穏やかな新年を迎えた(2日のブログ)ように、今年一年も穏やかでありたい。
昨年の暮れから会社勤務を週2日にしてもらった。原則火曜日と木曜日で、しかも10時半出勤だ。会社には迷惑をかけるが、所詮大きな役に立つことは出来ないので、徐々に引かせてもらうしかない。
考えてみれば、三井銀行を経て三井ホームリンケージに勤めていた頃をピークに、その後は「人生の縮小再生産期」に入っていたと思う。体力的にも能力的にも衰えは隠せず、少しずつ引いて行くしかないのだ。もちろん、従来とは別の活動分野というものは常にあるものだが。
そしてここに来て、いよいよ「人生の始末期」に入る。これは決して後ろ向きな、悲しい時期を意味しない。人が、自らの人生を振り返りつつ自ら始末をつけていくということは、素晴らしいことでむしろ前向きな生き方だと思っている。
拡大再生産の時期は、物を生み出しいかにも前向きに見えるが、同時に悪をもたらし(環境破壊など)、人を傷つけあう(格差の拡大や、貧困層の創出など)。人類はそれを修復し、補い合う時期を経ながら発展して来たに違いない。
酒も旅もほどほどにしなければなるまい。計らずも初詣のおみくじが「旅行 さわぐな」と示してくれた(2日のブログ)ように、少なくとも「はしゃぎまわる」ことは慎もう。ペースを落とし内容を濃くしたい。その意味では前向きの年にしたいと思っている。
ブログも少し書きすぎかもしれない。二日に一回のペースで4年間書いてきたが、これもそろそろ縮小再生産で内容を濃くする時期かもしれない。もちろん、回数を少なくしてそれだけ内容を濃くすることなど至難の業で、そんな能力は持ち合わせないが。
この齢になっての「一年の計」なんて、なかなか難しいものだと思っている。