10日の「卵酒(たまござけ)」について,Nさんから素敵なコメントを頂いた。
Nさんも私同様、子供の頃風邪をひいてお母さんにたまご酒を飲ませてもらったという。そのことを懐かしく思い出して、私のブログにコメントを書いてくれた。しかもNさんはもっと素敵な体験をなさっている。ザルツブルクにいた頃の寒い夜、滞在先のおばあさんに「香辛料のきいた熱いワイン」を頂いたことが忘れられないと言う。
そしてNさんは、それが風邪に効くかどうかより、「それを作ってくれた人の心づくし、愛情がわたしを風邪から守ってくれた」と書いている。実に心温まるコメント、本当に有難う。
ザルツブルクにも、たまご酒のオーストリア版があるのだ。もっと言えばどこの国にもあるのだろう。温まる酒としては、日本には「生姜酒(しょうがざけ)」というのもある。これは酒に香辛料を入れたものと同じといえよう。しかも生姜は漢方薬でも様々に使われるので、これも酒のジャンルではなく薬であろうから、成年、未成年にかかわらず飲んでいいのであろう。
私は未だザルツブルクに行っていない。サウンド・オブ・ミュージックに因んで「思い出のオーストリア」という題でブログを書いたのは、ちょうど一年前の昨年2月7日だ。私はそのブログで「ザルツブルクに行きたい!」と叫びに似た記事を書いた。Nさんのコメントで再びザルツブルク願望がよみがえった。昨年秋ミュンヘンにまで行ったが、ほんのの国境を越えるだけの位置まで行ったのに、ミュンヘンから逆方向のロンドンに飛んだ。
ザルツブルクはいつまでも私の夢だ。その夢が実現したら「香辛料のきいた熱いワイン」を何としても飲んでみたい。