旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

北の海より“海の味覚”が届く

2014-09-08 14:55:02 | 時局雑感


 新聞の朝刊を広げながら錦織圭選手の快挙(全米オープン決勝進出)を喜んでいると玄関のチャイムが鳴る。ドアを開けるとヤマト運輸の配達員さんが、「冷凍ものですよ」と段ボール箱を渡してくれた。同僚のMさんからだ。
 開けてみて驚いた。シマホッケのひらき、イクラのビン詰、タラ子コハラ、イカの一夜干し、松前漬…などが次々と出てくる。みんな私の好物だ。中でもイカには目がなく、今夜の酒肴は一夜干しとまず決める。
 タラ子はみんな好きで、中でもイクラは娘の大好物、ワイフは漬物を好む。大きなホッケのひらきは2枚もあるので、当分晩酌の肴には事欠かない。毎晩の夕食が楽しみになってきた。

 取扱店を見ると、『かにの北遊』(函館市大手町22-2)とあるので、Mさんは北海道に行ったのだろう。どんな旅をしたのだろうか? 私が函館を訪ねたのは、もう何十年か前になる。石川啄木の跡を追ったが、そのほかにも見るところがたくさんある町だった。
 このところ多い雨には会わなかっただろうか? 有名な夜景は見えただろうか? それにしても私を思い出してくれて、このように心の通う品々を贈ってくれるとは感謝に堪えない。Mさんありがとう。
 思ってもいないプレゼントを頂くことほど、心にしみるものはない。


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