【緑の花束を君に~十勝岳山麓の黒いナキウサギ 2023.10.30 撮影】
【人生は一本の長い煙草のようなもの~十勝岳山麓の黒いナキウサギ 2023.11.04 撮影】
♪ 僕は何を描くだろう
果てのない 暗い夜空に
どんな悲しみを どんなときめきを
この先いつか出合うはずの
誰かのことを思ってみる
顔さえ知らない きみを想ってみる
ふいに涙がこぼれた
泣きたい理由もないのに
僕の知らない未来を
涙はみつめている
たとえば僕の人生は
一本の長い煙草のように
想いを燃やして 想いを燻らせ
長く長く 煙はのびて
細く細く 空へとのびて
やがては薄れて 見えなくなっても
香りだけは消えずに
いつまでも 旅をつづけて
ある夜 誰かの夢に
静かに とどくだろう
たとえば僕の人生は
一本の長い煙草のように
想いを燃やして 想いを燻らせ
明日は何を描くだろう
果てのない 暗い夜空に
どんな悲しみを どんなときめきを
(人生は一本の長い煙草のようなもの/詩・曲・歌:谷山浩子)
義弟がふるさと納税し、その返礼品のひとつを我が家宛に送ってくれたのが
この立派な胡蝶蘭(コチョウラン)です。おそらく相当値が張るシロモノだと
思われ、買うとびっくりするくらいお高いのでしょうけど、胡蝶蘭は長く咲き
続けるので値打ちがありますよねえ。
少し前に庭の木々を剪定した際、裏庭のナンテンの実が今期は鈴生りで、伐採
するには忍びなく、正月飾り用に残しておいたのを、今日一枝切りとりました。
このところ、連日のようにヒヨドリの鳴き声がすぐ間近から聞こえるようになり、
危険を感じたからです。残った大量の実は捨て置いて、野鳥たちのエサになり
ますかね。
同じく裏庭のセンリョウは、今期は赤色の実はほぼ壊滅状態で、黄色い実のみ
かろうじて一枝たわわに実りました。夏場半場放棄して、ほとんど水やりできて
いなかったのですから致し方ありません。
ナンテンは床の間に、センリョウは玄関先に飾ります。当初両者のコラボを
考えましたが、生け花を習ったこともない私には荷が重く、すぐにあきらめ、
枝ごと花瓶に突っ込んだだけです。
2024年の秋アニメが続々終了しています。なかなか充実したラインナップで、
リバイバル放映されたものでは、「大きく振りかぶって」「カウボーイビバップ」
「魔法少女リリカルなのは」などなどを楽しく拝見できました。ちなみに、
リリカルなのはのエピソード・タイトルはすべて「~なの」で統一されていて、
今回のブログ・タイトルはそれに倣ってみました。おそらく99%の方が
気づかないでしょうから、「リリカル・マジカル」元ネタをバラしておきます。
新規放映されたアニメ作品もレベルの高いものが目立ち、中でも抜きん出ていた
のが「チ~地球の運動について~」と「ダンダダン」でしょうか。ダンダダンは
怪奇+SFをベースに、ギャグ、バトル、ラブコメ要素を加えたごった煮で、
予測不能な展開、Creepy Nutsが歌う主題歌から、ずっと真夜中でいいのに。が
担当したエンディング曲まで、寸分の隙のない高密度な丸ごとパッケージングに
唸ります。チ~は第2クールまで連続放映、ダンダダンはすでに第2期の制作が
決定され、まだまだ楽しませてくれそうです。
1月からの冬アニメも楽しみで、まずはNHKで早くもリバイバル放映される
秀作アニメ作品「スキップとローファー」ですかね。主人公が能登出身、かなり
間接的ではありますが、視聴することで能登地方を応援することにつながるの
だと信じ、登場人物たちの青春群像劇を見守りましょう。初回放映を見逃して
いる方々にも広くお勧めしたい優れた作品です。
長年使ってきた三代目CDプレーヤー・DENON(デノン)DCD-1650AEが少し前から不調で、
保証書を確認すると2006年1月購入、すでに18年も使い続けていたことがわかり、
あまりためらわず買い替えを決意しました。
初代がSONY、二代目がDENON(デンオン)だったので、すると四代目はどうしようか
と思案する間もなく、メーカーはデノンに決定。一時期復活の気配もあったピュア・オーディオ
市場は再び冬の時代に逆戻り、メーカーを選べるような状況ではありません。型番から判断
すると、1650の後継モデルはDCD-1700NEとなるようですが、今回はワンランク上位グレード
のDCD-2500NEという機種にしました。2500は発表されたのがずいぶん前で、「旧モデル」
という位置づけなためか、1700と比べるとお買い得感があります。ちょうど今月、2500の
後継機にあたるらしいDCD-3000NEというモデルが新たに発売されたばかりですが、実勢価格
で20万円ほどの値段差があり手が出せそうになく、候補機種からは即除外されました。
どかんとデカい段ボール箱で届けられた2500、ウソかまことか日本製です。13.7㎏もあり、
ズシリと重いです。オーディオ好きの旧人類は、「重量は高品質、高音質に比例する」こと
を骨の髄まですり込まれているので、機種選定の際、目方のあるほうを選ぶ傾向にあります。
高品位のパーツはしっかりしたつくりなので、高級機、高性能機は重量が増すことが一般的
なのです。しかしこれから先老いゆく身、再セッティングで動かすときなど重いと難儀する
ことは目に見えていて、考えを改め、呪縛から早々に解き放たれたほうがいいと思いますわ。
リモコン、電源ケーブル、接続コードなどの付属品一式。ピンコードはお粗末で使う気に
なれないし、電源ケーブルもむしろ1650よりも品質が落ちているみたい見える。こういう
細かなところでクオリティの高さ、違いを競っていた時代が偲ばれます。もはや、競争相手
がほとんどいないので、細部で差をつける必用もないのでしょう。まあでもこの状況下、
デノンは淡々とよくやってくれているほうだとは思います。
すべてラックから出して掃除する…つもりでとりかかりましたが、やっぱり面倒になって
やめちゃって、MDプレーヤーと入れ替えに2500をセットするにとどめました。1650と
大きな違いのないデザインで、シンプルで飽きず、そこそこ高級感もあります。一番の
違いはトレイが薄くなったこと。正直信頼度が低くなりチャチっぽいし、すぐ壊れない
か心配になります。CDソフトをセットする溝が浅いので、慎重にトレイに乗せる必要も
ありそうです。酔っぱらって操作する機会が多いので、大丈夫かなあ、自信がありません。
あと、操作の反応がかなり鈍いのも気になります。1650の反応がけっして速かったわけ
でないのに、さらにワンテンポ動作が遅れます。CDプレーヤーが発売された頃、操作
フィーリングの軽さ、スピードで他を圧倒したのがソニー機でした。しかし時が流れ、
いつの間にか作動スピードを競うことはなくなり、むしろ適度な重さ、より安定した
操作感が重視される傾向となります。それにしても2500はちょっと遅すぎませんか?
自分の感覚よりも反応がワンクッション遅れるので、正直戸惑うんですよね。ゆったり
していることで高級感を出そうとする演出かもしれないけれど、これで成功している
のでしょうか? 慣れるしかないことはわかっているのですが…
少し前からSACD(スーパーオーディオCD)を読み込めなくなり、CDソフトのみ細々
と聞いていた1650、それすら動作が心許なくなってきたのであきらめることにしたのです。
ここまで一度も音飛びするなどの故障することなくがんばってくれ、感謝しかありません。
完全に壊れてしまったわけでないので、もうしばらく手元に残しておきます。
そしてさっそく2500を視聴してみました。悪くないですねえ、いい感じです。ただし私の
脆弱な耳では、1650から大幅に音質アップ、進化しているようにまでは聞き取れません。
もう少しエージングが進んで音質が安定したら、1650との聞き比べもしてみたいと思います。
今日は冬型の気圧配置が若干ゆるんだようで風が収まり、この機会を逃さず
レモン収穫をしておきました。北寄りの風がビュンビュン吹いていると、
外の作業をする気になれません。
レモンは熟成が進み、かなりレモンイエローに色づいてます。今回の30個で、
これまでの分と合わせ計80個になり、木にはまだ今日の分と同じくらい
ぶら下がっているように見えるので、100個越えはまず間違いないようです。
今期も大量収穫となりそうですよ。
図書館で順番が回ってきたのは、「バーニング・ダンサー/阿津川辰海著」、
少し前に同じ著者の長編作「黄土館の殺人」を読んですぐのタイミング、
これだけ立て続けに大作を発表されているところを見るにつけ、阿津川さんは
筆が乗っている旬の作家のひとりなのでしょう。
黄土館~が本格推理もの「静」だったのに対して、こちらはハードボイルド調
アクション編「動」と趣きはかなり異なっていて、警察小説もの、あるいは
超能力バトルものなどのジャンルにも含まれそうなミステリーです。やや硬質な
阿津川さんの語り口からすると、前作よりもこちらのほうがよりハマっている
ように思われ、引き込まれて一気読みに近いような勢いで完読しました。
ただ、各々異なった特殊能力を持つ者が正義(この作品の場合警察組織)と悪
(テロリスト)とに分かれ対峙する設定は、アニメ作品などでもよく見かける
構図で、どれが大元かは存じませんが、たとえば人気作「TIGER & BUNNY」
などでも特殊能力者同士のバトルが描かれていて、バーニング~の根幹を成す
メイン設定は既視感があるもので、正直目新しさには欠けます。また唐突に
「ロカールの原則」が語られるなど、おそらく阿津川さんがこれまで影響を
受けてきた先達らの引用がランダムに散りばめられ、それが作品全体を通して
の統一感を少し阻害しているような気がするのが惜しいところでしょうか。
そして、これは誉め言葉になるかどうかはわかりませんが、このままアニメ化
されてもおかしくないような視覚に訴えてくる作品でもあります。どんでん
返しの連続で、「巨悪」はまだ眠ったまま、続編にも期待したいところです。
昨日お昼頃和歌山市でも、雪に近いようなのが降りました。雪として観測されなかった
みたいなので「初雪」とはなりませんでしたが、連日真冬並みの寒さが続きます。今朝
も1℃台まで気温が下がり、霜が降りていました。明日以降また冬型気圧配置が強まる
みたいですし、風の穏やかな今日のうちに外の作業をしておきました。
最初に種まきしたチンゲンサイを間引いて最終形態にしました。このところの愚図つく
天候で日照不足気味なのか、思ったほどには育ってませんでした。収穫は早くても
年明け以降でしょう。
後から種まきしたほうは二回目の間引き。二つあるプランターのうち一つは極端な
生育不良で、あきらめたほうがいいかもしれません。どうやら土の再整備から
始めたほうが良さそうです。
間引き菜。
このところ我が家に新顔の野鳥の小鳥が連日やってきて、羽にある白斑を手掛かりに
ネットで調べたところ、ジョウビタキのメスであることが判明しました。繁殖期以外は
単体でなわばりをつくり、人をあまり怖がらず近づいてくるなど特徴も一致していて、
まず間違いないでしょう。少し離れたところから私の行動を監視しているのか、作業が
終わるやいなや飛んできて、草引きして地面をほじくり返した箇所でエサを探しています、
賢いよねえ。
ニーチェア(Nychair)との最初の出会いは35年以上前のこと。当時勤めていた
職場への道すがら、ちょっとおしゃれな家具店があり、その店先に展示されていたの
がこの椅子でした。売価は1~2万円くらいだったようにおぼろげに記憶していて、
薄給の私には当時としてはけっこうなお値段だったし、何日もかけ散々迷って、
やっとこさ購入を決めた覚えがあります。帆布のカラーは黒、その頃は選びようが
なくて、たぶんその色一択でなかったかな(現在黒はラインナップから外れているよう
です)。デザインと座り心地の良さに満足して使っていましたが、それから何度か
引っ越しなどするうちにあまり出番がなくなり、やがて処分したのです。
再会は数年前、場所は北海道東川町の図書館でした。東川は「家具の町」としても
知られることから、館内にはチョイスされた座り心地のいい椅子が設置されていて、
そのひとつがこのニーチェアだったのです。いや~懐かしかったですね、今でも現役
なんだと感激したし、自分に先見の明があったかもと思いましたよ。購入できるのか
とネットで価格などを調べると、一脚51,700円することがわかりました。時が
流れあれから物価も上昇し、この価格設定は致し方ないようにも思えます。それでも
やっぱかなりいいお値段ですよねえ。それもあって購入をためらっていたのを、今回
ようやく重い腰を上げて買うことを決意しました。
商品は、大きな段ボール箱に梱包されて届きました。
帆布(背もたれと座面)と脚との接合は、自身でドライバーを使いネジ止めが必要です。
昔からそうだったのでしょうけど、このあたりの当時の記憶が完全に欠落しています。
10分足らずで組み立て完成。
現在は帆布の色5種類×ひじ掛け2種類の組み合わせから選択でき、私はグレーと
オーク材を選びました。和室でも洋室でも場所を選ばず使えそうな無難な色調で、
納得しています。
ニーチェアの最大の特徴は、こんなシンプルなつくりなのに、座り心地が抜群に
いいことです。読書にも最適だし、ウトウト居眠りも極楽気分なのです。
もうひとつの特徴は、軽くて折りたためるので、場所移動が容易に行えること。
一階と二階の行き来もあまり苦にならず運べ、読書に適した環境の部屋へ移動し
つつ、最適ポジションを選べると思います。
オットマンも別売りで用意されていて迷いましたが、3万円以上するので、今回は
見送りました。でもやっぱり買い足したいなあ。より充実したニーチェア・ライフを
送れること請け合いなんですよね。
古い種がまだ残っているので少々もったいない気もしますが、あまりにも
発芽率が悪いとへこむので、新たにコマツナ(小松菜)種を買い増しました。
そしてさっそくプランター×2へ種まきしました。
我が家でそれなりに葉物野菜が育つのはこれから数カ月間だけなので、
チャンスを逃さずつくりたいと思います。
また、ビオラの株を計8つ購入、鉢×2へ植えつけました。夏場の手入れが
至らず、枯れた花が目立ち貧相になっている我が家の庭。年末年始、少しは
見栄え良くしたいと思いまして…
北海道で見ることのできる野鳥の小鳥で、一番人気がこのシマエナガ
私はこれまで見かけたことがなく(いや、見ていても知らなかっただけなのかも)
この日も岡山のAさんに教えてもらい初めて気がついて
遅ればせながらシャッターを切った
10枚程度ピントが合った写真があったが、残念ながら正面顔が一枚もない
正面からの顔が一番かわいいと思うのに…
この写真が唯一かろうじて両目が写っているものだ
冬場はもっとモフモフなお姿なのだという
次回写せる機会があるのだろうか?
【十勝岳山麓のシマエナガ 2023.11.01 撮影】
忘れた頃…ようやく順番が回ってきたのが、「あなたが誰かを殺した/東野圭吾著」
です。たしか朝日新聞で紹介されていたのが白井智之さんの「エレファントヘッド」
と同じタイミングでしたから、手元に届くまで、一年半以上待たされたと思います。
東野さんがベストセラー作家であることは存じ上げていて、しかも前評判上々の
人気作品、これは致し方ないかもしれません。
あまりの売れっ子作家は逆に敬遠してしまいがちなわたくし、東野さんの名前は
当然見聞きしてはいても、これまで読む機会がなかったし、進んで読んでみたいと
思ったこともありませんでした。しかし新聞で取り上げられていたのをきっかけに、
いい機会かもと予約しておいたのでした。
なるほどこれは幅広い人気があるはずだとすぐに気がつきましたよ。まず、文章が
わかりやすく平易、難解な専門用語が羅列されることなく理解が容易だし、また、
設定もあまりに複雑すぎず、敷居が低いので誰でも取っつきやすいのが、絶大な
支持を集めるひとつの要因なのでしょう。そのくせ、導入部、淡々と話が進んで
いると思いきや、突如大量殺戮事件が発生、事態は一気に暗転し、その場面転換の
手際が鮮やかで、そこからは読む手が止まらなくなります。しかも事態は二転三転、
最後に驚愕の事実が明るみにされるなど、読み終わるまで興味が尽きることが
ありません。
これぞ人気作家の神髄を垣間見たことで、今まで出版されている膨大な作品群を
改めて読んでみたい気持ちが生まれる一方、新刊書にも目を向けたくなりました。
それでさっそく最新刊「架空犯」を予約してみると、遥か彼方向こうの予約順です。
そのうち館内の蔵書数が増やされて、少しはペースアップが期待され、待機期間は
徐々に縮小されていくでしょうが、それでも今回も、一年以上待たされるのは
間違いないようです。忘れた頃また、順番が回るでしょう。