何度もご登場願っている「ドイツの友人」は技術者である。彼が言うには、「半月も職場を離れるのは不安であろうから、日本で毎日受けているメールをドイツでも送受信できるようにしよう」という。
ついては、「これこれのデータをよこせ」と、私の最も苦手な「IDのパスワード」の、はては「受送信サーバー、DNSサーバーの番号」などを請求してくる。私はその都度、プロバイダーさんに電話をかけて、つたない会話を交わしながら聞き出す・・・。それでもついに十分とは言えず、ドイツの友は「プロバイダーの電話番号を教えろ。俺が直接話す」と相成った。
すったもんだの挙句、ようやく本日「完了!」した。
これは良いことであったのか?
家族一同、「旅行先でまで、仕事のメールを見るなんて最低!」と猛反対だ。反対どころか軽蔑の眼で私を見ている!
手づくりも、ここまで来ればオシマイかもしれない。
旅は、完全な準備が作り上げるものでもあるまい。
何も無いところを歩いた驚きが旅かもしれない。
・・・俺は何か間違っているのかもしれない
しかし、明後日はその旅に旅立つ・・・・・・