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心意気
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『ロボトミー手術』『精神科病院は=絶望の施設』『神経科医モニス』

2024年07月20日 | 生命科学
🌸脳を切る 悪魔の手術ロボトミー1

アメリカ初の「精神外科」手術
 ☆患者は当時63歳の女性、病名は「激越型うつ病」.精神疾患
 *激しい不安感や焦燥感に襲われ、取り乱すような様子を見せる
 *暴力を振るったり家具を壊したり、家族では到底支えきれない
 *自殺の衝動に駆られることもあるという重篤な症状だった
 ☆患者に麻酔を施し手術が始まった
 *頭蓋骨の側頭部にドリルで穴を開け、長いメスを差し込み
 *脳の前頭葉の部位に繋がる神経線維の一部を切った
 *手術後に目を覚ました患者は、まるで別人のようになっていた
 ☆手術の指揮を執ったのが、精神科医ウオルター・フリーマン
 *フリーマンは、以後数千人の脳を切っていく
 *以後、ロボトミーは、世界的規模で広がっていく


⛳フリーマン、祖父への憧れから精神医学の道ヘ
 ☆フリーマンは、ペンシルベニア大学の医学部を経て
 *ヨーロツパの医学研究大学院に進学する
 *専門として選んだのが、精神医学だった
 ☆当時、精神疾患の患者を抱える家族の悩みは大変だった
 *患者のなかには一日中壁をじっと見つめていたり
 *焦燥感が高まると大声を出したり、激しい暴力を振るったり
 *自殺を試みたりと家族では対処できなかった
 *そうした患者に注がれる周囲や社会からの差別的な眼差しもあった
 ☆家族の多くは、患者を入院させることで心の安寧を得た
 *入院した患者たちは、狭い部屋に押し込められたり
 *暴れる者は拘束されたりし一度入院すると退院できず
 ☆精神科病院は「絶望の施設」と呼ばれていた
 *患者にとっての絶望だが、医師たちも深い絶望感に苛まれていた
 *なすすべがほとんどなかったから
 ☆数少ない治療も非常に粗雑で、命の危険を伴うものだった
 *インスリンを継続的に注射することで患者を低血糖状態にして
 (昏睡状態に導き、症状を軽減するインスリン・ショツク療法)
 *頭部に電流を流して人為的に痙攣を起こさせる電気ショック療法
 *マラリアに感染させ、高熱状態にする非人道的なものまであった

フリーマンは、死亡した患者たちの脳の解剖に明け暮れる
 ☆取り出した脳の形態に、変わつたところは見つけられなかった
 *精神疾患の原因の糸口さえつかむことはできなかった
 ☆国際神経学会がフリーマンの人生を変える
 *アメリカのエール大学の研究チームチンパンジーの脳の前頭葉
 *一部を切ると凶暴性が収まると報告された
 ☆ポルトガルの神経科医モニス
 *外科医と協力して人間への応用に取り組み
 *精神疾患を抱える患者20人の脳の一部を切つたことを学会で発表する
 *モニスは、神経線維が集積する白質と呼ばれる部分を切った
 *7割の患者の症状が、治癒したか改善に向かったと報告された
 *精神疾患を外科手術で治療する、「精神外科」の始まりだった
 ☆フリーマンはこの結果に飛びついた
 *日記には、モニスの発表に出会ったときの興奮が書き記されている
 *モニスの論文は、その扉を開けるためのカギになると思った
                        (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』







『ロボトミー手術』『精神科病院は=絶望の施設』『神経科医モニス』
(ネットより画像引用)

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