🌸生物はなぜ死ぬのか7(ハダカデバネズミの長寿)
⛳ハダカデバネズミは長寿である
☆バイオミメティクスにならって長寿のコツを他の生物から学ぶ
*寿命に関しては、ヒトより長く生きられる生き物は少ない
☆ハダカデバネズミは、注目に値する動物
*同じサイズのネズミの仲間と比較すると
*同じサイズのネズミの仲間と比較すると
*ハツカネズミの寿命が2~3年なのに対して
* ハダカデバネズミは30年と10倍ほど長く生きる
☆霊長類にたとえると
*ヒトとほぼ同サイズのゴリラやチンパンジーの寿命は40~50年
*ハダカデバネズミ並みにヒトが長生きできたとすると
*ハダカデバネズミ並みにヒトが長生きできたとすると
*単純計算ではヒトの寿命はその10倍の500年生きる
☆ハダカデバネズミを真似してヒトの寿命を延ばす
⛳ハダカデバネズミが長寿に結びついた理由の1つ
☆「進化が生き物を作った」という観点から
*どのような選択の結果、ハダカデバネズミが長寿になったのか
☆ハツカネズミもハダカデバネズミも、祖先は同じ小型のネズミ
*小型の祖先ネズミは陸上と地下の両方で暮らしていた
☆偶然の「変化」が起こり、地下で長く生活できるものが出てきた
☆ハダカデバネズミの地下の穴の中でも、変化と選択が起こる
*低酸素でも活動できるもの
*低酸素でも活動できるもの
*栄養が少なくても生きられるもの
*狭い穴の中でも仲良く協力して暮らせるものが、選択されてきた
☆このときに、ネズミの繁殖力の強さ
*世代交代の短さが、進化速度を加速した
☆協力はやがて組織化された
☆協力はやがて組織化された
*食料調達、子育て、巣穴の設計・防衛等
*組織力が強い集団が選択された
*最終的には、女王のみが出産しあとは分業・協力して
*集団を維持する真社会性ができ上がった
☆低酸素環境での代謝の低下、分業によるストレスの軽減が
*長寿化にプラスに働いたと推察される
⛳長寿の要因は、それだけではない
☆天敵が少なく、食べ物が限られている穴の中での生活
*「食べられて死ぬ」という一般的なハツカネズミなどの
*多産多死のスタイルよりも
☆ハダカデバネズミは少なく産んで長生きさせる「少産長寿」
*集団および個体を維持するコスト、ずっと低くてすむ
☆長生きは、集団での若年個体の割合を下げ
*子育てにかかる労力の割合も低下した
⛳野生の生き物の老年個体のパフオーマンス(体力)・死亡率
☆若年個体とほとんど変わらない
*死ぬ直前まで働き、ピンピンコロリで死んでいく
☆人間社会とは異なり老年個体を支える集団のコストも少ない
*非常にエネルギー効率の良い「総活躍」社会を形成している
(敬称略)
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⛳出典、『生物はなぜ死ぬ』
生物はなぜ死ぬのか7(ハダカデバネズミの長寿)
(『生物はなぜ死ぬ』ネットより画像引用)