光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

マイクロエースの185系200番台

2025-02-08 05:22:39 | 車輌・電車
 今回も帰省の爆買い戦利品から(汗)

 今回の戦利品の大きな特徴のひとつは購入した車両の多くが「すでに持っている車両(または編成)の補完的な性格を持つアイテム」だったという点です。
 例えばED42は今回の入線で「4重連」が実現しましたし、9600では「手持ちモデルとのパーツのコンバートで走行が復活」キハ26だと「手持ちと併せて4連化する事で準急らしい編成になった」という具合。
 なにしろあの趣味のカラー編成ですら「昨年入線のと併せて7連の長編成が実現」しているくらいなのですから。

 今回紹介するのもまさにそのひとつ。
 マイクロの185系200番台から3両のトレーラーを選んだものです。

 だいぶ以前にも紹介していますが、185系200番台「新幹線リレー号」はこの趣味を再開させた直後にKATOのジャンク4連からスタート、その後動力をTOMIXと換装、不動状態だったマイクロのサロはKATOの足回りとコンバートしてトレーラー化。更に同じマイクロのモハ185を2両追加し、内1両にパンタを載せて強引にモハ184化させたという継ぎはぎの極北ともいえる組み合わせで7連化を実現させていたものでした。

 今回入手した3両は元々編成物のバラだった並びからクハとモハ184、185の2Mを切り取った3両で、これにより現行の手持ち編成を9連まで伸ばす事ができます。

 マイクロのモハ184は今回初めてまみえたモデルなのですが、プラ造形の車体は他社と同じ文法で造形されている物の、信号炎管や避雷器に挽物の金属パーツをあてがっているのが特徴。
 これがまた一点物ながらいいアクセントになっていると思いました。

 ただ「しなのマイクロエース」時代の客車の時と同じで「T車でも台車の抵抗が大きい」弱点はこの185系でも引き継がれているので旧TOMIX動力と言えども息を切らしそうなのが不安材料だったりします(汗)

2025年の「自分へのお年玉」のはなし(汗)

2025-02-06 05:21:24 | アクセサリー
 今年最初の買い物のひとつから・・・と言いつつも、物は通販ですが。
 昨年暮れに鉄道ホビダスからのメールでおすすめを見つけたのが「RMM蔵出しハイパーパーツ」の福袋。

 2000円相当のレイアウトアクセサリが1100円と言うのが売りのアイテムですが、パーツはブラインドで何が入っているかわからない。
 まあ、全部とはいかなくてもひとつふたつはレイアウトで使えるものがあるのではと(あと安さにも惹かれましたがw)注文していたものです。

 物自体は暮れに届いていましたが、開封は元日まで取っていたものです。この辺り、なんだかクリスマスプレゼントじみていますね。

 夕食後のひと時におもむろに開封(笑)

 中身は
 道路標示ステッカーA
 同B
 フェンスB
 電柱ディテールアップパーツ
 商店街アクセサリーA

 の5つでした。
 まあ、事前に期待していた様なアイテムは特になかったのですが、わたし的にはレイアウトの改修に使えないものもなく、使い勝手は良さそうです。

 ステッカー以外はいずれもエッチングパーツで、中でも街灯類や看板はなかなか良い雰囲気のデザイン。
 電柱ディテールアップパーツなんかは「ここまでやるか!?」と言うくらいの細かさですが、効果はありそうです。

 パーツが多くないので付ける場所は限定されますが、竹取坂駅周辺の改修には大いに使えそうです。

「TEZMO SYNDOROME」とKATOの「黄色い103系」のはなし

2025-02-05 05:19:42 | 書籍
 昨年暮れに、最新編が更新されたWEBコミック「TEZMO SYNDOROME」のはなし。
 今回は一種の番外編です。

 先月出たRM MODELS 2025年2月号の最後の方に「TEZMO SYNDOROME」の単行本の広告が載っているのですが、
 今回はその広告そのものが題材になります。

 「たとえば、こういうものがあったとしてー」
 という書き出しで、あるヴィンテージNゲージモデルを俎上に本編のレギュラーキャラ4人がそれぞれの視座で語る4コマが載っていたのです。
 (で、最後に語る風奈の蘊蓄がまた濃いw)

 そのNゲージモデルと言うのが
 「KATOの103系2代目モデル・総武線仕様」だったりします。

 KATO(というよりあの頃だったら「関水金属」の方が通りが良い)103系はNゲージとしては初の電車の模型でしたが、初代モデルはボディ形状こそ今の物と殆ど同じ造形だったものの動力は片側台車駆動、連結は専用のドローバーと、足回りに関しては以後のモデルとはまるで別物でした(とか偉そうに書いていますが、初代モデルの方はわたしは某ショップの店頭で一度見たっきりです)
 同時期の20系客車もそうでしたが、初代は早々と販売が打ち切られ、動力の新製やアーノルドカプラーの装備でより生産性と互換性を高めた2代目モデルに移行します。

 この2代目はカラーも当初は常磐色を除く4色がラインナップされ、更に長編成化に欠かせないモハ102、3連編成が可能となるクモハ103が追加され、Nゲージとしては初のシステム性を重視した構成を実現したモデルとして大きな足跡を残しました(でもこの段階ではまだ「Mなしのモハ103がなかった」のですが)
 当時は「地下鉄として北米進出(注)」を果たしましたし、後に動力を変更した改良モデルも出ましたが、ボディ形状はほとんど変わらないまま連綿として出続けているロングセラーとなっているのは御存じの通りです。

 そんな訳で今回のコミックに掲載されている2代目モデルの普及度は相当だったと思います。

 わたしも旧ユーザーの処分品の「ジャンクの玉手箱」(と勝手に呼んでいる、バザーや奥で纏め売りされていた処分品。テツモファン以外には「単なるがらくた」で済まされることが多い汗)の中から複数の編成の103系を入手しています。

 (当時のわたしにとって「1970~80年代当時の103系は大都会限定のイメージが強すぎてローカル風景どころか地方都市のレイアウトに使うのも躊躇された」ため、新車は買わなかったのです)

 さすがに風奈が欲しがっている「ボディカラーが成形色」なんてレア物こそなかったですが「クハ103-1」と表記された初期モデルなのは確かです(初期のKATOの車両は車番がファーストナンバーとなっていた物が結構あって、長編成化のネックのひとつになっていた・・・なんて言っても当時のユーザーの大半はそこまで気にしていなかったと思いますが)

 ここで本編(と言っても4コマですが)に戻ると「同じ車両のモデルを手にした4人がそれぞれの趣味性や記憶で異なる印象を語る」というのは、特に鉄道模型では実際にもありそうなパターンではないかと思います。
 (鉄道車両は地域に密着して比較的長期間使われる事が多いので、共通の話題に持っていきやすい)

 で、わたしも早速玉手箱からの発掘組の黄色いクハ103を久しぶりに眺めたのですが、作中で風奈が語っているように「造形のセンスが的確なので意外に古さを感じさせない」人徳を感じさせるモデルと思います。

(注)北米輸出用に「地下鉄」として輸出されたものの、モデルは103系の色替えだったらしいです。

エンドウとTOMIX・ふたつのブラス製キハ30を比べてみる

2025-02-04 05:17:32 | 車両・気動車
 この間紹介したエンドウのキハ30に関連したはなしです。

 キハ35系としてはNゲージ初の完成品モデルだったエンドウのモデルはこれまたNゲージ初の「ブラス製の気動車モデル」でもありました。
 面白い事にエンドウ以前にリリースされたキハ35-900のモデルが、これまたエッチングの金属キットでして、キハ30系は不思議と金属モデルに縁のあった機種だったと言えます。

 で、極めつけがエンドウから何年も経ってから突然変異的にTOMIXからリリースされた「TOMIX ブラスシリーズ」のキハ30系でした。
 このモデルについてはエンドウのモデルをそのまま再発売したという噂をあちこちで聞きましたし、実物を手に取ってみると従来のTOMIX製品とはあまりにもノリが違いすぎるため、一時はわたしもその噂を信じていたほどです。

 今回エンドウのキハ30が入手できた事で手持ちのTOMIX仕様と並べて比較できる事になりました。
 (同じ事はキハ35-900でも出来たのですが、表面処理の違いが激しいので一般色のキハ30の方が比較しやすいと思います)
 
 
 左がTOMIX、右がエンドウですがフロントだけ見比べてみると、確かに造形はよく似ています。エンドウのモデルの造形上の特徴だった「妻板の真ん中に接合の線が見える」ところまでそっくり。唯一相違点といえそうなのは貫通幌の造形くらいです。


 横から見ると書籍などでもよく指摘される「TOMIXには窓枠の隅のRがない」のがよくわかります。実車も窓枠の角にはRが付いているのが普通の様なので、この点ではエンドウが正しいと思われます。


 但し、エンドウのモデルの弱点と言えるのが「ナンバー表記までプレスの浮き出しで表現してしまった」事でして、これでは何両繋いでもナンバーが同じになってしまいます(汗)TOMIXのは元からの仕様なのか前ユーザーのミスなのかナンバーの位置が上すぎますが(笑)

 真横から見ると動力ユニットが違うのが一目でわかります。ではTOMIXのは独自動力なのかというと

 底板を見る限りではGMにOEMされていたエンドウの動力ユニットを転用しているように思われます。
 また、床下機器の造形は御覧の通り意外と相違が大きく(とはいえ優劣を語るほどの差は感じません)単純にエンドウのモデルを再発売したという感じでもなさそうです。
 お気づきの方もいたかもしれませんが、2両をつなげるとTOMIXの方が微妙に腰が低くなっていますが、これが元々の仕様なのかは不明です。

 と、外見についてはそんなところですが、走りっぷりについては印象に差がありません。というか、音だけ聞いていたらTOMIXのそれもエンドウの走りそのまんまの重戦車系ノイズを出しながら豪快に走ってくれます(笑)
 でもわたし個人はこれを欠点とは思いません(これくらいの方が気動車っぽい気がしますから)

 今回並べてみた印象ではそれなりに差異はあるものの、モデルとしての印象には違いは殆どなく、気にしなければ気にならない程度だと感じました。
 むしろ最近のプラ製KATOとかTOMIXのモデルとの方が差異は大きいので混結はかなり難しそう(笑)ですが、エンドウとブラスTOMIXならほぼ違和感なくつなげられると思います。

成人式と「運転会イベント」の幕切れ

2025-02-02 05:26:02 | 旅行・探訪・イベントなど

 昨年の10月下旬からこの方、丸3か月近く続いた「雨宮敬二郎」の企画展に伴う運転会展示も一昨日でフィナーレとなりました。

 クラブとしても毎週一回の運転会を3か月、しかも合間にクリスマスと年末年始を挟むというイベントは初めてでしたが,メンバーをとっかえひっかえしながらどうにか完遂できたのは何よりです。

 最終日という事もあってこの日は基本的にレイアウトの撤収・搬出が中心でしたが、途中で引っかかったところもあった物の、最小のメンバー数で約30分くらいで撤収を完了しました。

 設営直後はこの状態だったのが

 30分後にはほぼ更地状態。
 普段からグランシップを始め、毎回この手の運転会になれたメンバーが揃っているが故の離れ業(笑)
 しかも所用機材のすべてがこのあと「プロボックスより狭いステーションワゴンのラゲッジに収まってしまった」のですからパッキングのノウハウの蓄積も半端ありません。

 この辺りの手際の良さとノウハウがクラブの重要な財産でもある事を実感します。
 まあ、それはさておき

 これまでの運転会では「講演会」「ピアノの発表会」「門松作り教室」など展示会と並行していろいろなイベントが絡んだのですが、最終日は「成人式」と重なりました。
 元日の時ですら見なかった「晴れ着の集団」も凄いですが、近年の成人式の傾向を反映してか、それなりに傾奇いた風体の新成人もところどころに居て華やかさと一種独特な危うさが同居した様な風景が出現しています。

 この騒ぎの傍らで黙々とレイアウトの撤収を続けていたわたしらも、まあ大概ですが(笑)

 ですが車に積み込みを始めるころには、同じ場所がこの閑散さ(驚)
 あちらはあちらでまた、手際の良さを見せつけてくれました(笑)
 

KATOのEF65 0番台(アゴ割れ仕様)

2025-02-01 05:22:59 | 車両・電気機関車

 今回は、昨年9月のネタがまだ続いている帰省の戦利品から
 タイトルからお分かりの様にモデルとしては普通の中古です。

 これまでこのブログで紹介して来た今回の帰省の戦利品はトミーナインスケール、エーダイナイン、学研エヌ、中村精密、しなのマイクロ、マイクロエース、エンドウ、宮沢模型(ワールド工芸)と実に多岐にわたるのですが、一つだけ肝心のメジャーメーカーが抜けているのにお気づきでしょうか(笑)

 今回紹介するのはそのメーカーの中古モデルです。
 2024年の当鉄道でNゲージはもとよりHO(16番)やZゲージにまでヴィンテージモデルが相次いで入線している「EF65」
 帰省途中で見つけた例のショップで見つけたのが「KATOのEF65 0番台」でした。

 このモデルはKATOの初代モデルの最終型としてリリースされたものでそれまで500番台ブルトレ塗装しかなかった同社の製品で初めての0番台のモデル化でした。
 1967年の初リリース以来、動力の改良はもとより当初EF70を転用していた足回りもスカートの専用化など、何度かバージョンアップを繰り返してきたKATOのEF65ですが、その最終型(1980年前後)ではナンバープレートが選択式になりHゴムへの色刺しがされ、細密感を向上させています。
 更に電磁式アンカプラー対応とEF65としては初めて「ヘッドライトが点灯する」様になり初代ボディモデルの決定版となりました。

 見た目のくたびれっぷりは仕方ありませんが手にした時の満足感の高いモデルと言えます。

 ですが初代モデルの最大の弱点(・・・ですよね汗)の「アゴ割れスカート」はそのまま残されているので急カーブの見苦しさはやむを得ません。

 ところで、このEF65はお値段が1200円と今回入線したモデルのどれよりも安価だったのですが、走行性のスムーズさは他社の同時期の機関車のどれよりもスムーズ(かつタフネス)だったのには驚きました。
 さすがは老舗のKATOだと感心します。

 ところで今から10年以上前、これより古い仕様のKATO製EF65 500番台のジャンクが余っていたので、2両ほど0番台に改造(リペイントと銀河モデルのパーツでディテールアップ)した事があります。
 当時としてはわたしも頑張ったつもりなのですが、2両も挑戦したのに今回のモデルのレベルに達していないのはまったく暗澹たる思いです(大汗)

東京駅の「東京肉三昧弁当」

2025-01-30 05:21:09 | グルメ
 今回は昨年暮れの四度目の帰省の話から。


 往路の「はやぶさ」はコロナ禍以来、5年ぶりくらいの東京始発となりました。
 時間はそろそろお昼時でもあったので新幹線改札前の駅弁屋へ。

 思えば東京駅で駅弁を買うのも5,6年ぶり、あるいはそれ以上かもしれません。

 そこで拾い上げたのが「東京肉三昧弁当」という奴。
 「東京ステーションホテル総料理長 石原雅弘監修」というのが売りの様です。

 黒毛和牛カルビ甘辛焼き(東京の醤油醸造所 丸大豆醤油使用)
 豚ロース生姜焼き
 鶏モモ江戸甘味噌焼き(江戸甘味噌使用)

 と、錚々たるメンツが揃った「肉肉しい駅弁」です。
 期待を胸に秘め、そのまま「はやぶさ」のE席へ。

 大宮と宇都宮の間くらいでそろそろと蓋を開けます。


 手前に生姜焼、奥に鳥味噌焼が配置されていますが、上から食べても下から食べても「2番目に箸を付けるのは牛カルビ」になるという計算された配置(そうか?)

 つまり「豚と鳥は来たる牛カルビへの前奏曲(あるいはエピローグ)」という訳なのでしょう。

 私は手前の方から頂きましたが、駅弁に豚の生姜焼きというのは(少なくとも東日本では)割合珍しい気がします。生姜焼きは自家製弁当には定番のおかずですからわざわざ駅弁で出すメリットが薄いのかもしれません。
 ですが生姜風味でさっぱりした舌で次に来る和牛カルビを口にすると、これがまた芳醇な風味と赤身と脂身のハーモニーが食欲をそそりました。

 その後の甘味噌焼(と付け合わせの人参、椎茸)は牛の脂身の残る舌をあっさり系の風味で締めてくれます。
 まあ、駅弁なんてどこから食べても満足感がある物ですが、この弁当に関しては「3種の肉の交響曲」を楽しむ感覚で食べるのが似合う気がしました。

 肉の交響楽に気を取られて一緒に買ったビールの存在をうっかり忘れるくらいに(笑)

今年最初の鉄道業務で貨車の数を数える(大汗)

2025-01-29 05:19:24 | 鉄道模型 
 先日は今年最初の平日休でした。

 すでに松も取れて正月らしさは目いっぱい希薄になっていますが(汗)それでも暮れとは違う雰囲気を感じます。
 さて、当鉄道の今年最初の業務は工作でも運転でもなく「手持ちの貨車の整理と確認」でした。

 今年最初の入線車が「1両辺り200円以下の貨車の群れ」だったのは前に紹介していますが、ケースに入っていた貨車の並びに脈絡がなかったのと、ケースの中に多少空きスペースがあいていた事もあって、それらのスペースを詰めると同時に「同ジャンル毎に貨車をまとめようか」と思い立ちました。

 入線車のかなりの割合が中古やジャンクである事、子供の頃から「貨物列車=オムニバス混結編成が当たり前」という環境だった事もあって、わたしの場合他のジャンルの車両に比べると貨車の購入は「殆ど手当たり次第にかき集めていた」というのが実態でした。
 まあ、十数年くらい前までは中古ショップで売られていた貨車は機種の選り好みさえしなければ1両200~500円くらいで買えましたから、数は揃えやすかったです。
 それに加えて買い手のいい加減さを反映して「外国型」も平気で混じっていましたし。

 (昭和40年代後半までのNゲージでは日本型のバリエーションが薄かったので外国型の貨車や客車を転用するのも半ば当然でした。あの頃を経験しているNゲージャーは外国型アレルギーが比較的低い感じもします)

 ただ、その「手あたり次第」というのが祟って、今回整理を始めるまでわたし自身「自分の鉄道の貨車の在籍数(要するに何両貨車を持っているか)を把握していない状態」でした。
 それらのうちの何両かは、今回の様に「100均ケース」や「車両ケース」に入って売られていましたが、これらも結構空きスペースが多かったので、複数のケースの間でジャンルごとになる様に車両を入れ替え、隙間を詰める事で省スペースと再分類を図ることにした訳です。

 でもいざ始まると朝の9時ころから始めた整理が「昼飯時間を過ぎても終わらない」のには往生します。

 セキやホキなど、出物を見つけるたびにちょこちょこ増備した奴なんかはあちこちのケースに分散していましたし、それらを見つけてまとめるのも意外に一苦労でした。

 夕方近くなってようやく、ひと段落付きましたが、ここまでで数えた貨車の大雑把な総数は約260両。
 今回入線の物も入れて15年くらいかけてこの数が集まったと思うと、多いのか少ないのかちょっと見当が付きません。

 ただ、オムニバス編成メインなのと専用編成でも実物通りのフル編成は殆どやっていないので数の割には長さはないかもしれません(汗)

学研の図鑑「乗り物の図解」

2025-01-28 05:17:02 | 書籍
 今回は昨年暮れの帰省の折に実家の本棚から引っ張り出した一冊。

 学研の図鑑「乗り物の図解」を紹介します。

 昭和40年代頃の学研の図鑑が鉄道や乗り物に力を入れていたのは当時の世代にはよく知られているところですが、その頃の勢いを端的に感じさせるのがこの一冊です。
 (ちなみに姉妹巻に「昆虫の図解」というのもありますがこれまた「ムシムシ大行進」の学研の面目躍如と以下略)

 元々子供というのは「図解」が大好きなもので絵本なんかでも動物とか飛行機とかの図解が入っていると「そこだけ食い入るように眺める」なんてのがよくあるものです。
 (怪獣ブームの時なんかも怪獣図解が人気でしたしw)

 (学習研究社 学研の図鑑「乗り物の図解」14Pより画像引用)

 その「図解」だけで一冊まとめた図鑑というのはおそらく本書が初めてだったと思います。
 「乗り物」だけに自動車、飛行機、船なんかも載っているのですが、鉄道ではC51蒸気機関車(秋田車両総合センターの展示車)をはじめ、DD51、山手線103系、381系振り子電車なんかが取り上げられ、カラーの見開き一杯に展開する解剖図というか図解のゴージャスさが今なお見るものを刺激します(笑)
 各部の機構の説明にも小イラストが付けられていたりして、気分は「読む交通博物館」(笑)


(学習研究社 学研の図鑑「乗り物の図解」114Pより画像引用)
 後半の2色刷りページでは「乗り物の運転の仕方」がまとめて図解され、蒸気機関車やモノレール、ジャンボジェットや船などの操縦法がイラストで懇切丁寧に掲載され、見ているだけで「なんとなく自分も運転できる様な気になってくる目の毒」みたいな内容になっています(大爆笑)

 図鑑1冊でこれくらい夢と想像力の詰まったものは今でもそう多くはありません。全くあの頃は凄かったと思います。
 

今年最初の運転会でのサプライズ

2025-01-26 05:01:47 | 旅行・探訪・イベントなど

 昨年の秋からこっち、3か月近く続きました「雨宮敬二郎展」の運転会も今回が最終となりました。
(展示イベント自体は今週末までですが、明日の最終日は撤収のみ)


 と言う訳で今年最初のイベントともなる運転会に参加してきました。
 とはいえ、午前中に私用が重なった影響で今回のわたしは運転用の車両が用意できず、メンバーへのお土産に「PAで買ったみのぶまんじゅう」を提げたのみ(大汗)

 ですが各メンバーのこだわりとポリシーの詰まった様々な編成が行き交うのを眺めつつ談笑できるのは、得難いものです。
 生憎、会場で併催されていたイベントが「ピアノの発表会」との事で鉄道に興味のある様な客層が少なかったらしく出足の方が今一つでしたが。

 そんな中、サプライズだったのがメインブログでコメントを通じて交流のある方が、鉄道ツアーの旅先で立ち寄って下さった事です。
 今回は富士宮でレンタルレイアウトを経営している当クラブのメンバーを介して、この企画展を訪ねてくださったとの事で、他の参加メンバーも交えて時ならぬ鉄道模型談議に花を咲かせる事ができました。
 今回、その方が持ち込んでくださったモデル。




 物はKATOのEH10ですがよく見るとパンタの位置が異なる試作仕様です。なんでもアキバの某ショップで出物を見つけられた物だそうですが、この種の「前ユーザーの手になる改造モデル」に当たる確率が高いのが東京のショップらしいところですね。
 (自分の経験上、同じキットメイク品でも出来のしっかりしたモデルに当たる事も多いですし)



 かくして、今年最初の運転会も和気あいあいのうちに過ぎてゆきました。
 今年はどれだけこういうイベントに出会えるか、楽しみでもあります。

エンドウのキハ30から

2025-01-25 05:00:18 | 車両・気動車
 今年最初の入線車に続くネタは昨年秋に入線した「ヴィンテージモデル大量入線」のひとつから。

 今回はエンドウのキハ30(M車)です。

 キハ30系についてはエンドウのほかにMODEMO、TOMIXのブラス仕様、KATO、TOMIXと4社5タイプの競作となっている(900番台に限ればこの他乗工社や奄美屋からエッチングキットがあります)点でモデル化の機会に恵まれた気動車だと思いますが、最初に完成品として製品化されたのがこのエンドウの仕様でした。

 今回入手のモデルはコンディションも比較的よく、走行性もエンドウのモデルの中ではまあまあ走るレベルです。

 お値段が安かったという事はもちろんあるのですが(汗)実はキハ30の標準色のモデルはこれまでお目にかかった事がなかったというのも入線の理由です。

 ずっと後にTOMIXからも形状が酷似したキハ30系のブラスモデルが出ていますが、これは後にタケモリモデルを興したTOMIXの担当さんが持ち込んだ企画だったそうで、よく見ると窓のRの取り方などがエンドウとは異なる仕様だそうです(動力ユニットはGM仕様のエンドウ製の模様ですが)

 この点については近いうちに検証する予定です。

 それにしても、他社に比べると今となってはシンプルで大雑把に見えるエンドウの仕様ですが、キハ30らしさを感じさせる印象把握の良さは今でも通用するレベルだと思います。
 この辺りもエンドウ製Nゲージモデルのファンが未だに多い理由なのでしょう。
 たぶん、わたしもその一人です(汗)

駅弁フェアの「有田焼カレー」

2025-01-23 05:58:49 | グルメ
 先日の運転会の帰りがけのことです。

 帰途に立ち寄ったスーパーで駅弁フェアが開催されていました。
 「鉄道模型の運転会の帰りに駅弁フェア」とは出来過ぎの様な気もしますが、思えばかつてはショッピングセンターでの運転会は大概「駅弁フェア」を併催していた事が多かったですから、この際時宜には叶っているかなとw

 で、なるべく故郷や現住地との縁の薄そうな地域の駅弁をと言う事で選んだのが佐賀の「有田焼カレー」
 (上記の条件に合う所というと九州か四国になる確率が高いw)

 実は最初、このネーミングに一瞬戸惑うわたしがいます。
 これは「有田焼のカレー」なのか、それとも「有田の焼きカレー」なのか?

 パッケージには「有田焼器入」とあるので前者らしい。そういえば故郷でも「やたら器が豪華なわんこそば弁当」というのに当たった事があります。
 有名なところではかつての「峠の釜めし」など器に凝った駅弁は一時期多かったですね。

 と言う訳で、やたらずっしり重い弁当箱を抱えて自宅へ。
 赤い化粧箱から出てきた有田焼の茶碗の中にはチーズの乗ったカレーがお目見えです。
まあ、彩は良いのですがこれを冷たいまま食べるのは気が進まないのでレンチンしました。熱々のところを頂くと流石にチーズカレーの風味が香ばしい。
 と、味については文句がありません。

 ただ、この駅弁で引っかかるのは「カレー」と言う素材そのものです。
 以前、帰省の折に「駅前で売られていたカレーライスを特急電車の中で食べたら車内にカレーの匂いが充満してものすごく気まずい思いをした」事があります。
 一応こちらも駅弁ですからその点はどうなんだろうか、と素朴に思います。

 事実、このカレーをレンチンしたら「丸3日くらい台所から焼きカレーの匂いが抜けませんでした」し。

 それを別にすると器は「そのまま自分用の茶碗で使える上品な風合い」があって釜飯の釜よりは実用性が高いと思います。否「食卓を優雅に彩る有田焼の食器」と思えばこれはなかなか良いのではないかと。
 (そういえば上述のわんこそば弁当の器も長いことそばを食べるのに使った記憶がありますw)

初荷と今年最初の入線車のはなし

2025-01-22 05:56:23 | 車両・客車・貨車
 1月2日は「初荷」だそうですが、今回は今年最初の入線車両のはなしを絡めて紹介したいと思います。

 仕事が1月2日から始まるという個人的な事情で、ここ10年ばかりはわたしにとっての正月とは「元日1日だけ」です。
 
 なので、元日は朝から「初日の出」を拝み、その足で近所の神社に初詣をする。その後は適当に開いている店を回って晩飯のおかずを買い込み翌日に備えるという非常に慌ただしい元日になるのもここ10年来の日課になっています。

 以前ならデパートもスーパーも元日は休業でしたし、秋葉原の電気街も平成はじめ辺りまでは「元日だけはゴーストタウンと化す」のが普通でしたから元日に買い物など不可能に近く、実家で親類縁者の飲み会に丸一日付き合っていたものです。
 それが今はコンビニで最低限の買い物はできますし、量販店も元日営業が増えているので「元日の朝に鉄道模型を買ってくる」事すら普通にできるのですから凄い話です。
(尤も、親類レベルの飲み会がなくなっている現状には別の意味で危惧を感じはしますが)

 まあ、それは置いておいて、

 そんな訳で近所の「ハード〇フ」も元日は12時開店とはいえ、営業しているので久しぶりに覗いてみたのですが、
 実はここ数か月帰省やイベントが重なった影響で、その店を覗くのも半年ぶり位でした。なので品ぞろえも半年前とはだいぶ様変わりしていましたが、そこで私が見つけたのが、

 100円ショップのケースに収まったNゲージ貨車の詰め合わせ。
 TOMIX製がメイン(レサとホキはKATOの模様)の様ですがヨ6000はテールランプが点灯する仕様でした。
 何より「貨車16両で3000円」ですし、専用編成でないオムニバス編成を組むには都合の良い貨車が多かったので財布を開きました、

 TOMIXの中古貨車のあるあるのひとつに「やたらとコム1ばかりが売れ残っている」と言うのがありますが、このセットにもしっかり3両混じっています。実はこれ以前にもコム1は数両入線しているので、例えばショーティの機関車に牽かせてプラレール風の楽しみ方をしてみるというのもありかもしれません。

 翌日、これらを同時入線の機関車に牽かせて「初荷列車を運行」としゃれ込みました。
 オムニバスの混結編成は蒸気機関車にはよく似合います。

 実は同時入線した機関車もかなりの曲者だったのですが、これについては次の機会に。

 それにしても、元日にいきなり17両の大量入線なんてこれまでにもなかった事です(笑)

 で、明日の3日もやっぱり仕事なのですが(汗)

2024年の年越し運転

2025-01-21 05:51:00 | 旅行・探訪・イベントなど

 この趣味を再開して以来、ほぼ毎年行っている年越し運転。
 今年もどうにか行う事ができました。

 かの泉麻人氏も随筆に書いていたのですが「ただ炬燵でテレビを見ているだけでもリアルに体感される切羽詰まり感はこの日ゆえの独特の感覚があり、大晦日が1年のうちで一番好き」と言う人も結構いる様です。

 鉄道模型の年越し運転なんかもこの日ゆえのイベントですから、いつの間にかわたしも、形こそ違え「大みそかが好き人間」の仲間入りと言うところでしょうかw

 毎年大晦日は休日なので、本来なら朝から鉄道模型の年越し運転の準備にかかるところなのですが、今年は庭や家の周りの雑草がまだ始末しきれず、朝っぱらから草むしりからスタートる羽目になりました。

 「草むしりで始まる大晦日」なんてこれまで聞いた事もありません(汗)
 しかも枯草ならまだしも、結構青々とした草が残っているのですから「いったい今は何月だ?」と考え込む事しきり。

 今年は後半に実家の事情などで帰省が増えた関係でレイアウトの改修が足踏み状態を強いられましたが、それでも下段のレイアウトに最低限の電飾を仕込むことはできました(工程は相変わらず泥縄ですが)

 夕食を終えた後から2024年の年越し運転開始しています。

2024年のレイアウト&モジュール

2025-01-19 05:54:15 | 鉄道模型 
 2024年を振り返る・その4はレイアウト、その他編です。

 2024年上半期(と言うか5月のグランシップまで)は新作のモジュール(正確には差し替え用シーナリィ)の製作が活動のメインでした。

 改めて書かせて頂くなら今回のモジュールのテーマのひとつは「コロナ禍の置き土産」でした。
 今回のモジュールに使ったストラクチャーはほぼ全てが「コロナ禍の自宅蟄居の休日に消化したキットの成れの果て」でした。言い換えれば「モジュールひとつを埋めてしまう位建物ばっかり作っていた」と言う事でもあります。
モチーフが「元機関区を記念公園化した都市再開発区域」となったのもレンガ系ストラクチャーと高層マンションばっかり溜まっていた反動だったりしますw

 久しぶりに建物にLEDを仕込み夜景を楽しめる様に作りましたが、おかげでイベント終了後も「お茶の間で夜景を楽しむ」という使い方ができたのが意外な余録でしたw

 ただ、今年の後半はイベント参加や帰省が立て込んだ影響でレイアウト関連の改修がまるで進まなかったのが残念でした。
 ペーパーキットを中心にストラクチャーだけは増えていったのですが、これらの多くが仮配置のレベルに留まってしまいました。

 (今年作った奴だけで「商店街が一つできそうな勢い」だったのに)

 本線のバラスト散布も含めて来年への宿題です。