タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

小さな岩峰

2015年06月01日 | 山歩きから
相棒と剣上山に行ってきました。剣上山に登り、そのあとふもとの道を歩いてみる下見登山です。

剣上山といっても広島のガイドブックにも紹介されていない超マイナーな山です。

    

これでお分かりのように安芸の宮島の対岸にある山です。国道2号線やそれにそった市街地に近い山です。

    

出発点は谷和集落です。田植えの終わった田んぼに移っているのが剣上山です。といいたいのですが、厳密にいうと山頂はここから見えていません。あのピークのすぐ先に山頂があるのです。



車を置いてから1時間くらいで山頂に立つことができる小さな山です。このスケールは高齢者には嬉しいですね。

これは北西方向の展望で、秋にはハチクマなどが渡って来るルートになるはずです。

    

この画像に右下に見えているのが谷和集落です。

先ほど紹介しましたように国道2号線に近い、広島湾岸の山ですが、この岩峰に立って見渡しても人の生活圏らしいものはあの谷和集落だけ、そのほかは緑一色の原始林(といいたいのですが、これはチョッといいすぎです。)らしい風景です。

    

広島の名峰、三倉岳です。こちらの方向を見ても集落も車道も見ることが出来ません。

この低山でこの緑一色の世界は貴重です。とくに私たちのような高齢者にはありがたいですね。

    

    

いくら展望が良いといってもこの時期ですからハチクマの渡りを見ることはできませんでした。

最初に出てきたのはハヤブサで、そのあと何回もトビが出て、、、、

何か飛ぶたびに相棒がタカだ、、、、タカだ、、、、騒いでいました。

この岩の上では何時間でもとどまりたかったのですが、今日はこの山のまわりの下見をすることも目的だったので、30分岩の上で休んだあと下山しようとしたら、また相棒がタカ、、、タカ、、、、と岩の下のほうを指差しました。

それを見た瞬間「これは違う、、、、」と大声でいいました。うっかり「トビだ」といったらタカ長の面目まるつぶれになるところでした。

    

しかし、下山にとりかかっていたのでカメラの連写モードをはずしていてこの1枚しか撮れませんでした。

このあと高度を上げて、、、、、それを撮ろうとしたらズームしすぎてファインダーにとらえられず、、、、

    

あっという間に遠くに行ってしまいました。でも、さすが大型のタカ、存在感はありました。

    

そのタカですが、この写真を見て分かる人は分かる、分からない人は分からない(当たり前のことですが、、、、、)ということにしておきます。

    

剣上山や先日登った高鉢山のまわりは山頂から見ても緑一色で、そのなかの道は緑陰の道でした。

その道はこのように広いところもあれば半薮こぎといいたいところもありました。この時期は見通しが悪いので無理して深追いしないことにしました。

ということで、今日の下見でこのあたりの状況がすべて分かったとはいえないのですが、、、、でも、予期せぬ大型のタカを見たり、このあたりの山を歩くために必要な土地勘を得ることができ、収穫十分の下見になりました。

    

このように10km歩いて累計標高差が1100m程度です。この数字は高齢者にはありがたい
    ですね。


この赤い線の右下が岩峰です。厳密にいうと剣上山の山頂はこの線の先端に左下に592mと記載されているところです。

今日の状況をみると渡りのシーズンに行ってみないといけないようです。