光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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中村精密のブラス客車たち

2017-02-03 05:19:58 | 車両・客車・貨車
 先日入線した変わり種の客車から。

 当鉄道には中村精密とマイクロエースのふたつの7100が在籍しています。
 このうち中村精密の場合は機関車自体は無動力で次位につく客車の開拓使号の方が動力化されているいわゆる「ユーレイ」構成です。

 で、当時はこれに繋がる客車と言うのも単品で出ていたのですが、今となるとこれが出物が無いかあっても馬鹿高い!
 Nゲージでは7100以外にまともに繋がる機関車が無い事もあるのですが、どうも当時から流通数が少なかったようです。

 そんな訳で一時期河合商会の似た客車を使っていたのですが中村の開拓使号に繋ぐとオーバーな位でかすぎて使い物になりませんでした。
 (マイクロの7100と繋いでも不自然にでかい)

 ですから中村の7100を入線させて以来中村製の客車と言うのは欲しい車両のひとつだった訳です。
 とはいえ上述の事情もあって「中古客車1両に1万円も出せません}
 そんな状況が4年位続きましたか。

 そんな折も折、ようやく1両辺り3桁(それも500円をそうはみ出さない)で3両入手できました。

 いざ実際に手に取って見ると「客車なのに無暗に重い」
 最近のKATOのタンク機並みかそれ以上の重さです。
 幸い、台車の転がり抵抗は少ない方なので中村の開拓使号ではどうにか牽引できます。

 流石中村だけあってスムーズさに欠けるもののやたら強力な中村動力の強みはこの開拓使号でも健在でした。

 ボディ造形は当時でも珍しかったオールブラス車体の客車で細密度をどうこう言える感じではないのですがルーフや窓の形状で特徴が出しやすい客車なのでその意味では印象一発な造形の多かった当時のブラス造形は非常に向いていると思います。

 それに真っ黄色な車体はレイアウトでは非常に映えますし。