「今日は七草粥(ななくさがゆ)ね・・・」と言いながら、ワイフが買い物に出かけた。
私はそれに気づいて、玄関回りの松飾や正月飾りを取り外した。早くも松の内が過ぎようとしている。
昔は、「松も取れた、さあ、働くぞ」と正月気分をとり払う転機にしたものだが、今やそれほど肩に力を入れることもあるまい。仕事に手を抜くつもりはないが、時の移ろいにも自然体で向かいたい。
来週から2月初旬にかけては、新年会含みの様々な集まりが続く。自分が中心の会からお付き合い的なものまであるが、これらも、無理をせずに流れにまかせて行くとしよう。
心配なのは酒の量だ。このところ齢は重ねるが酒量は減らない。元気な証拠ですよ、と言ってくれる人もいるが、どこかで沸点を越えてとんでもないことになるのではないかという不安も強い。まあそれも成り行きというもので、それこそ自然体なのかもしれないが。
今年のテーマのひとつは、昨年末に粗原稿を書き上げた『旅のプラズマパートⅡ~世界の酒と食』を纏めあげることだ。出版物になるかどうかは分からないが、趣味の世界(酒と旅)における自分の来し方の集大成と思っているので、とにかく纏めておきたい。
もうひとつは、体力的な限界からそろそろ怪しくなった海外旅行に出かけることだ。3月に「オーストラリア・ニュージーランド」の予定があり、正月に入って「9月ごろ、西安・敦煌に行かないか」という話が飛び込んできた。前者は既に申し込みを済ましてあり、初めての南半球を楽しみにしている。後者は極めて不確定であるが、西安・敦煌には一度行ってみたいと思っていたので気が募る。しかしこれこそ体力が気になるが、呼びかけてくれた人が同年齢(75歳)の酒博士であるので、「お互いに無理のないところで・・・」と言うことになるかもしれない。
その他いくつかテーマはあるが、あまり欲張らないことにしよう。