このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。
ヤマホタルブクロ緒言:多年草。
本州の中部山岳地帯を中心に広く分布し深山の崩壊地から平地に至るまで見ることが出来る。しばしば両種が根生することもあり、中間的な形も見られる。高さ40~80cm。
茎には粗い開出毛がある。
根生葉は卵心形で花期には枯れてしまう。茎葉は互生し、長さ5~8cm、巾1.5~4cmの三角状卵形又は披針形で不意揃いな鋸歯がある。
茎の上部に長さ4~5cmの大きな鐘形の花をつける。花冠は淡紅紫色又は白色で濃色の斑点があり、先は浅く5裂する。ヤマホタルブクロには萼片の湾入部には反り返った付属体がありません。湾入部が膨らむのが特徴です。ホタルブクロには反り返った付属体がある。花は紅紫色のものが多い。 花期6~8月。
この、ヤマホタルブクロは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく記録されたものです。
01.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 群生していました。鐘形の花序をつける。
02.11年07月13日 ヤマホタルブクロ これは白い個体のシロバナヤマホタルブクロですがヤマホタルブクロと同じなで同種として掲載します。引き抜いた草姿です。葉は互生です。茎は真っ直ぐに伸びます。高さ40~80cm。
03.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 茎は真っ直ぐに伸びており、赤褐色で白い毛があります。
04.11年07月13日 ヤマホタルブクロ 茎はやや丸四角に見えます。
05.11年07月13日 ヤマホタルブクロ 根は白く沢山出ておりますが、根の力は普通です。手で引き抜けばすぐに抜けます。
06.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉は互生です。
07.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉の形は卵状披針形です。葉柄に翼があります。
08.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉の表側ですが微毛があります。
09.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉の基部は円形形です。
10.10年06月29日 ヤマホタルブクロ 葉の先は鈍頭。
11.10年06月29日 ヤマホタルブクロ 葉の縁は鋸歯があり、毛も縁にあります。
12.10年06月29日 ヤマホタルフクロ 葉柄は赤褐色で翼があり、翼の縁が叉赤褐色で、葉柄にも、翼にも毛があります。
13.10年06月29日 ヤマホタルブクロ 葉の裏面ですが毛があり、脈は浮きでています。
14.09年06月26日 ヤマホタルブクロ ホタルブクロと姿が大変よく似ているが、萼は裂片の間に反り返った部分がなく、ヤマホタルブクロは萼片の間がこぶのように盛り上がっている。赤矢印そうです。
15.09年06月28日 ヤマホタルブクロ 内側には紫色の斑点があった。内部には雌しべが1個と,雄しべが5個見える。
16.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 花弁内側に毛が密生しています。雌しべの柱頭がかすかに開いているのが解ると思います。
17.09年06月26日 ヤマホタルブクロ 萼片の間がこぶのように盛り上がっているのがヤマホタルブクロです。赤矢印。萼に長い毛があります。
18.10年08月13日 ヤマホタルブクロ 萼は5個。
19.11年11月12日 ヤマホタルブクロ 花姿がそのまま残っています。矢印は雌しべですが、これが落ちると種子が散布される仕組みのようです。
20.11年11月12日 ヤマホタルブクロ 種子は楕円形で段平で種子の縁が白い。種子自体の色は薄茶色。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。