AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『ブルース・イン・ザ・ナイト』観賞記。(ときめき研究家)

2011-10-02 19:09:40 | ときめき研究家
ミュージカル好きの娘に誘われ、10月2日昼の部(片山の回)を観た。

森公美子、湖月わたる、片山陽加、ジェロの4人芝居。(片山は佐藤亜美菜とダブルキャスト)
1930年代のシカゴのうらぶれたホテルが舞台。たまたま同宿となった3人の女と、ホテル専属シンガーの男が出会う。特段のストーリーはないのだが、4人それぞれの屈託を抱えた人生が、ジャズやブルースの名曲に乗せて垣間見られるという作品。

森はクラシック出身、湖月は元宝塚の男役、片山はアイドル、ジェロは演歌。バックグラウンドが異なる4人が、ミュージカルという土俵で、かつジャズやブルースという特定の音楽ジャンルで歌を競うという趣向。異種格闘技とでも言おうか、あるいは400メートルメドレーリレーか。
音楽には詳しくないので、クラシックの歌唱法、宝塚歌劇の歌唱法、ステージ歌手の歌唱法(アイドルおよび演歌)がどう違うのか、表現することができない。しかし、何かが違う。
アイドル歌手の歌唱法という枠の中では上手い方だと思う片山が、個性派の他の3人に伍して演じられるか少し心配だったが、杞憂だった。かつて『純情主義』で時折見せた不安定さはなく、堂々としていた。
実際には、4人の歌唱法がバラバラという感じはそれほどなくて、むしろうまい加減に調和していて、違和感なく鑑賞できた。

1930年代と言えば、日本で言えば昭和初期。だからでもないだろうが、片山は劇の世界にマッチしていた。衣装は、水色の部屋着(ネグリジェ?)、白地にピンクのワンピース、グリーンのミニドレス(黒いリボン)、薄緑のロングドレスを見せてくれた。髪型は茶髪にして、軽くウェーブをかけていた。シカゴの若く活動的なおてんば娘という風情だったと思う。

生演奏に生歌、他の分野の実力者と共演できる絶好のチャンスだと思う。緊張感は秋葉原の劇場公演とは比較にならないだろう。
こうした機会を多く設け、メンバーのステップアップを図るのは、多分事務所の仕事だ。AKB48の中でもメディアに出演する主力メンバー以外のメンバーは、こういう外の仕事が絶対に必要だ。

客席は、一見してわかる、ヅカファン(中高年の淑女たち)、AKBファン(やや若い男性たち)、そこに紛れて森ファン(中年夫婦など)、ジェロファン(オネエ、子連れのヤンママ)が入り乱れて呉越同舟状態。笑いのツボも別々。それもなかなか興味深い状況だった。
コメント
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