🌸無尽縁起(むじんのえんぎ)の世界観
⛳謎の多い宗祖・良弁
☆『華厳経』にもとづいて成立した華厳宗
☆『華厳経』にもとづいて成立した華厳宗
*中国唐代の僧・杜順が開宗し、法蔵が大成した
☆日本人の僧・良弁が『華厳経』の奥義を究めて
☆日本人の僧・良弁が『華厳経』の奥義を究めて
*日本における華厳宗の宗祖となった
*良弁は天皇の信頼を得た
☆良弁は不思議な宗祖といえる
*良弁は天皇の信頼を得た
☆良弁は不思議な宗祖といえる
*良弁、生後間もなく金鷲にさらわれ
*東大寺に運んでこられたとの伝説がある
⛳華厳思想を体現した毘慮遮那仏
☆華厳宗は、『華厳経』が根本経典
*大乗仏教の有名経典『法華経』は「法」を説く
*『華厳経』は「仏」と「仏の世界」を説く
☆華厳思想の世界観は、大きく二つの思想であらわされる
①無尽縁起
①無尽縁起
*微塵のなかに全世界が反映されている
*一つのなかに他の一切が含まれ(一即一切)
*その一つは他のすべてのなかに入る(一切即一)
*太陽からは膨大な光が発せられているが
*太陽からは膨大な光が発せられているが
*光はどれだけ交錯しても互いに妨げになることはない
*世のなかの万物はよく調和し合って存在しているとの考え
➁事々無碍(じじむげ)
➁事々無碍(じじむげ)
*世のなかの個別具体的な事物は縁によって起こり
*人間も動物も植物も、存在は互いに関係し合つて発展していく
☆『華厳経』の世界観を体現しているのが毘慮遮那如来
☆『華厳経』の世界観を体現しているのが毘慮遮那如来
*長い修行で悟りを開いて蓮華蔵世界の教主になった仏
*具体的には「東大寺の大仏」をさす
*昆慮遮那如来は、太陽が人々をあまねく照らすように
*衆生(人間、動植物などに)に智慧と慈悲を与え悟りに導いてくれる
*宇宙の本源、真理そのものなのだの教え
⛳華厳思想が日本に伝わった聖武天皇の時代
☆災害や疫病がしばしば流行した
☆天皇は仏教に救いを求め大仏の造営した
*東大寺に昆慮遮那如来が祀られ
*あまねく智慧と慈悲で国土を照らしはじめた
☆平安時代に入ると、華厳宗からは多くの学僧が出て
☆平安時代に入ると、華厳宗からは多くの学僧が出て
*東大寺は。南都六宗に天台宗・真言宗を加えた八宗兼学
*東大寺は、八宗兼学の学問寺として栄えた
☆華厳思想はあまりに観念的で難解であるため
☆華厳思想はあまりに観念的で難解であるため
*それ以上の発展を見ることはなかった
(敬称略)
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⛳出典、『比べてわかる!日本の仏教宗派』
『華厳経』「無尽縁起」「事々無碍」「毘慮遮那仏」
(『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事より画像引用)
(『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事より画像引用)
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