旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

「世界にたった一つの花」さん、有難う

2008-02-02 16:27:23 | 時局雑感

 

 前回の「『葦の手帖』のこと」という投稿に、「世界にたった一つの花」さんより、「夢って力だよね」というコメントをいただいた。
 このコメントはうれしかった。これをくれた方は誰だろう? としきりに思った。あの人かな?いや彼かな? などと思い当たる人の名前が何人か浮かんだが、「いや全く知らない人であろう」ということに決めた。未知の人とほんの少しでも「共通の世界」を持つことが出来れば、こんなうれしいことはないから・・・。
 この「一つの花」さんは、本の値打ちは「数よりも質である」と書いた私の主張に共鳴してくれた。一冊の本が、それはたとえ全国の書店に並ばなくとも、書いた人から身近な人に手渡され、それが渡された人に小さな夢でも与えるならば、それこそ本の役目であり、それはやがて大きな力を生み出していくだろう。
 このコメントは、「このような発想をするブログの発信者に拍手!」と結ばれていた。
 私のブログは、一日のアクセス数は平均40~50、読んでくれるページ数も100に満たない。これまで何度も書いてきたように、ITの世界は素晴らしい技術の陰に多くの危険が潜んでいる。実に下劣なコメントやトラックバックが付いてくる。だから私はそれらと一線を画しつつ、愚直に自分の考えを発信し続けることだけに務めている。
 それは、このコメントのようなうれしい広がりが、年に一つでもあればいい、と思っているからだ。のめりこむことなく、二日に一回の投稿ペースを守っているのもそのためだ。

 コメントの投稿者が「世界にたった一つの花」というのもうれしかった。思えばSMAPが紅白歌合戦で「世界で一つだけの花」を歌ったのは何年前だったっけ。あれは私には衝撃的だった。日本は少しずつ変わっていくのではないか・・・?などと期待したものだ。
 その後、これまたコメント者が引用した寺島実郎氏の『脳力のレッスン』を教材に社内で勉強会をやったりしたことを思い出した。その中に「一つの花」を書いた寺島氏は、現代知識人の中でも最高水準の一人だと思っている。
 「同じ思いの人が身近にたくさんいるのではないか」とうれしくなった。

 重ねてお礼を言います。「世界にたった一つの花」さん、有難う。夢って本当に力だと思います。
                            
                                          
 


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