBSも隣のうちの高い杉の木のカーテンに邪魔をされて見られない。
ということで、東京からドラマなんかをコピーして持ってくるのですけど、DVD-RにVRでフォーマットしたものこちらでは見られない。
DVD-RWを使ったものは問題ないのですけどね。

「のだめ」の再放送、最初はDVD-RWで録画して持ってきたのですけど、これはまったく問題なかった。再再放送のときに、録画できなかった分をDVD-Rに録画してきたら、駄目。あれっと思って他のものをやってみたけど、やっぱりDVD-Rに録画したものは全部見られないのです。
PCを使って-Rに録画したものを-RWにコピーしなおすのも面倒だし。

わからない、、、、


あれ~

2010年05月04日 06時18分28秒 |  岬な日々
昨夜、寝るときに寝室の明かりを消さなきゃなんて思いながら、明かりはつけっぱなし、窓も開けっ放し、布団もかなり薄めのままで寝込んでしまった。
今朝、起きてみるとリビングの明かりも全部点いている。天井の明かりだけじゃなくって、机の上の明かりも二つとも。。。。

誰かに、どんなに眠くっても、明かりを消しにベッドから起きていくって話したばかりだったのに。

なんだろうね、、、
あの芝ちゃんが来てから、なんか変なことが起こっている。

一度何年か前に始めて見て、そのあとどうしても会えなかったキョンに、ここんとこ、二度も遭遇。それも車の直前を走って行ったり。

不思議  蟻

2010年05月04日 05時56分17秒 |  岬な日々


食器棚を整理していて、余り使わないほうの食器棚にある箱を一つあけてみた。
25センチ四方くらいの銅のお皿(銅蟲=どうちゅう というのです。広島のほうに昔あった技術を再興したものですね)の入った箱だったけど。
「ぎょぇ~!」
1センチ以上ある蟻がびっしりとうごめいている。
あわてて、ふたを閉め、台所に持っていってお湯と洗剤をかけながら流してしまったけど、、、、

どうして?
これがどうして家にあるのか分からないけど、
以前からここにあるのなら、もう何年も開けていないはずだし、
横浜から持ってきたのなら、もって来たのは12月だけど、それ以前も触っていないはず。とにかくこのお皿、見たこともなかった。
箱の中は、お皿も、飾り用の足も買った時のままの袋に包まれている。
もちろん、食べられるものは何も入っていないのに。
私だって、ほっぱらかしにしておいて、たまたま開けてみて、初めてみるお皿なんです。
何年も開けていないものになんで、蟻が住み着く?
いくら銅蟲だって、蟻は銅の虫じゃないでしょうし。。。
食べ物はどうしたんだろう。
ふたはぴっちり閉まっていたし、こんな大きな蟻が出入りしていれば、絶対に気がついたはず。

不思議というより、蟻がここにいることが理解できなくって気持ちが悪い。



ところで、銅蟲って見たことがない方もおありでしょうから、写真を追加しておきますね。(SX20ISでの画像)
汚れている? 仕方ないよ。家に来てはじめて見たものだし、蟻さんの棲家だったんだから、、、
しおりを見たら、酸は絶対に禁止だって。
あれぇ~ 蟻さんは蟻酸の元じゃない。

岬 近況

2010年05月03日 22時16分37秒 |  岬な日々


花も少ない。鳥も少ないなんて嘆いておりますけど、
そのくせ、息を呑む風景にはあっちでも、こっちでもぶつかります。

少し前の、日の出の海や、田園。かすむ月。
そして太陽に輝く新緑。

そのエネルギー、暖かさ、清らかさが体の隅々までじんわりとしみこんでくるような、風景です。




忘れめやあふひを草にひき結び

2010年05月03日 15時27分00秒 |  気になる詩、言葉


忘れめやあふひを草にひき結び
  仮り寝の野べの露のあけぼの
       式子内親王
       新古今集 3-182

忘れることなんかできないわ。葵を草(枕)に結んで
  旅の眠りについた朝の露の茂った曙の風景を


式子内親王は賀茂神社の斎宮であったことがあるそうで、これは賀茂の祭りの用意で神社に泊まったときの詩。
賀茂の祭りは葵を使うので、葵祭として知られていますけど、当時はただ祭りといえばこの祭りの事を指していたらしい。
この時代は伊勢の祭りとともにもっとも重要な祭りでした。
源氏物語にも、この祭りの場所取りで車争いをするところが出てきますね。
(葵の第一章)


その祭りの喧騒を背景に想像させながら、祭りの当事者たる式子内親王の心の張りと、朝を迎え、白んでいく空を眺める。そんなイメージの詩なのでしょうか。

それでも、お祭りやイベントとは関係のない私にでさえ、この朝の風景はなんとなく神々しく、清清しい気持ちにさせてくれます。


とても贅沢な、何もない風景

2010年05月03日 13時11分04秒 |  岬な日々


このところ同じセリフを何度も使っていますけど、暖かくなりました。
つい二週間ほど前には東京で雪が降ったなんてことがありましたけど、もう大丈夫でしょうか。
暖かいっていいです。
体の節々まで伸びてきて、脳みそも活動をやめて、、、、(って、いつもじゃないなんて言わないで)

目の前には、格別なことは何もない風景が広がっています。
寄せては返す波に洗われている岩。
そんな何もない風景に心を魅せられて、浜に座ってぼんやりと眺めている、、、



とても贅沢な気分。

岬 近況  そして怖い猫

2010年05月03日 13時01分02秒 | 私も作ってみました


これにも川柳が付きましたので、これもコメントで頂いた川柳を本文の下のほうに追加していきましょう。追加したときにはこの日記が上に来るようにタイムスタンプも新しくしておきますね。



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このところ岬を回っても、花も、鳥もめぼしいものがありません。
藤は咲いていますし、鷺の類は相変わらず。でも鷺でも五位鷺や亜麻鷺はまだみていません。オオヨシキリがなき始めていますが、まだ姿を見ていない。

家をでて、あちらこちらと、鋭い目を、、、、(って、当人は思っておりますが)配って歩いているのですけど、どうも格別なものがないようで、、、




その代わり、柴犬ちゃんは完全にここを我が家と定めたようです。さて、どうしよう。
郵便屋さんが来ても、誰が来ても、唸り声一つ上げません。
昨日、一緒にこの家に来てから、まだ吠える声を聞いたことがない。
番犬代わりをやってくれるのなら、アルバイト代でも払わなきゃって思っておりましたが、これじゃ無理ですね。

キョンも今回は車のすぐ前を走っているのに2度ほど遭遇しましたし、夜中には、あの嫌らしい声でぎゃ~ぎゃ~って鳴いている。芝ちゃんが追い払ってくれることを期待したけど、これも無理か。



仕方がないので、炊事、洗濯、部屋の片付けに精を出しましょう。


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イオレスさんは捨て猫の猫ママ。
常時7,8匹の猫と、一時預かりの猫を抱えて、動物病院と里親探しにお忙しい毎日。連休中も主婦業にいそしんでおられたところ、猫の暴走でせっかくの掃除したところがめちゃめちゃになったそうです。

泣きもせで 恋うる相手は 捨て遺棄し
己が身の上 犬とても哀し (イオレス)

吠えぬまで 思いつめてぞ 仕えしを
人にあらざる 憎し所業 (イオレス)


お茶の師匠のとこの飼い猫。家の前の道路でのんびりと昼寝をしていたら、散歩中の犬がやってきました。何を思ったかこの猫ちゃん、怒り狂って自分の何倍もあるその犬の尻尾にギャッと噛み付いたのだそうです。犬は飼い主の後ろで震えていたとのこと。お菓子折りを持ってお詫びに行った師匠に、飼い主は、「家の子の恥になりますので、どうかご内聞に」って言っていたそうです。
どうも、この芝ちゃんも同じになりそう。
柴犬って言うのは、もともと猟犬。猪にだって向かっていかなければならない、品評会で尻尾をたらしたら、その時点でアウチなんですけど、、、もしかして、これは芝もどき?


デブ猫に 犬もそっと 道を開け (風)
  デブ、、失礼、コメントを参照してくださいね。

どうしよう 柴犬を拾っちゃった

2010年05月02日 17時11分02秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


天気に誘われて、トンボの沼に行きました。
ところが、首輪もつけていない、ちょっとくたびれた柴犬がやってきました。
お腹が空いているのか、呼ぶと、こちらへやってきましたので、車に入れてあった猫の餌をあげたら、がつがつ状態。
他に食べさせるものがありませんでしたので、
「家に来るなら、何か食べさせてあげる」って、ドアを開けましたら、乗ってきましたね、、これが。
まるで、「のだめ」状態。
家に連れてきて、パンと水を上げましたら、落ち着いて、今は周りを探索しておりますよ。



ブラッシングしてあげたら、けっこう綺麗な芝犬。
一才ぐらいの雄です。
おとなしい子。
そしてすごく人懐っこい。
私が見えると、呼ばなくっても、飛んできます。



飼われていたのだと思いますけど、はて、どうしたものか。
落ち着いたら、もとのトンボの沼で放してあげるのがいいのか、、、
でも、たぶんそれって私にはできないだろうな。

どこか犬を飼っている人のところへ持っていって、飼ってもらうか。
周りに人家がないので、犬を繋いでないので、嫌ならどこかに行ってしまうでしょうけど。
でも、この家、気に入っちゃったみたいで、のんびりと落ち着いている。
ただ、捨てられた記憶があるのか、私が姿を見せると、飛んできて、すごく甘えている。
最初に餌をやったのが敗因だったかな~~~~
犬にとっても、私にとっても、、、、



川柳 こちらにも書き込みお願いしますね

2010年05月02日 17時10分04秒 | 私も作ってみました


季語という日記の句にお返しが続いて40以上になりました。
見難いので、本文の方に詩をコピーしておりましたが、それにしても長い。
ということで、そちらは続けていくにしても、もう一つ川柳版でも作ろうかと、こちらに用意いたしました。

季語の時と同じように皆様の書き込みをいただければ、その都度、本分のほうへ紹介して、続けられるようなら続けて行きたいと思います。
俳句もどきよりも、もっと気楽に書き込んでいただければと、、、


まず最初は


春雨に 風邪をひいたる 色男
  
 
季語のコメントに、これじゃぁ川柳になっちゃうからっていいながらも取り上げたものです。

今日あたりの雨は、多少温かくなったとはいえ、「春雨じゃ~ 濡れていこう」なんて色男を気取ったら、即、風邪をひいちゃいそうでした。
でも、そろそろ温かくなってきて、雨に濡れても風邪をひかないようになってもらわないと、、、
卯の花くたしなんて、いつ見られるのでしょう。
節々が痛いです。歳はとりたくないもの。


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ということで詩を追加、 タイムスタンプも新しくしていきますね。


春雨に 風邪をひいたる 色男(風)

美女濡れ ものかず過ぎて 風姿流転(竹)

初夏の空 はらわたもなく 泳ぎおり(風)

こいだって いかほどのこと なかりせば(竹) 

あな悲し 恋に恋した 記憶も薄れ(風)

恋するに 年齢制限 ありませぬ(ume)

火で焼けば 古い鯉でも 大丈夫(風)

また負けた はるか彼方で 息子嘆く(イオレス)

コイコイは 二人で遊ぶ 賭けゲーム(竹)

親となり いつ終らせる 恋の路(竹)

恋心 終わりは墓場か 認知症(風)


ところで、コイコイが出てきましたので、番外編
初鰹 早くこいこい 女房にゃ飽きた(風)

飽きたなど 相手も同じ 思いかも(ume)

結婚が頂上なれば 残りは下り(風)

恋すてふ 忠見も今も 変わりなく(イオレス)

流したい あだな浮き名の 一つや二つ(風)

二つ三つ 流したはずが 仇になり  (藻具)

神あらば 七難八苦を 与えため (風)

ナムアミダ 知らぬ親鸞 しらをきる(竹) 

春の日を 浴びて桜も 深呼吸 (風)

60を 過ぎて初めて 飛鳥山 (ume)

宵闇を飾る蛙の声静か (風)

飛鳥山 北へと走る 列車を見ゆ (イオレス)

滝登り 竜に負けまい 勝ちに鯉! (イオレス)

独禁法 今やようなし ジャイアンツ (風)

肩入れは 出来ない母は スイスなり
鯉勝った 巨人勝った 平和なり
浮かれすぎ 逆鱗ふれた 鯉好き孫
“お祖母ちゃん 勝った勝った”と 電話する
鯉勝った 親子の会話と 電話する (以上 イオレス家の開幕からオフまでの状況だそうです)

スイスにも綿の肩入れあったよな (風)

こうだった 米の量 2.5倍 (イオレス)

岬では 一期一合で 米余り (風) 

    犬の家族が増えましたので、イオレスさんから

岬でも 一期一会で ご飯増え (イオレス)

お犬様 おれよりいいもの 着て食べて (風)

    私のT-シャツなんかただでもらったものとか、超大安売りのもの。お犬様用のシャツって高いのですね。
実家が犬を飼い始めたとき、肉屋に犬を連れて犬用の肉を買いにいきました。一番安いのを「これ」って指差しましたが、肉屋が「XXちゃんようですか」ってそれより2倍近い値段の肉を出してくれました。東京での私の食事には、その一番安いレベルのものだったんですけどね~