鼎泰豐忠孝店の小籠包 (台北市信義區忠孝東路)
今宵が台湾の旅最後の夜となる。7-ELEVENの便當ではいけない。ホテルから出掛ける。ぶらぶらと台北車站まで歩いてみる。道すがら和菓子屋さんを見掛ける。戦前から営業しているのだろうか。駅の地下街の誠品書店へ立ち寄り、絵葉書を買い求める。
前から台北に行ったら鼎泰豐に行ってみようと思っていた。市内に何店舗かあり、忠孝店に行くことにする。捷運板南線で台北車站から忠孝敦化へ(20元)。席に座ると、隣にいたニイチャンがPCでDVDか何かを見ている。「北斗の拳」でスピーカーから日本語が聞こえてくる。日本人かと思ったが、途中駅で下車する友人に中国語を話していたので、やはり台湾の人だろう。
忠孝敦化で下車。地上へ出る。なかなか洒落た街並である。鼎泰豐はすぐ見つかった。今まで訪れたどの店よりも立派である。日本人客も多い。席に案内される。まずお茶をいただく。台湾で飲んだどのお茶よりも美味しい。これは期待できる。いっぱい食べたいが財布の中の手持ちが少ない。福澤諭吉先生はいらっしゃるのだが、孫文先生があまりおられないのだ。ガイド本によると鼎泰豐はクレジットカード不可。慎重に注文する。まずは台湾ビール。何といっても小龍包。そして牛肉湯麵(肉なし)。牛肉麵(肉あり)はやめておく。女給さん数人が伝票を何度も確認している。肉なしを頼んだからなのか。それにしても女給さんの数が多い気がする。
ビールを飲んでいると小龍包が運ばれてきた。女給さんに生姜と酢と醤油を調合してもらい、小龍包とともに食す。美味しい。中のスープをこぼさぬ様気をつけるが、いくつかこぼしてしまう。牛肉湯麵もすする。やはり肉が入っている方がいい。代金は390元だった。帰りの電車賃を考えると肉なしは正解だった。いろいろ注文できなかったのは残念だが、店の雰囲気もよいので、また来る事もあるだろう。ただ台湾の庶民的な味を求めるには上品な味かも知れない。
ホテルのテレビチャンネル
板南線、淡水線を乗り継ぎ、ホテルに帰る。忠孝敦化→民権西路(25元)。ホテルの側の7-ELEVENで「愛之味 健康の油切緑茶」(35元)、「統一企業公司 冰の戀草苺雪糕」(20元)を買う。お茶と苺アイスバーだが、商品名に平仮名の「の」が入っている。テレビで日本語のチャンネルを見ながら絵葉書を書いて、寝床に就いた。 (つづく)
無線ブロードバンド インターネッド・アクセスが可能
いずれも民國95年11月27日撮影