🌸慢性便秘症の治療と大腸メラノーシス
☆私自身の服用しての経験より
⛳慢性便秘症の治療
☆長い間、便秘で下剤を使い続けている患者さんに
*大腸カメラをすると、腸の色が変わっていることがある
*大黄(ダイオウ)を含む漢方薬を内服されていた患者さん
*ヒョウ柄のように褐色に色素沈着している
☆大黄など刺激性の下剤で腸管の細胞が死滅
*マクロファージが食べることで、この色素が合成され沈着する
*色素が沈着大腸の運動に係る神経も損傷を受けていて
*腸の緊張がない、弛緩性便秘と言われる状態になってしまっている
☆原因となっている便秘薬を中止して他剤に変更すると、色がもどる
*腸管の運動も改善され、便秘薬自体が必要なくなる人もいる
☆1年間、原因薬剤を中止した結果
*2年後には、完全なピンク色に戻っていた
☆現在は下剤をほとんど飲まなくても毎日快便になった人もいる
⛳便秘薬の種類
☆1⃣大腸刺激性下剤、2⃣浸透圧性下剤、3⃣上皮機能変容薬
*2⃣は酸化マグネシウム3⃣はグーフィス®他
*2⃣と3⃣は長期間使用しても依存性が無いと言われている
*酸化マグネシウムはお勧め
☆問題は1⃣の、大腸刺激性下剤
*大腸刺激性下剤にも種類がある
*①アントラキノン系、②ジフェノール系、③ジフェニルメタン系
*①のアントラキノン系下剤にはセンナ、アロエ、大黄(ダイオウ)等
*この種類が大腸メラノーシスの原因となる
*大腸メラノーシスを起こすのは①アントラキノン系だけだが
*弛緩性便秘を起こすのは①~③すべて
☆刺激性下剤の長期連用は腸の運動を障害する
*排便の刺激を鈍感にさせ、便秘を悪化させる
*刺激性下剤はすべて、2~3日排便が無かったらその都度使用する
⛳刺激性下剤の2つの大きな問題
☆医師・薬剤師でも弛緩性便秘の副作用を知らずに処方している
*漢方薬だから体に安全なのだろうという先入観がある
*「やせ薬」として一時期もてはやされた、防風通聖散
*大黄が含まれていて、その下剤作用で排便があり体重が減ると
*「痩せた」と錯覚させられる
☆大黄系薬剤、医師・薬剤師の処方が無くても手に入る
*センナなどアントラキノン系の下剤
*欧米では医師の処方がなければ手に入れることができない
*健康被害が起こり得る食品が、医師や薬剤師に相談することなく
*一般の方が手に入れる事ができてしまう現状は、大変問題
⛳便秘の治療
☆迷ったら、まず酸化マグネシウム
☆持病のある方には副作用がでる心配もあるので、主治医にまず相談する
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
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⛳出典『おおの内科日記』HP
(大腸カメラでの大腸メラノーシス症例)
((大腸カメラでの大腸メラノーシス進行症例)
慢性便秘「酸化マグネシウム」(浸透圧性下剤)
(『おおの内科日記』HPより画像引用)
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