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「額田王・天智・天武天皇の三角関係」「持統天皇の執念」

2024年01月23日 | 歴史
🌸 天皇家の「愛」と「憎しみ」(1)

「要旨」
 ☆額田王を巡っての、天智天皇と天武天皇の「三角関係」
 ☆日本では「長子相続」という文化が根付いている
 *それは、天智・天武・持統天皇の三人の天皇たちの存在
 *特に持統天皇の影響が大きい(草壁皇子⇒珂瑠皇子
 ☆「父と自分の血筋を残す」執念から生まれた持統天皇
 ☆トッド氏が語る「家族形態の変遷」
 *「単婚小家族」⇒「直系家族」⇒「共同体家族」






「額田王・天智・天武天皇の三角関係」「持統天皇の執念」
(ネットより画像引用)

額田王を巡っての、天智天皇と天武天皇の「三角関係」
 ☆額田王が夫とは違う男(大海人皇子)に
 *「あなたのことが忘れられません」と関係性する様な歌を詠んだ
 ☆額田王も、かっての恋人大海人皇子
 *「私もあなたのことが大好きです」と返歌する  
 *これらはすべて天智天皇の前で行われた
 ☆日本では「長子相続」という文化が根付いていた
 *古代日本国家に長子相続という基盤を根付かせたのは
 *天智天皇、天武天皇、持統天皇という三人の天皇たちの存在
 ☆天智天皇(中大兄皇子)、天武天皇(大海人皇子)
 *持統天皇は、天智天皇の娘で、天武天皇の妻だった

天智天皇と天武天皇は兄弟
 ☆額田正の女流歌人を奪い合ったエピソードが有名
 *額田王、弟の大海人皇子とお付き合いし娘も生まれた
 *その後、兄の天智天皇が彼女を奪い去る
 *妃へと取り立てられ、微妙な三角関係へと陥った
 ☆持統天皇
 *夫の天武天皇よりも、天智天皇を尊敬し愛していた
 *自分の家の血を継投したく、自分の甥(大津皇子)を殺した
 *大津皇子も多数の人と近親婚をしている
 ☆その頃の、権力者が近親と結婚するメリット
 *自分たち一族の財産が外に流出することを防ぐため
 *奈良時代の天皇家は莫大な財産を持っていた
 ☆江戸時代になると天皇家に財産がないので
 *近親婚をしても、意味はなくなっていた
 ☆日本でも、直系血族同士は結婚できない
 *禁を破った人として有名なのが、作家の島崎藤村
 *彼は、自分の身の回りの世話をしてくれた19歳の姪に手を出す
 *結果、子どもを作る

「父と自分の血筋を残す」執念から生まれた持統天皇
 ☆持統天皇は、甥っ子殺しその息子を皇子にした(草壁皇子)
 *草壁皇子は早逝し、皇位につくことはできなかった
 ☆鵬野(持統天皇)皇女は考えた
 *「息子がダメなら、孫に跡を継がせよう」と
 *鵬野皇女の孫・珂瑠皇子はまだ小さい
 *鵬野皇女は、草壁皇子の息子が大人になって天皇になる間
 *自分が”中継ぎ″として時間稼ぎをしようと考えた
 ☆生まれたのが、持統天皇という女性の天皇
 ☆持統天皇が即位して以降
 *兄弟間で受け継がれることも多かった皇位
 *親から子へという長子相続のスタイルヘと変わった

⛳トッド氏が語る、「家族形態の変遷」
 ①最も古い家族形態「単婚小家族」
 *父と母と子という非常にシンプルなユニット
 *「長男が偉い」「男が偉い」等の概念はない
 *性別や年齢、生まれ順にかかわらず
 *子どもたちには同等の権利が発生し
 *親が亡くなった後は、平等に財産が分けられる
 ➁家族形態が「直系家族」
 *父と母の間に生まれた子どもたちのうち一人が跡取りとなり
 *両親の持つ財産を受け継ぐというもの
 *後継者に選ばれた子どもは、親の家で暮らし
 *ほかの子どもたちは家を出て、別の家族を持つようになる
 ☆儒教の影響が強い中国等では
 *「先に生まれたものが偉い」という思想が根強い
 *後継者として指名され、すべての財産を受け継ぐのは
 *最年長の男性であることが多い
 *世界的にも、長男による「長子相続」が行われる傾向がみられる
 ☆反対にモンゴルの遊牧民などの場合
 *子どもたちが成人すると各人が両親から財産を分けてもらって独立
 *最後に親元に残った末っ子が家を引き継ぐ「末子相続」
 ③家族形態のフェーズ「共同体家族」
 *父や母、後継者の他、すべての子どもたちが親と同じ世帯で暮らす
 *子どもたちが結婚した場合、その配偶者や生まれた子どもたちも
 *同じ世帯で一緒に生活する
 *親が亡くなった場合は、兄弟の間で財産を分配し独立する
 ☆貧しい状態では、単婚小家族が主流になる
 *みんなが豊かになると共同体家族へと移行していく
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『愛憎の日本史』

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