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『華厳経』「無尽縁起」「事々無碍」「毘慮遮那仏」

2024年03月19日 | 宗教
🌸無尽縁起(むじんのえんぎ)の世界観

謎の多い宗祖・良弁
 ☆『華厳経』にもとづいて成立した華厳宗
 *中国唐代の僧・杜順が開宗し、法蔵が大成した
 ☆日本人の僧・良弁が『華厳経』の奥義を究めて
 *日本における華厳宗の宗祖となった
 *良弁は天皇の信頼を得た
 ☆良弁は不思議な宗祖といえる
 *良弁、生後間もなく金鷲にさらわれ
 *東大寺に運んでこられたとの伝説がある
 
華厳思想を体現した毘慮遮那仏
 ☆華厳宗は、『華厳経』が根本経典
 *大乗仏教の有名経典『法華経』は「法」を説く
 *『華厳経』は「仏」と「仏の世界」を説く
 ☆華厳思想の世界観は、大きく二つの思想であらわされる
 ①無尽縁起
 *微塵のなかに全世界が反映されている
 *一つのなかに他の一切が含まれ(一即一切)
 *その一つは他のすべてのなかに入る(一切即一)
 *太陽からは膨大な光が発せられているが
 *光はどれだけ交錯しても互いに妨げになることはない
 *世のなかの万物はよく調和し合って存在しているとの考え
 ➁事々無碍(じじむげ)
 *世のなかの個別具体的な事物は縁によって起こり
 *人間も動物も植物も、存在は互いに関係し合つて発展していく
 ☆『華厳経』の世界観を体現しているのが毘慮遮那如来
 *長い修行で悟りを開いて蓮華蔵世界の教主になった仏
 *具体的には「東大寺の大仏」をさす
 *昆慮遮那如来は、太陽が人々をあまねく照らすように
 *衆生(人間、動植物などに)に智慧と慈悲を与え悟りに導いてくれる
 *宇宙の本源、真理そのものなのだの教え

華厳思想が日本に伝わった聖武天皇の時代
 ☆災害や疫病がしばしば流行した
 ☆天皇は仏教に救いを求め大仏の造営した
 *東大寺に昆慮遮那如来が祀られ
 *あまねく智慧と慈悲で国土を照らしはじめた
 ☆平安時代に入ると、華厳宗からは多くの学僧が出て
 *東大寺は。南都六宗に天台宗・真言宗を加えた八宗兼学
 *東大寺は、八宗兼学の学問寺として栄えた
 ☆華厳思想はあまりに観念的で難解であるため
 *それ以上の発展を見ることはなかった
                          (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『比べてわかる!日本の仏教宗派』


『華厳経』「無尽縁起」「事々無碍」「毘慮遮那仏」
(『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事より画像引用)

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