旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

阿蘇高岳のミヤマキリシマ、久住高原の露天風呂

2012-05-26 13:43:49 | 

 

 高校同期生喜寿同窓会に帰ったついでに、ふるさと臼杵の旧家(弟が在住)で寛いだ。そして思いがけずも阿蘇を訪ねる機会を得た。阿蘇には何十回も行ったことがあるが、当時(昭和二、三十年代)は、バスで三重に出てそこから本数の少ない豊肥線列車で出向いた。四、五時間は必要だった。しかし、いまは高速道路が完備され二時間もかからない。早ければ一時間半で行けるという。
 一瞬信じられなかったが、朝食後ひと休みして9時前にわが家を出発した車は、弟の運転で快適に走り、11時にはミヤマキリシマが咲き誇る高岳中腹の仙酔峡に立っていた。久しぶりにまじかに見る鷲ヶ峰とミヤマキリシマが調和して美しかった。
 
 仙酔峡を堪能したのち、車は外輪山に出て久住高原に向かう。外輪山城山展望所から阿蘇伍岳を振り返ると、昔から言い伝えられた「女性(仏?)の寝姿」が懐かしく横たわっていた。

 

 
女性の寝姿の阿蘇五岳(左の根子岳が顔、真中の高岳が胸…)

 昼食を済まし車は緑の久住高原をすっ飛ばす。野焼きした後の柔らかい緑の高原がどこまでも続き、今度は久住の山々(九重山、大船山など)がぐんぐん近づく。これまた懐かしい山々で、何度登ったことだろう。その久住山塊を背に、湯舟から遠く阿蘇五岳を望む“高原の露天風呂”に浸かった。露天風呂からそのまま続く草原を素裸で歩いたりして、おいしい空気を満喫した。これ以上の幸せはないと思った。
 
 久住高原の露天風呂から阿蘇根子岳を望む
 (このほか草原から根子岳を眺める素裸写真があるが、
    風紀上掲載は慎む)     

 4時過ぎには我が家に帰りついたので、阿蘇も久住も本当に近くなったのだ。阿蘇の写真だけでは悪いので、最後に久住山の写真を。

  


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