慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

日本のシェークスピア『山東京伝』

2013年02月24日 | 知識取得
江戸連講演会に出席し、『山東京伝』を散策しました
『山東京伝』知識無い為勉強になりました?
凄い多才な人物に感心しました


山東京伝
山東京伝の生い立ち
京伝の父は伊勢の出身で、9歳の時に深川木場の質屋伊勢屋に奉公しました
父が40歳の時、母は30歳を過ぎて、長男である京伝を生みます


山東京伝作手ぬぐい

山東京伝人物像
18世紀後半の江戸の、ふつうの町人の若者として膨大な数の作品書いています
才気あふれるその作品群は、江戸という都市の活気と笑いを作品集にしております
十返舎一九が活躍していた当時、江戸で一番有名な作家は山東京伝でした。
京伝に憧れて戯作者になった人も多く、「里見八犬伝」曲亭馬琴、「浮世風呂」式亭三馬等です
「手ぬぐい」も、京伝が生みの親です


山東京伝紹介本



奇妙図彙(字が挿入されています)
山東京伝の職業&作品集
絵師を目指して北尾重政の弟子になり、美人絵を売り出しました
絵も文章も書いた黄表紙「御存知商売物」が受け、文章にも力を入れて、吉原を舞台にした洒落本を出しました
25歳の頃には、江戸で一番の売れっ子作家でした
『寛政の改革で』風紀を乱す書物を出版したとして、50日の刑に処せられました
作家活動をやめて、煙草入れを売る店を開業しました
その後「忠臣水滸伝」、「桜姫全伝」「稲妻表紙」「本朝酔菩提全伝」の読本を発表しました
江戸の文学は戯作と呼ばれて、文学扱いされず、京伝の作品は文庫本になっていません
門人には有名人は曲亭馬琴ですが、その影響は十返舎一句、式亭三馬、為永春水らにも及ぼしています
『奇妙図彙(きみょうずい)』の洒落本
*文字や器物を巧みにとりこんだ茶目っ気たっぷりな絵が54図掲載しています、
*シャレ好きな江戸っ子のエスプリを堪能できる一書です


山東京伝碑
山東京伝机塚の碑(浅草寺)
1816年56才で没しました
山東京伝机塚の碑は高さ143センチメートル、本小松石で造られた石碑です
当時を代表する文化人でもあった大田南畝の撰による京伝の略伝を銘記しています
コメント
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