★11月3日の全日本大学駅伝は面白かったですね。
デッドヒートの連続で、ラストは東海が振り切って独走になったけど。
短評、
1位、東海
おめでとう。
選手層の厚さを感じる安定の走りで、最後は独走でした。
皆が練習充分という自信に満ちた走りでしたね。
東海の選手層の厚さは駅伝部員60人以上という大チームで、そのシステムは全国に散らばる体育学部OBによる高校生トップランナーのスカウトなんですね。そのシステムが機能しているということです。
さて、箱根駅伝の優勝確率は90%以上、敵は箱根の剣山とロードに潜む魔物だけ。
2位、青山学院
華やかな表参道、青山の、お嬢様お坊ちゃまクリスチャン学校が駅伝の強豪校になるとは近年驚きですね。
仏教の駒澤、神道の国学院とキリスト教の戦いかあ、(笑)
さて、前評判は良くなかったが、一度はトップを奪い、底力を見せて2位。
しかも、一人も区間賞が取れなくて2位とは、実力がありますね。
箱根の王者奪還はあるか。
3位、駒澤
古豪が底力を発揮して青山学院を最後追い詰めたが、惜しくも3位。
出雲に続き、1年ルーキーの田沢が驚異の走りでした。
箱根では東海と青山にどこまで迫り、駒澤復活の雄叫びを上げるか。
4位、東京国際
1年のムセンビ、ラストごぼう抜きで4位に大浮上。
怖ろしやアフリカーナ、箱根では脅威、ただ選手層が薄い。
5位、東洋
大学駅伝のスター、4年相沢の区間新はすごかった。
2024年のパリオリンピックのスター候補ですね。
迫力の鉄紺のユニフォーム、ミスがなければ箱根でも上位争い。
6位、早稲田
臙脂にWの白抜き文字、6位になったが元気がなかったなあ。
2年ながらエースの中谷の孤軍奮闘では層が薄い。
体質(システム)が古いのかな。
名門の伝統は時にしてブレークスルー(突破力)を妨げることがある。
7位、国学院
短距離スピードの出雲では優勝したが、長距離になれば苦戦するのは分かっていた。だから7位というのは善戦です。
しかし、箱根はもっと厳しくなる。
番外
15位、明治
名門明治は終始、元気がなかった。
ここ数年、日陰の存在になってしまったが、何か問題があるのだろうか。
で、調べてみると、監督が日大出身かあ、明治には人がいないのかな。
こう言っては悪いが、選手はついていかないだろうなあ。
なぜ? 明治は紫紺のMで団結する伝統があるから、選手心理とはそういうもの。
あるいは純潔を捨てて、アフリカ勢を入れて見るのもカンフル剤としてはいいかも。
さあ、今度は箱根駅伝、東海、青山、駒澤、東洋、早稲田の激闘に、伝統の筑波が割って入れるか。
筑波は監督以下オール筑波で、OBからの物心両面の支援が強い。
スポーツ科学データによる筑波旋風を巻き起こせるか。
さて駅伝は、人間が襷をかけて走るという単純なスポーツだけど、見ていて飽きないし、なぜ感動するのだろう。
走れメロス、ゴールの先に君を待っているものは何か。
(じゅうめい)