一昨日の投稿に同名の題で写真を載せたように、わが家の庭の紅梅が満開期を迎えた。書斎の窓越しに一日中眺めて楽しませてくれる。
満開などと言っても小さい花房は何か頼り気なく、注意してみなければ花かどうかも見落とすほどだ。ただそれだけに、何とも清楚で健気(かなげ)だ。通年なら最高気温は10度を超える時節であるが、このところ寒気が厳しく、10度以下の日が続いている。その中で寒風に耐えながら、小さい花びらを精いっぱい広げようとしているところが健気なのだ。
この紅梅については何度か書いたが、娘の誕生を記念して植えたものだ。だからもう、世にいうアラフォーだ。当初は私たちの背丈ぐらいであったが、今や二階に届くまでになっている。「(桜切るバカ)梅切らぬバカ」というが、私はハサミを入れたこともなく、また庭師も3,4年に一回しか入れないので、ぐんぐん伸びてしまった。
しかし、梅の木はよくしたもので、下の方からも小枝を伸ばして、そこにもチャンと花を咲かせてくれる。しかも桜と違ってかなり長く咲き続けてくれる。そこがまた清楚で健気だ。