鶴ヶ城(若松城)天守閣 (福島県会津若松市追手町)
バスを降りて、人の流れについて行く。皆、お城へ行くはずである。お堀の一部が、うっすら凍っている。大きな石垣を見ながら城内を進み、天守閣の前へやって来た。眺めに圧倒される。雪とお城。実に良い。
芦名氏が至徳元年(1384)に建造した黒川城を、蒲生氏が七層の天守閣を完成させ、文禄2年(1593)に鶴ヶ城と命名されている。街の名も黒川から若松と改名された。明治7年(1874)に廃城となり、今の天守閣は昭和40年(1965)に再建された。
ここまでの道は除雪されているが、お城の前は銀世界である。出来れば雪の降ったばかりのところを見たいが、贅沢は云うまい。写真を撮るのに動き回っていたら、久しぶりの雪面に転倒しかける。天守閣の中に入る事も出来るが(有料)、やめておく。
茶室麟閣 (福島県会津若松市追手町)
城内には千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室麟閣がある。こちらは再建ではなく、明治5年(1872)に城下へ移築。平成2年(1990)に元の場所に戻されている。
また違う季節にも訪れようと思いつつ、鶴ヶ城を後にした。 (つづく)