★全日本大学駅伝、短評。
駒澤
駒澤が横綱相撲で圧勝した。
日本代表クラスの選手2人を抱え、歴代最高の陣容ではなかったか。おめでとう。
この最強チームは正月の箱根駅伝も制するのではないか。
国学院
最近、力を付けて来た国学院、
安定した長距離の走り、箱根では上位争いだろう、あるいは駒澤がこければ、一発もある。
青山学院
2区の2年生が大ブレーキで2位から16位まで順位を落としたが、その後、上級生が2位まで引き上げた。しかしアンカーのキャプテンがまさかの不調(10位)で3位でゴール。
3位とは底力のあるところを見せたが、箱根まで2カ月弱、駒澤との激闘は続く。
順天堂
派手さはないが着実な走りを見せる順天、箱根でも上位争い。
早稲田
前半は快走だったが、後半、じり貧。
この原因は、早稲田は選手層が薄く質も高くはない。
対策は、選手の数を集め、そこから質を高めないと上位争いは望めない。
伝統の早稲田、Wのロゴが再び躍動する時が来るだろうか。
中央
かつて箱根の王者であった中央、
監督が代わってから再上昇を示しているが、まだワンパンチ足りない。
明治
シード権を取れなかった。
絶対エースがいないんだな。
明治に元気がないと駅伝も盛り上がらない。
日大
日大もかつては一時代を築いたことがあったが、今は見る影もない。
根本的に体制を見直さないと浮上は無理だろう。
東洋
出場すれば常に優勝候補の一角だったが、今は後塵を拝するチームになってしまった。
何が東洋をダメにしたのか。
東海
東海もしかり、実力の東海と恐れられ、常に優勝候補だったが、今は元気がない。
トップ争いで歯を食いしばる東海を再び見て見たい。
さて、天王山は正月の箱根の剣、
一人20キロ以上走る長距離の戦い、来年の正月も涙と感動のドラマを見せてくれることだろう。
そして伝統のR、立教が55年振りに箱根に帰ってくる、再建から雌伏4年、箱根出場を決めた上野監督(中央OB)、「選手を褒めてやってくれ」と、皆の前で号泣した姿は感動だった。
箱根駅伝こそが真の学生チャンピオンを決める一戦、爽やかな学生スポーツのドラマを見せて欲しい。
(じゅうめい)