光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

レイアウトにモスラ来襲!(笑)

2014-05-25 20:17:07 | アクセサリー
 今回はイロモノネタです(笑)
 当レイアウトを闊歩する事のある怪獣たちはゴジラ、ガメラ、メカゴジラと言ったメジャー系からジェットジャガー、レオパルドンと言ったマイナーロボット系まで様々ですがその中でも個人的に本命と目していたのが「モスラの幼虫」でした。

 適当なサイズのソフビでもあればぜひ出演させたかったのですが先日になってやっと出物を中古ショップで見つけてデビューの運びとなった訳です(笑)

 何故モスラかと言うと「街並みの中を重戦車よろしく蠕動するビジュアルイメージ」がレイアウト向けと思えたからですが、今回のソフビはサイズがやや小さいのでNスケールのビル街の中では少々迫力不足を感じさせてしまうのが難です。

 とはいえ、造形自体は非常にリアルでそこそこウェザリングも施されそう悪いイメージではありません。

 「街並みとモスラ」の組み合わせで一番印象的なのはやはり第一作の渋谷道玄坂界隈の場面ですがあの当時はそれほど高層建造物もなかったので建物とモスラの比率も適度のリアルな巨大感を感じさせるもので私も好きな場面です。
 モスラ自体は以後も何度もゴジラと客演したり、リメイクでシリーズ化されたりもしたのですが第1作の持つ「ファンタジー性とリアルな都市破壊シーンの融合」を超えるものは結局出ませんでした。

 ですが私のレイアウト内では建物が大き過ぎて今一つのイメージになってしまいました(汗)
 もう一回り位大きめのソフビがあれば良かったですね。

 こういうお遊びができるのもレイアウトの楽しみのひとつではあります。

今月の古書から「ほろびゆく蒸気機関車」

2014-05-25 20:15:28 | 書籍
 今回はこの間入手した古書から。

 「滅びゆく蒸気機関車(関沢新一著・ノーベル書房)」
 知っている人は知っている昭和40年代SLブームの起爆剤となったベストセラー写真集です。

 ただ、それほどの本でありながら私自身これまで買わず、又機関士の親類やその関係者も持っていなかった(あるいは買わなかった)のでこれまで目を通す機会がありませんでした。
 もちろん故郷や現住地の田舎の様な所では古本の出物もありませんし、秋葉の中古ショップ辺りだとそれなりの値付けになっているのが普通です。
 が、今回は秋葉帰りに大して期待しないで入った古本屋でようやく安価な出物を見つけられました。
 それにしても写真集と言う奴はなんて重いものか(汗)

 マニアと言うよりは一般向けに蒸気機関車の魅力をアピールした写真集だろうという事は購入前から漠然と想像していましたし、以前関沢氏が編集していた「蒸気機関車」という雑誌などと同じ香りがするのではないかと思っていました。

 帰途の電車の中でパラパラと開いてみましたが、その瞬間引きこまれました。
 マニア向け写真集にありがちな過剰なディテール描写こそ少ないのですが「日本の四季の風景の中を煙を上げて疾走する蒸気機関車の編成」という当時はよくある風景のシチュエーションをこれほど叙情的に捉えたものは今でもそうそうない気がします。

 特徴的なのは写真の中で風景や空の占める割合が非常に大きい事。
 「だだっ広い田園風景の真ん中辺にポツンと煙を吐いたローカル列車が走る」といった構図が目立ちます。
 鉄道ファンを自称する向きにはこういうのを嫌う人も多いと思いますが「ページを開くと風景に引き込まれる」と言う独特の感覚に浸らせてくれるのは本書の御利益の気がします。
 これを観た瞬間「四谷辺りを走っている筈のE233の車内が一瞬で勝狩峠に変わった」位ですから(驚)

 この叙情性こそがこの本の肝でありSLブームを切り開く原動力となったのであろう事が容易に想像されます。
 プロカメラマンでなく、鉄道マニアとしての知名度が当時低かった(それでいて趣味に対する見識は非常にしっかりしていた方ですが)一方で作詞家や脚本家として抒情的な描写の要領を掴んでいた関沢氏だったからこそこうした本が出せた様な気がします。

 何よりあの当時の本で「蒸気機関車」に繋ぐ詞に「栄光の」でも「輝かしき」でもない、「ほろびゆく」と冠したところに非凡なセンスを感じます。
 本書の出版当時一部のマニアを除けば蒸気機関車など「けむい上に遅いだけでさっさと淘汰されるべき存在」として一般に認識されていた筈でそれが東京オリンピックを控えた高度成長期の空気だったと思います。
 そんな行け行けムードの陰で「黙したまま滅んで行く物への郷愁」を掻き立てる物として蒸気機関車はわかりやすい象徴たりえた事。これもブームの理由のひとつだったのでしょう。
 (「ほろびゆく0系」とか「ほろびゆくブルートレイン」では今ひとつピンときませんし)
 そういう形で蒸気機関車を分かりやすくアピールできた所に関沢氏の非凡さを感じました。

 とはいえ、ワタシ的には故郷で撮影された写真が多かったのが嬉しかったですね。

ジャンクの玉手箱から「アーノルドのレールバス」

2014-05-25 20:14:04 | 車両・気動車
  今回もジャンク箱の中から

 アーノルドラピードのレールバス。
 聞く所では1960年代頃から出ているNゲージ草創期のモデルで、実際同時期にTMSのNゲージレイアウトの製作記事を見るとこの機種が居るのをちらほら見かけます。
 恐らくオーナーも同じ時期に買ったのではないでしょうか。
 日本型のレールバスは何両かあるのですが、私にとってはこの種の車両の中では初めての「外車」です。

  カタログなんかでは臙脂色の物がポピュラーなのですが今回の個体はクリームとブルーの横須賀色(笑)
 スカ色好きの私なんかからして見ればまずここでそそられます。
  加えて日本型にないのびやかなプロポーションは他のレールバスにないカッコ良さがあります。

 二軸動力でライトも点灯。70年代初め頃のモデルとしてはなかなか充実しています。
 車体はダイカスト製らしくトレーラーでも結構な重量があるのですがはめ込みガラスを使っていても結構な肉厚感があり「動力の付いたトミカ」と言った趣です。
 走行性はこれだけの年式の機種なのでスムーズとはいきませんが一応走ると言った所でしょうか。
 ここなどは今後の調整でどうにかしたい所ではあります。

 残念な事にこのレールバス、ホイールベースが長い上に車輪の横方向の遊びも余りないのでミニカーブの通過は出来ません。
 せっかく棚幡線の新星と期待したのですが(笑)

 更に欧州規格の1/160スケールの為に日本形と並べるとやや小ぶり、と言うか車高の低さが目立ちます。
 どうかすると日本形のホームにも高さが合わない感じで路面電車として使った方がいいのかもしれません。

ジャンク箱モデル関水103系のクーラーを補充する

2014-05-25 20:09:47 | 車輌・電車
先日紹介した関水金属の103系の話の続きです。

 前にも書きましたが、この103系真ん中辺りのグローブベンチレータが外されそこにGMの物らしいクーラーが乗っかっていました。
 とはいえ、全部がそうだったらよかったのですが中には数両くらいクーラーが外れて紛失するか何かしてベンチレータの台座だけが残っている寂しいモデルも結構ありました。
 
 今回の103系のレストアはまずこの部分のクーラーを補充する所からです。
 その集中式クーラーのパーツですが偶然と言うか近所のHARD ●FFの処分品の中にGMのパーツがあったのでそれを使う事にしました。
 定価が400円位の所300円ですから新品でもそう大きい出費ではないですがキットもトータルが主流の今、今でもこのパーツがあるのかどうか(?)

 早速空いた車両からクーラーをつけ直してゆきました。
 こうして編成の上ではほぼ全車が冷房装備となりましたが。

 ここである事に気付かされます。
 前のユーザーが付けていたクーラーと今回リペアしたクーラー、形は同じですが造形がまるっきり違います。
 全13両の103系を見回すと今回追加した物と併せて都合3タイプの異なる造形のクーラーが視認できました。

 恐らく真ん中のファン周りがただの穴になっているのが最も古いバージョンと思われます。
 それとは別に穴の中にファンのプロペラらしき造形をしたものもありました。
 今回追加したバージョンでは同じ穴にメッシュ表現がしてあります。

 リペアの過程でパーツの進化を一望できるとは思いませんでした(笑)
 Nゲージに限らず個人レベルで鉄道模型を走らせる時は大概上から眺める事が多いのですが、今回の103系や屋根上のバラエティも楽しめるというおまけが付きました。