游さんのお天気を見て…
中華民國105年11月29日星期二。台北の定宿で寝覚める。
テレビでお天気を見ていると、「冷!」なんて書いてあるが、温度を見る限り冷たそうではない。実に温暖な土地なのだと思う。夏は大変だが。
客室からの眺め!
客室の窓は明り取り程度の小さなもので、窓外を見るためのものではないようだが、今回初めてのぞいて見る。なかなか建て込んでいる。
早餐 朝食 Breakfast
地下にある朝食会場へ。味噌汁に麩の代りに油條を入れるのがお気に入り。今朝の果物はバナナといたって普通。ホテルに泊まる度に利用する食堂だが、ここも実に落ち着く。
食後にコーヒー
ごちそうさまでした。
東呉大飯店 東呉ホテル Dongwu Hotel (臺北市大同區延平北路)
台湾へは4泊5日の日程で来る事が多かったが、今回は3泊4日。お気に入りの東呉大飯店だが1泊だけしてチェックアウトする。またお世話になるでしょう。
カード履歴表示
朝市を眺めながらホテル最寄り駅の大橋頭站へ。悠遊卡の利用履歴を表示する装置が駅にあるので見てみる。最新の6件分しか表示されない。今回の旅行でのすべての履歴が見られればいいのだが。さて、今日はもう帰国しなければならない。空港に向かうまで、少しでも捷運の乗りつぶしをしてゆく。
新莊線 大橋頭(10:08)→忠孝新生(10:17) 3404
南港線 忠孝新生(10:23)→忠孝復興(10:25) 1141
台北捷運 文山線 忠孝復興站 (臺北市大安區忠孝東路)
地下鉄となっている捷運の新莊線と南港線を乗り継いで忠孝復興へやって来た。なお新莊線は直通運転する蘆洲線及び中和線と併せて中和新蘆線と案内されている。南港線は直通運転する土城線及び板橋線と併せて板南線と案内されている。地下にある南港線のりばからエスカレーターを乗り継いで、高架にある文山線のりばに移動する。文山線は以前は木柵線という路線名で、台北で最初に開業した捷運の路線。文山線は直通運転する内湖線と併せて文湖線と案内されている。
他の捷運路線と違い、新交通システムの路線!
復興南路・北路の中央を高架の軌道が伸びる!
プラットフォーム端よりガラス越しでなく写真が撮れた。
車両の写真も1枚!
4両編成の列車が走る。
捷運文湖線で忠孝復興站開車
かぶりつき (南京復興-忠孝復興)
文湖線は東京のゆりかもめ東京臨海新交通臨海線のように運転士は乗っておらず、無人運転をしている。台北捷運のウェブサイトに「文湖線班次密集 隨時加發列車 故原系統設計無固定時刻表」とあるので、時刻表はないのだろう。運転士はいないが、女性の乗務員が乗っており、各駅でプラットフォームに降りて安全確認をしている。
南京復興站に近づく!
南京復興は松山新店線の乗換駅。松山線と新店線は去年乗ってきたが、新店線の小碧潭支線にまだ乗っていない。南京復興の次の中山國中が文山線と内湖線との境界駅らしいが、下調べしてなかったので、何も知らずに内湖線へと入って行く。
松山飛行場の手前で線路は大きくカーブ! (中山國中-松山機場)
復興北路を高架で進んできた列車は速度を下げ、急な右カーブを曲がり、勾配を下ってゆく。空港の敷地が目に入る。
11月22日に運航停止した復興航空(GE)の機体が見える!
列車は坂を下ってゆき…
トンネルが見えてきた!
地下トンネルに入る!
台北捷運 内湖線 松山機場站 (臺北市松山區敦化北路)
地下駅の松山機場站に到着。臺北松山機場は昭和11年開港の台北飛行場(松山飛行場)。中華民國68年(1979)、桃園縣(現桃園市)に中正国際機場(現臺灣桃園國際機場)が開港すると、国際線はそちらに移り、松山は国内線の空港となったそう。前年の昭和53年、千葉県成田市に開港した新東京国際空港(現成田国際空港)に似ている。台湾高鐵(新幹線)開業で利用客は減っていたそうだが、中国大陸、そして日本への便も運航されるようになった。日本側が都内の東京国際空港(羽田)で、台湾側が臺北市内の臺北松山機場なので、アクセスはよいのだろう。漢字で書くと同名である伊予松山の松山空港へは何度もチャーター便が飛んでいる。ちなみに松山機場は軍民共用である。
地下トンネルの出口が見えてきた! (大直-劍南路)
空港の下を抜けるとすぐ地上に出るのかと思ったが、基隆河も地下で抜けるようで、次の大直も地下駅だった。この間の経路は空港駅へ大きく迂回しており、途中で計画を変更したのかなと想像する。
再び地上の高架区間となる!
基隆河の北側を走るが、台北の中心部と違い、また車窓が楽しい。
大湖 (大湖公園-葫洲)
沿線にはこんな公園があるのだ。
今度は基隆河を橋梁で越える! (東湖-南港軟體園區)
基隆河と高速道路を見ると、航空機事故の映像を思い出してしまう。現場はここから遠くないだろう。あの事故を思えば乗りたくない。運航停止にもなるだろう。
終点に到着!
30分くらいの乗車で南港展覽館站に到着。これで内湖線の乗りつぶし終了。鉄道と言うより何かのアトラクションのようで楽しかった。
月台(プラットフォーム)の様子!
捷運内湖線で南港展覽館站到了
文山内湖線 忠孝復興(10:35頃)→南港展覽館(11:04頃) 35B
◆大橋頭-南港展覽館間の電子票證28元
内湖線に乗っても、最短経路の南港線経由の運賃が適用されている。
回送列車が出て行った…
高架の内湖線と地下の南港線の乗り場を連絡するエスカレーター!
南港線は昨日乗っているので、ここで出場する。
台北捷運 内湖線 南港展覽館站 (臺北市南港區南港路)
台北捷運 南港線 南港展覽館站 (臺北市南港區研究院路)
通りの向かいの南港線の駅。地上の道路を渡らなくても地下に連絡通路があるようだ。昨日も来た駅だが、結局日中の写真を撮りたい。
地下トンネルより地上に出る鉄道線?
付近にトンネル出口が。在来線の縱貫線かと思ったが、架線が張られていない。では高鐵なのか。現在は南港までの路線だが、更に東に延びるのか。それとも車両基地でも作るのか。
こんなところにくまモンが!
くまモン、台北に来るんか?
南港展覽館站より南港站へ歩く!
昨日とは逆に南港まで歩いて見る。昨日は南港路を歩いたが、今日は市民大道を歩く。地下化された縱貫線の廃線跡が道路になったようだ。
高鐵と臺鐵の消火設備が並ぶ!
ここの地下には縱貫線だけでなく、高鐵も通しているようだ。やはり先程のトンネル出口は高鐵かと思うが、確信はない。
南港に到着!
台灣高鐵 南港站 (臺北市南港區南港路)
臺灣鐵路管理局 縱貫線 南港車站 (臺北市南港區南港路)
台北捷運 南港線 南港站 (臺北市南港區忠孝東路)
やはり写真は明るいうちに撮らねば。さて、ゆるゆると歩いてきたが、そろそろ帰国のために空港に向かわなければならない。松山機場なら台北捷運に乗ればよいが、桃園市にある桃園機場までは距離がある。南港からは高鐵に乗って行けばいいだろう。
自動改札機に切符の表面を上にして投入しても大丈夫です!
開業から長らく列車や区間が印字された面を表ではなく、裏にして(磁気テープの貼られた面を上にして)投入する必要があったが、ようやく改善されたようで、こっちが表だと思う面を上にして投入できるようになった。改札を入り、売店で飲み物を買ってプラットフォームに降りる。
車止めの方を見る!
ここを行けば先程のトンネル出口に至るかわかるが、線路内に立ち入ってはいけない。
台灣高鐵 825次列車 [700T型TR17] (南港)
左營 Zuoying
左營まで足を延ばしたい。今回は高雄どころか、北回帰線も越えていない。
0825號 自由座
南港は始発駅なので自由席で充分。
700T型の標準廂(普通車)の様子!
二人掛に…
三人掛の配置!
KIRIN 午後紅茶-檸檬紅茶(39元)
新幹線で午後の紅茶を飲んでいたら、もう日本に帰ったのかと思ってしまう。
日本産でもラベルには台湾向けの表示が!
あえて日本語の表示も!
高鐵で南港站開車
南港を出発した列車は地下トンネルを台北へ。今日も乗るなら昨日乗りつぶしに来なくてもよかった気もするが、捷運の乗りつぶしもあるのでいい。ガラガラの車内に台北からドッと乗客が乗り込んできた。やはりというか台北からの利用客が多い。
新幹線特急券 新函館北斗→新青森(4,450円)
單程票 自由座車廂 南港→桃園 (190元)
今年は北海道新幹線も乗ったし、高鐵の延伸区間にも乗ったし、もう新幹線の乗り残しはないな。ミニ新幹線は除く。
地上に出て川を渡る! (板橋-桃園)
板橋を出ると列車は地上を走る。速度も少し上がったようだが、まだ本気出してない。
縱貫線と分れる!
國道1號(中山高速公路)と交差!
昨日は高速バスより高鐵の列車を見て、今日は列車より高速道路を見る。
台灣高鐵 825次列車 [700T型TR17] (桃園)
新幹線の速さを感じる事なく、減速して地下駅の桃園に到着した。 (つづく)
高鐵 825次 南港(12:00)→桃園(12:32) 117-12 票價190元
高鐵で桃園站到了
いずれも中華民國105年11月29日撮影