旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

北陸本線

2023-09-25 14:00:00 | 鉄道

福井市立郷土歴史博物館 (福井県福井市宝永)

令和5年9月18日月曜日。flag1 敬老の日。福井に来ている。養浩館庭園入園料との共通券(350円)となっていた博物館にやって来た。冷房が効いて涼しい。


撮影可能

博物館で写真を撮る事もないだろうと思っていたが、撮影可能な展示もあるので撮ってみる。





釧路の地名関連以外で「」の文字を目にする。は腕輪なのだそう。地名の釧路はアイヌ語に漢字をあてたもので腕輪の意味はない。北海道釧路郡釧路町の国道44号で北海道警察釧路方面本部のお世話になった事を思い出す。速度超過違反で。







三角縁神獣鏡は初めて見た。





先日、埼玉古墳群に行った時に博物館には入らず帰った事が悔やまれる。


九十九橋の模型

九十九橋は半石半木の奇橋だったのだそう。


大日本國橋見立相撲 番付表


東方

関脇福井掛合橋が九十九橋の事だそう。大関は岡崎矢矧橋か。


西方

大関岩國錦帯橋は順当。しかし瀬田唐橋よりも上とは。


福井城本丸模型

現在はここに県警、県庁、県議会が収まっている。


九十九橋の原寸大模型

今回、博物館に入ってみてなかなか興味深かった。


松平春嶽公像

博物館の前には春嶽公の像が。


ふるき世の その面かけを 忍ふには ふみより外に しく物そなき 慶永

松平慶永公の「春嶽」は号なのだそう。幕末を舞台にした歴史ものでは春嶽公の名に馴染みがある。



博物館を後にして、福井城本丸(県庁)を経て駅へと向かう。




県庁には黄色の郵便差出箱


国体の時に設置されたものか

ところで「国体」「国民体育大会」を来年から外来語由来の片仮名の名称に変更するのだそう。なぜ日本語表記をわざわざ冗長な片仮名の外来語名称にしたがるのか。英語名にする訳ではなく、中途半端に日本語に入れてくるのである。すでに「flag1 体育の日」は変更されてしまった。



福井城本丸を通り抜け、駅前広場に戻ってきた。「動く恐竜モニュメント」に目がいってしまうが、実物大の恐竜の足跡化石(複製)が設置してある。


鳥脚類(草食恐竜) フクイサウルスやコシサウルスの仲間


(左)アンキロサウルス類(草食恐竜) (右)獣脚類(肉食恐竜) フクイラプトルの仲間
これまで令和5年9月18日撮影

さて、駅に帰って来て昼食にしようと思うが、以前利用した駅の中の商業施設がない。新幹線に関連して閉店したそう。新幹線開業時に商業施設も開業するようだが今はない。頭の中はお蕎麦とソースカツ丼と麦酒だったのに。


ミニソースカツ丼付き(1,200円) 平成19年9月9日撮影

以前福井で食べたお蕎麦はこんな感じ。


鰊そば(500円) 令和5年9月18日撮影

立ち食いそば店が営業している。鰊そばを注文。関東とはおつゆが異なるのは承知しているが、よく利用するゆで太郎で味覚が構えているので混乱する。久しぶりの鰊は旨かったが、このおつゆなら天ぷらそばの方がよかったかもしれない。ごちそうさまでした。


今庄そば(福井駅構内) 令和5年9月18日撮影

ついでに以前の北陸本線の列車の写真を。


JR西日本 北陸本線 普通 263M列車 (今庄)
平成19年9月8日撮影


JR西日本 北陸本線 普通 342M列車 (敦賀)
平成19年9月9日撮影


JR西日本 特急〔はくたか5号〕 1005M列車 [681系] (福井)
平成26年11月25日撮影

それでは途中下車していた乗車券を自動改札機に投入して入場する。


特急〔しらさぎ53号〕 5053M列車 (福井) これより令和5年9月18日撮影

福井に到着して約2時間後の特急〔しらさぎ〕が入ってきた。2時間前に乗って来た〔しらさぎ〕は名古屋金沢行だったが、この〔しらさぎ〕は米原金沢行。かつての特急〔加越〕のよう。





特急〔しらさぎ〕に乗る訳ではなく、特急券は購入していない。普通列車でゆっくり金沢を目指す。


JR西日本 北陸本線 普通 1343M列車 [521系G17編成] (福井)

列車は2両編成で混み合っている。進行方向逆向きで通路側の座席だが腰掛ける事が出来た。


metro 北陸本線で福井を出発symbol6


車窓には開業前の北陸新幹線 (丸岡-芦原温泉)

席が空いたので進行方向窓側の席に移動。



芦原温泉には新幹線駅が出来、在来線と接続する。なお新幹線開業後の並行在来線は金沢以東同様に第三セクターに移管される。北陸本線のうち敦賀大聖寺間は、ハピラインふくいの路線となる。牛ノ谷大聖寺間で県境を越えて福井県より石川県、越前国より加賀国に入った。ハピラインふくいの路線が県境を跨ぐ事になる。大聖寺金沢間は、すでに移管されている金沢倶利伽羅間を運営するIRいしかわ鉄道のIRいしかわ鉄道線に編入される。石川県最初の駅、大聖寺を出て次の加賀温泉にも新幹線駅が出来る。


小松市内を走る (粟津-小松)


小松停車中!

小松で後から来る大阪金沢行特急〔サンダーバード19号〕を先行させる。9分も停車する。プラットフォームの向かいには金沢大阪行特急〔サンダーバード26号〕が入ってきた。


小松にも新幹線駅が出来る

来年の北陸新幹線延伸で新たに開業する新幹線駅は、小松駅(石川県小松市)、加賀温泉駅(加賀市)、芦原温泉駅(福井県あわら市)、福井駅(福井市)、越前たけふ駅(越前市)、敦賀駅(敦賀市)となる。北陸本線は上方・京都に近い米原が起点であり、金沢方への列車が下りとなるが、北陸新幹線は東京方の高崎が起点で、北陸方面への列車が下りとなる。


梯川を渡る (小松-明峰)




航空機が上空を行く (明峰)

市内には小松飛行場(KMQ RJNK)があり、この航空機はRWY24に着陸すると思われる。飛行場は航空自衛隊小松基地と民間の共用。民間は小松空港として石川県南部(金沢市など)だけでなく、福井県北部(福井市など)の空の玄関口となっている。北陸新幹線延伸で東京(羽田)線に影響が出てくるか。同路線は日本航空(JL全日本空輸(NHと合わせて10往復の便がある。LCCはない。福井県坂井市に福井空港(FKJ RJNF)があるが、滑走路は1,200mで大型機が離着陸出来ず、定期便は廃止されている。


新幹線と交差 (明峰-能美根上)



後日、9月23日よりE926形新幹線電気・軌道総合検測車「East i」による試験走行が開始された。この時はまだ電車は走っていなかったのだ。


手取川を渡る (小舞子-美川)

美川で「美川 県一の町」を思い出す。


新幹線の車両基地が見える (加賀笠間-松任)

金沢以西のここまではすでに新幹線の列車が来ている。






貨物列車が…

車両基地付近の加賀笠間松任間にはIRいしかわ鉄道移管後に西松任駅が開業予定で、すでに完成しているプラットフォームやIRいしかわ鉄道の駅名標も見掛けた。


金沢に到着

もちろん新幹線駅が設けられている。


521系の車内の様子

座席にしても自動放送にしても山陽本線の227系そっくりで、カープ関連の広告がない事で広島ではない事が判る。「(ピンポーン♪)次は宮島口、宮島口です」などと聞こえてきそうだった。


JR西日本 北陸本線 普通 1343M列車 [521系G17編成] (金沢)

北陸本線 普通 1343M 福井(13:12)→金沢(14:43) クハ520-22
◆東京都区内-金沢間の運賃7,970円


metro 北陸本線で金沢に到着symbol6




JR西日本 特急〔能登かがり火5号〕 3005M列車 (金沢)

金沢和倉温泉行特急〔能登かがり火5号〕が出発を待っている。



金沢を出ると北陸本線から移管されたIRいしかわ鉄道線を走り、津幡からJR西日本の路線、七尾線に入って和倉温泉に至る。IRいしかわ鉄道線は交流電化(60Hz)だが、七尾線は直流電化。津幡を出た所に死電区間がある。


回送で列車が入ってきた


JR西日本 特急〔サンダーバード30号〕 7030M列車 [681系] (金沢)

金沢大阪行特急〔サンダーバート30号〕。プラットフォームで列車を待つ人の多いこと。



今は大阪直通だが、新幹線が延伸開業すると敦賀乗り換えが発生する。


(右)JR西日本 特急〔しらさぎ7号〕 7M列車 (金沢)

名古屋金沢行特急〔しらさぎ7号〕が到着した。まさに特急銀座である。新幹線開業前は特急〔はくたか〕も走っていた。ところで特急〔しらさぎ〕〔サンダーバート〕〔能登かがり火〕は681系か683系なのだが、パッと見でその違いが判らない。


新幹線のりかえ口



よもや八戸のように閉鎖される事はあるまいな。


乗車券 [区]東京都区内 ➡ 金沢(7,970円)

乗車券はここまで。在来線改札で「乗車記念 使用済」の印をもらい切符は持ち帰る。


駅の外へ出てみた


JR西日本 北陸本線 金沢駅・IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線 金沢駅《兼六園口(東口)》
(石川県金沢市木ノ新保町)

それにしても人が多い。外国人観光客の姿も見られる。


鼓門

金沢は何度か観光しているので今日は福井観光にした。門の写真だけ撮ってゆく。






いずれも令和5年9月18日撮影


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