新幹線〔やまびこ123号〕 123B列車 [E2系J69編成] (白石蔵王)
令和元年11月4日月曜日。振替休日。連休最終日に宮城県に出掛けてきた。大宮から新幹線を利用。自由席は混雑していたが、B席に空席を見付けて腰掛ける。大宮で買ったシウマイ弁当を食べ、麦酒を飲む。次の停車駅の宇都宮で隣のA席の先客が下車したので、窓側に移動する。郡山、福島と停車。福島で車内はガラガラとなる。仙台への客は〔はやぶさ〕に乗るのだろう。福島では併結していた〔つばさ123号〕と別れて、白石蔵王に到着。下車する。
新幹線〔やまびこ〕で白石蔵王に到着
武蔵野線 普通〔しもうさ号〕 602E 新松戸(6:44)→大宮(7:24) クハ204-104
◆定期券利用 ※参考 運賃570円(IC運賃561円)
※与野-大宮間は東北本線。武蔵浦和-大宮間は普通2762M列車。
新幹線〔やまびこ123号〕 123B 大宮(7:34)→白石蔵王(9:04) E225-1019
◆新幹線自由席特急料金3,530円
今年の7月に訪れた時に、霧であまり見えなかった蔵王の御釜を再訪する。
プラットフォームからの眺め!
天気は良い。
新幹線自由席特急券 大宮→白石蔵王(3,530円)
乗車券(ゆき) 大宮→(北)白石
連休に移動するなら特別企画乗車券「週末パス」がお得なのだが、出掛けようか思案しているうちに買いそびれてしまった。普通に往復乗車券を買う。定期券があるので大宮から。経路は新幹線経由ではなく、在来線の東北本線経由。しかも白石蔵王までではなく、白石までの乗車券だが、選択乗車出来るので在来線の切符でも新幹線の改札機を問題なく通過出来た。「(北)白石」とあるのは、函館本線白石駅(北海道)と重複する駅名を区別するため、と思っていたら、肥薩線にも白石駅(熊本県)があった。
こけしを見ると、みちのくへ来た気がする…
出札口と改札口
先月の台風19号により、白石蔵王駅は冠水してしまい、エレベーター、エスカレーターが使えない。駅はきれいになっているが、冠水の影響か販売停止の清涼飲料水の自動販売機がある。売店で紅茶を買ってくる。駅構内には立ち食いの温麺(うーめん)のお店もある。白石と言えば、うーめんだが、先程、シウマイ弁当を新幹線で食べたばかりである。うーめんはまたの機会に。
JR東日本 東北新幹線 白石蔵王駅 (宮城県白石市大鷹沢三沢字桜田)
駅頭の様子!
昭和55年夏、東北本線をL特急〔ひばり〕で白石市内を通過した時には、東北新幹線は開業前で、高架橋は姿を見せていた。在来線とは別に新幹線単独で設置されるそうで、「新白石(仮称)」と聞いていた。「岩国」、「新岩国」のような感じかと思っていたら、昭和57年の開業時には「白石蔵王」となっていた。それまで新幹線の4文字の駅名は「岐阜羽島」だけで不思議な感じがした。同時に「那須塩原」も開業している。その白石蔵王駅を初めて利用する。
ミヤコーバス(宮城交通グループ) 蔵王エコーライン線 (白石蔵王駅)
新白石ではなく、白石蔵王駅より蔵王へ向かうバスに乗車する。今年の7月にレンタカーで蔵王の御釜に行ったが、霧でよく見えなかった。もう一度行こうと思っていたが、御釜まで行くバスが今年は今日までの運転というので、慌てて来たような次第である。白石蔵王駅からの乗客は自分を含めて5人。中国語の男女の観光客の姿も見られる。発車したバスは白石市内を走る。東北本線を跨線橋で越えて、白石駅にも停車する。岩国駅、新岩国駅と違い、白石駅、白石蔵王駅はあまり離れていない。白石駅からは1人乗車する。道幅は狭く、城下町らしい蔵も立つ市街地を抜けて、国道4号に出る。東北自動車道白石ICを過ぎたら、白石市より刈田郡蔵王町に入る。国道から県道に入る。途中、乗り降りはなく、時間調整の為か、町役場前の停留所で少々停車する。後続車は先に行かせる。遠刈田温泉より1人乗車。温泉街の道路が不思議なクランクになっている。そして県道は国道457号との重複区間となる。暫くして7月に通った蔵王エコーラインの入口が見えてきた。その前にホテルに立ち寄る。
ホテルの車寄せに停車! (アクティブリゾーツ宮城蔵王)
ここまで乗客7人だったが、多くの乗客が乗ってきた。ホテルに宿泊して、これから御釜に行くのだろう。ここでは少し長めの停車時間となっている。賑やかとなったバスは、御釜に向けて発車する。
大鳥居を潜り、蔵王へ!
紅葉の山道を登ってゆく!
バスは曲がりくねった山道を登っていく。車窓の紅葉も終わりのようだがきれいである。しかし、標高は上がり紅葉もなくなる。
7月は霧で見通しのきかない中を走ったが、晴れているとこんなに眺望の素晴らしい道路だったのだ。もう一度やって来てよかった。途中の停留所で2人乗車する。停まっている間に後続車を先に行かせる。
山頂付近には雲が…
ここへきて嫌な予感が。終点前の刈田峠で1人が下車する。バスは県道の蔵王エコーラインを離れて、有料道路の蔵王ハイラインに入る。レンタカーで来た時は料金を払ったが、今日はバスの乗客なので要らない。
ミヤコーバス 蔵王エコーライン線 (蔵王刈田山頂)
1時間半を超える長い路線バスの旅でした。運転士さんお疲れさまです。山道での車酔いを心配したけど、丁寧な運転で大丈夫でした。ちなみにバス車内は高速バスのようなリクライニングする座席ではなく、普通の路線バス。1時間半くらいならそれでもいいかな。
ミヤコーバス 蔵王エコーライン線 白石蔵王駅(9:38)→蔵王刈田山頂(11:12) 運賃1,960円
県営蔵王レストハウス(蔵王山頂レストハウス)
(宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢)
バスから出ると実に寒い。7月に来た時とは全然違う。それより7月の時みたいに霧が出ている。やってしまったか。取り敢えずレストハウスに入り、少し着込む。手袋もする。意を決して御釜へと向かう。
展望台に到着!
また霧の中の展望台に来てしまった。ところで展望台付近で無人航空機(ドローン)を飛ばしている人がいる。近くに観光客がいるのに危ないではないか。さて、無駄足かも知れないが、展望台から御釜の方へ近づいてみる。
御釜の上には霧がない!
霧なのか雲なのか知らないが、御釜の上には掛かっておらず、はっきりと水面が見て取れる。7月に来た時はこれほど見えなかった。
徐々に霧が晴れてきた…
蔵王 御釜 (宮城県柴田郡川崎町前川)
付近の岩や植物に霜?
これが樹氷かと思ったが、霧氷らしい。冷蔵庫の中のような寒さで風も強く、フードを被らないと耳が痛い。外気にさらされている顔が痛い。マスクもすればよかった。
刈田リフトが見える!
御釜へはリフトで来る事も出来るが、寒そうである。
立入禁止 山形森林管理署
知らぬ間に宮城県より山形県に入っていたか。
かねてより御釜には来たかったのだが、宮城県で撮影された陳綺貞さんのミュージックビデオに登場しているのを見て、行ってみるかと出掛けたのが7月。その時は霧の中、ちょっとだけ姿を見せていたが、今日はビデオそのままの景色が広がる。曲が頭の中で再生される。日めくりももいでしまう。ビデオの撮影は昨年の10月だったそう。
今日はじっくり御釜を堪能出来た。
展望台から御釜が見える!
もうドローンはいない。
刈田岳に登ってみる!
藏王山メートル指導標
距 宮城縣廳 六十九粁 山形縣廳 二十八粁
山形県庁は移転しているにしても、宮城県、山形県ともに直線距離はもっと短い。当時の道のりが記されているのだろうか。
刈田岳より御釜を望む!
刈田嶺神社 奥宮 (宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢)
刈田岳よりレストハウスに下る!
瓶ビール(600円)
7月は1階の軽食コーナーで、玉こんにゃくとずんだを買ってきたが、今日は2階の食堂を利用する。寒かったのでワンカップ(450円)を飲もうと思うが売り切れ。生ビール(600円)も売り切れ。瓶ビールはあったが中瓶である。これから帰りも1時間半もバスに乗るのでトイレが心配になるが、仕方がない。1時間以上歩いていたので、喉が渇いていて麦酒が旨い。
、
山頂カレー(ビーフカレー)(850円)
五色岳と御釜を模しているのか。麦酒にカレーで旨いが、ちょっと量が少ない。ちなみに150円増しで大に出来る。今日は食べなかったけど、蔵王お釜名物、蔵王釜かつ丼セット(1,200円)というメニューがある。写真を見ると釜めしの御釜にかつ丼が入っている。今度は食べてみたいと思う。 (つづく)
御釜茶屋 (宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢)
いずれも令和元年11月4日撮影