咲き始めの桜、つぼみが混ざるのもかわいい
満開の花の蜜を堪能
【大漁桜にメジロ・パート1~和歌山市水軒にて 2024.02&03 撮影】
本日も引き続きよく晴れて、日差しのぬくもりを感じました。
あとから種まきしたコマツナ(小松菜)の一回目の間引きを行いました。写真は
作業後のもので、ここまでまずまず順調でしょうか。
間引き菜。
先に種まきしたほうは、本日から収穫開始です。全体の三分の一ほど引き抜いたので、
あと二回同じくらい収穫できると思われます。
今朝方厳しく冷え込んだあとは天気が安定し、暖かい日差しが降り注ぎました。
寒さの底を脱しましたかね、しばらくいいお天気が続くようです。
昨年植えて収穫を続けてきた細ネギ(九条ネギ)の植え替え作業をしました。少し前に
土の用意をし、植え替えるタイミングを計っていました。ただし、これまでネギの
植え替えってやったことないし、今頃の時期がいいのかどうか、正しい作業手順とかが
全然わからなくて、自己流、適当です。
小さなプランター×3個分に古い株のネギをばらして植え付けました。ネギは再生能力に
優れ、根さえあれば再度芽を出すはずなのですが…
地上部についていた良さそうなのを切り取っておきました。「ネギ飯」でもしなければ
消費しきれそうにないですね。野菜炒めに大量投入していただきましょうか?
昨年植え付けた古い株の一部を残しています。新しい株がうまく軌道に乗って収穫が
始まるまでこちらから刈り取り利用しなければならず、もうひとがんばりしてもらいます。
カメラをとりに戻り玄関を開けたら、庭にイソヒヨドリのオスがいました。作業後
水やりをしたので、水(水滴)でもなめに来たのかもしれないですね。
今朝一時雪が降って、うっすら雪化粧しました。
まだまだ花がたくさん残っているサザンカと雪とのコラボレーションです。
このあと、メジロも蜜を吸いにやってきました。
花壇も一面白くなりました。今日はここでの野良猫との攻防のお話です。
今年になってから猫が毎朝のようにやってきて、庭をほじくり返される被害に
合い続けていました。畝にした柔らかい土の部分を中心に、穴を開けては糞尿を
するを繰り返されます。被害に合った箇所やこの次狙われそうな箇所に園芸用の
支柱や植木鉢などを置いてカバーしますが、それをうまく避けるなどして穴を
開けられ、ニンニクの苗も数本被害に合いました。
ちょうどそのタイミングで花壇のレイアウト変更などを行っていて、花を植え
替えたりして柔らかくなった土もターゲットになり、被害範囲は広がる一方です。
臭いを嫌うという木酸酢を買ってきてスポンジに浸み込ませて数か所に置いて
みましたが効果なく、それならと、台所にあったお酢に替えてもまったく動じて
いないようでした。水を入れたペットボトルも試してみました。民間対処法で、
これは効果がないと聞いてはいても、藁にも縋る思いでやってみましたが、
案の定無駄足でした。いたちごっこならぬ「ねこごっこ」です。対策しても
効き目がないのでがっくりです。
それで、改めて物量作戦、猫の通り道になりそうな場所や穴を開けられそうな
ところに廃材などを敷き詰めて、できる限り覆いをしたのです。上の写真は雪が
被っているのでわかりづらいでしょうけど、庭の整理でできた不要なプランター
などを並べて邪魔をしました。それが功を奏したのか、以降猫の被害がなくなり
ました。ここまで約一週間くらい穴を開けられていません。まだ手放しでは喜べ
ないにせよ、心の平静を少しとり戻しました。ただし、せっかくブロックを
積み直すなどしてきれいにした花壇なのに、がらくた置き場のようになっていて、
見た目もよろしくなく、テンションがだら下がりです。しかし猫が復活すれば
元の木阿弥、少なくとも春まではこのままにしなくてはならないですかね?
昨日2月22日はニャン・ニャン・ニャンで「猫の日」でした。NHKラジオ
番組「ひるのいこい」から流れてきたのは、谷山浩子さんの『山猫おことわり』。
デビューアルバム収録のレア曲で、渋い選曲です。2曲目は何かなと待ち構えて
いると由紀さおりさんの『夜明けのスキャット』が… なるへそ、そう来たか!
このところ恒例になりつつある遡りパターンで、「秋期限定栗きんとん事件・
上下巻/米澤穂信著」を図書館でお借りしました。♪ ときが未来にすすむと
誰がきめたんだ~ ∀ガンダムがリバイバル放映中ですしね、関係ないけど。
改めて、西城秀樹さんの歌う主題歌、かっこいいですよねえ。
この秋期~の発表が2009年とのことで、続編「冬季限定ボンボンショコラ事件」
まで15年も待たされ、ファンはさぞかし待ちくたびれたことでしょう。中高生で
『小市民シリーズ』にハマった方々は、それぞれ年齢を重ね、生活環境も一変した
でしょうしね、登場人物たちは変わらず高校生のままだけど。後出しじゃんけんで
遅ればせながら楽しませていただいた身としては、待ち時間なしで読めるのが
メリットだとしておきます。
主人公のふたり、小鳩くんと小佐内さんは中学時代にある事件をきかっけに
知り合い、友達以上恋人未満のような付き合いをしていて、また、小市民を志す
同志的存在でもあったのに、「夏期限定トロピカルパフェ事件」を契機に別れ、
秋期~ではお互い別々の相手とのおつきあいを始めます。そして、小鳩くんと
小佐内さんの彼氏である一学年下の瓜野くんをそれぞれ語り手に、別々の物語が
交互に進められ、それがやがてひとつに結びつきます。これは続編冬期~で
過去と現在が最終的に重なる構成と少し似ているかもしれません。連続放火事件
にケリがついたとき、二人の関係を修復するべく、復縁を提案する小佐内さん
のセリフがいいですよね、「…白馬の王子様がわたしの前に現れるまでは…
わたしにとってはあなたが、次善の選択肢だと思う…」。従順そうな見掛けに
よらず、一筋縄ではいかぬ面倒くさいタイプなんですね、小佐内さんって。
カバー画を手掛けているのがイラストレーターの片山若子さん。アニメ版の
キャラデザインとはかなり異なっていて、私としては強引に両者を足して2で
割ったような容姿を勝手に思い浮かべながら読み進めました。あえて言うなら
小鳩くんはアニメ寄り、小佐内さんはイラストがイメージに近いかな。
小佐内さんは制服を着ていなければ小学生と間違えられかねないほど小柄で、
あどけなくて頼りなさげなんだけど、信念を貫く頑固な一面もあり、自分に
危害をくわえるような動きを察知すると、逆にわなを仕掛けやり返します。
今回ひとつ、小佐内さんと私との共通点を見つけました。それは、レシート
を本の栞替わりに使う点です。旅先の図書館で後日続きを読みたいときとか、
館の見取り図、登場人物の相関関係図など何度も見返したい箇所が複数ある
場合などにレシート挟んででしるしをつけるのです。レシートはけっこう
重宝し、ガムの包み紙にしたり、メモ書きに使ったりと、二次利用してから
捨て去ることが多いですね。あんまり溜まってくると、掃除の際一気に
捨てちゃうけども。
さあ、これでアニメ視聴の予習ができました、いつでもかかってらっしゃい!
ペアで行動し、樹上にいることの多いルリビタキのメスが
珍しく単独で岩場に降りてきて
すぐ目前で、しばらく寄り道してくれた
【ルリビタキのメス~十勝岳山麓にて 2024.10.09 撮影】
今朝は厳しく冷え込んで、和歌山市としては珍しく零度を下回りました。
日中は穏やかに晴れて日差しは暖かく、10℃を超えました。次週にはまた
雪の可能性がある日もあり、春本番はまだ先のようです。
プランター×2個分に残っていたチンゲンサイをすべて抜き取りました。
チンゲンサイは種も使い切っていて、これで食べ納めにもなります。
ふだんチンゲンサイを買ってきてまでは食べないので、また来期です。
くせのないお味なので、野菜炒め、鍋物の具材、スープなどにしておいしく
いただけました。今度はコマツナ(小松菜)の収穫が始まりますが、全般
あまり出来栄えがよろしくありません。当初種の古さのせいにしてたけど、
どうやら私の土の管理がいい加減なのが原因みたいです。前々からテキトー
だったのに、さらに最近輪をかけて出鱈目になったんですね。
まだまだ咲き誇るサザンカ。順次つぼみが開くので、花期が長い庭木です。
今期はつぼみがたくさんついていて、いつも以上に長く楽しませてくれて
います。
順番が回ってきて図書館でお借りできたのが、「冬期限定ボンボンショコラ事件/
米澤穂信著」です。新聞のミステリー小説ランキング記事で紹介されていたのが
読もうと思ったきっかけで、米澤さんはランキング常連者、この冬期~も三つの
ランキングで2位に選出されたそうです。
青春ミステリー『小市民シリーズ』四部作の完結編にあたる冬期~からいきなり
読み始めていいものかどうかが思案のしどころ、昨年アニメ化された『春期限定
いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』を先に見ていたので、
たぶん世界観にはついていけるだろうと思い切って手にしてみることに。ちなみに、
すでに『秋期』と『冬期』もアニメ化が決まっているようで、期せずして、私と
しては珍しく、原作を先行して読んでいる作品を近々アニメで見ることになります。
ただし、冬期~巻末の解説文には「予備知識なしで読んでこその趣向が秘められて
いるので、できたら春期~だけは先に読んでおいたほうがいいでしょう…」と
薦められていて、これから読まれる方は、それに従ったほうがいいかもしれません。
昨年アニメ化されたばかりで、私としては「最新作」の感覚なのに、実は小説版
春期~の発表からすでに20年も経過しているようです。もしかしたら携帯電話から
スマホに進化するなど社会情勢にも変化があり、細かい設定が微妙に変わっている
可能性もありますかね。
さて、私はアニメ版と小説版で、同シリーズとはいえ違うタイトルの作品にしか
触れていないので、かなり強引に両者を比べてみての感想は、小説版のほうが
ずっと面白かったということです。すでにテレビシリーズは消去していて見返せず、
記憶をたどるしかないのですが、アニメ版が少々まどろっこしく感じるのは、原作
では主人公・小鳩くんの独り語り、モノローグがたいへん多く、これを動画として
処理するのが難しいからではないでしょうか? 原作のニュアンスを重視して表現
しようとすると、静止画のまま膨大なセリフ量が必要でしょうし、動きがあって
こそのアニメでは、アクションが少なくなり物足りないのかもしれません。特に
この冬期~では、小鳩くんはひき逃げ事故にあい、体が自由に動かせずほとんどが
ベットに横たわったままで、より一層「静」の場面が延々続くことになるので、
脚本がさらに重要になるでしょう。その点を含め、どうアニメ化するのかとても
興味深いところです。
中学時代、自分たちは推理力に長けていると思い込んでいた二人は、積極的に
事件に関与、謎解きを披露しますが、ある失敗をきっかけに高校では『小市民』
として、なるべく目立たないようにすることを目標にします。しかし実際には
次々と事件に遭遇し、禁を破るかのように、否が応でも謎に挑むことに。冬期~
ではその失敗した事件が回想され、そこで小鳩くんと小佐内さんが初めて出会った
いきさつが語られて、やがてその過去の事件が小鳩くんがひき逃げにあった現在と
結びつき、緊迫のラストへと事態は静から動へ急展開するのです。
シャーロック・ホームズ読書シリーズ第九弾、「シャーロック・ホームズ全集9・
シャーロック・ホームズの事件簿/アーサー・コナン・ドイル著」を図書館で
お借りして読みました。ホームズとの長い旅もこれで終わり、感慨深いですね。
これ以前に、ホームズ・シリーズは何度か終わりを迎えるタイミングがあり、
都度不死鳥のように蘇りました。前回の全集のタイトルが「~最後の挨拶」、
ホームズの示唆に富むようなセリフできれいに物語が締めくくられていたはず
なのに、それでもなおまた筆をとったのは、ドイルの経済的理由が大きいそう
です。晩年「心霊術」の研究などにのめり込んだドイルには、それ相応の資金が
必要だったとのことです。
でもまあ理由はともかく、60歳を超えた晩年のドイルがもうひとがんばり
してくれたことで、さらに12編もの短編を残してくれたのですから、感謝
しかないですね。円熟味をさらに増し、よりこなれた文章で読みごたえがあり、
私は~の事件簿をけっこう気に入りました。しかしさすがに斬新なネタは枯渇
したのか、『三人ガリデブ(三人のやせ型と太っちょ?←違います)』の
ように、以前の『赤毛同盟』の焼き直しのようなストーリー展開も散見する
せいか、一般的には、この短編集はあまり高い評価を受けていないようです。
私が気に入った作品は、『這う男』とか『サセックスの吸血鬼』みたいな
超常現象まがいの怪奇ホラー的な作風のものです。心霊術研究に傾倒していた
ドイルは、さらにホームズ譚を書き連ねていたとしたら、こうしたオカルト風
な作品を数多く残したのかもしれません。ドイルが怪奇ミステリーの始祖的
存在でもあったとすると、一見超常現象が引き起こしたかのような事件を、
科学的見地で解決するという流れは、たとえば現在放映中のテレビアニメ
「天久鷹央(あめく たかお)の推理カルテ」などなど、その後も途切れること
なく現在に至るまで影響を与え続けていると言えましょう。天才女医・天久は、
摩訶不思議な事件をあくまで医学的・科学的知見を駆使して解き明かします。
余談ですが、マンガとかラノベとかが原作のミステリーもかなりレベルが高く、
小説と比べてまったく見劣りせず、卑下する必要性はまったく感じられません。
この前まで第二期が放映されていた「鴨乃橋(かものはし)ロンの禁断推理」
などもとても面白く拝見しました。鷹央やロンもホームズに負けず劣らずの変人、
奇人、頭は切れるが性格は破綻気味、私生活はかなり奇天烈なのがお決まりで、
このあたりも、脈々とドイル・イズムが引き継がれていると言えますかね。
どれにしようか思案中
運ぶ
運ぶ
運ぶ
落とす
くわえ直す
【貯食を繰り返すナキウサギ~十勝岳山麓にて 2024.10 撮影】