🌸腎臓の食事療法
☆腎臓病の食事療法として抑えておくべき基礎知識
☆「塩分」「野菜・果物」「タンパク質」
⛳塩分の調整
☆腎臓の食事療法で一番大切なのは、塩分を減らすこと
☆塩分を減らすことで効果が期待できる効果
*血圧を下げる
*腎臓の障害を抑える
☆塩分摂取は6g/日以下を目指す
*6g/日は日本人の平均的な塩分摂取の半分くらいの量
☆塩分を減らす工夫をする方法
*酢の物を食べる
*ダシや香辛料を積極的に使う
*具を増やす など
⛳野菜・果物の調整
☆ミネラル「カリウム」が野菜・果物に含まれている
*腎臓病の患者さんで問題になることがある
☆腎機能が低下すると腎臓からのカリウムの排泄が少なくなる
*野菜・果物を摂取すると「高カリウム血症」になる
☆腎臓病の患者さんでは野菜・果物を控えるように言われている
*果物(バナナ、アボガド、メロン、なつみかん、もも等)
*野菜(いも類全般、かぼちゃ、白菜、キャベツ、なす等)
☆近年この野菜・果物の制限
*腎臓病の患者さんの健康にとって望ましくないとの意見もある
☆筆者の私見も入るが、野菜・果物はしっかり食べてもらっている
*腎機能低下が重症ではない患者さん(eGFR30以上の方)
*高齢者の患者さん
*カリウムの値が高くない患者さん に対しては
☆野菜・果物に含まれる食物繊維やビタミンが多い
⛳タンパク質の調整
☆タンパク質、体に吸収され代謝を受けて尿素窒素(BUN)になる
☆BUNが以下のメカニズムで腎臓に影響を及ぼす
*腎臓の糸球体への負荷
*代謝性アシドーシス(血液が酸性になる)
*ミネラルの異常 など
☆腎機能低下があるときはタンパク制限が推奨される
*eGFR45以上:0.8-1.0g/kg/日
*eGFR45以下:0.6-0.8g/kg/日
☆タンパク質は、動物性、植物性タンパクがある
*動物性タンパクはアミノ酸を効率的に体に取り入れる
*植物性タンパクはビタミン、食物繊維も同時に取り入れる
☆タンパク制限には以下のようなリスクがある
*身体機能への影響
*食事量の低下
*他の栄養素でのカロリーの補正の難易度が高い等
☆筆者の私見になるが
*タンパク制限はリスクが高い割に
*腎機能低下を抑える効果は根拠として限定的と思う
*当院でもタンパク制限は積極的に行っていない
*患者さんには、塩分の調整に集中してもらっている
☆高齢の患者さんが過度なタンパク制限を行った結果
*寝たきりに近い状態になるような事例が多発している
⛳さいごに
☆腎臓の食事療法は「あれもダメ、これもダメ」となりがち
☆食事は一生かかわること
*我慢をするのではなく「これは食べても大丈夫」と
*食べるものを見つけていくことが大切
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『赤羽もり内科』『東京女子医大腎臓内科』
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腎臓患者さんの食事療法
(『東京女子医大腎臓内科』より画像引用)
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