お人形さんでいいのかな いいですよ AKB48にも反原発ソングはある(KC)
10月18日の朝日新聞13面「AKBいまさらBiginner」という題の一面オピニオンに三人のインタビュー記事。
新しいビジネス飛翔入手(フライングゲット)
没個性フォーマットできた
岸博之 慶応大教授
秋元康のこだわり10年桜
ガチンコ総選挙 執念だなぁ
森田秀一 月刊誌BUBKA編集長
「脱原発」で会いたかった
お人形さんでいいのかな
橋本美香 社会派アイドル「制服向上委員会」会長
いずれも突っ込みどころの多い内容であったが、本日は、3つ目の制服向上委員会を取り上げたい。
9月16日の朝日新聞夕刊の赤川次郎のコラムから引用。
「制服向上委員会」という中高生の女の子たちのアイドルグループが、「脱原発の歌」を歌っている、と新聞で読んで、ユーチューブの動画で見た。リンクyoutube
ミニスカートの少女たちが、飛んだりはねたりしながた歌う。なかなか爽快だ。歌詞は結構厳しくて、
「忘れないから 原発推進派 安全だったら あなたが住めばよい」なんて、まことにその通りと思ったりする。 歌詞をリンク
この少女たちを冷笑するのは簡単だ。しかしこの少女たちも間違いなく原発事故の被害者であり、またその子供の世代にも放射能の被害は続いていくのだ。被害者である以上、誰でも原発に対して発言する権利がある。
この歌の車内広告が断られ、CDショップでポスターも貼ってもらえず、TVでも全く流れないと聞くと、そんな情けない大人たちへ、少女たちが抗議するのも当たり前だと思える。
赤川氏は、この曲がメディアから封殺されているという報道に基づいて書いているが、ネット記事では、スポンサーの圧力はなかった、話題作りのための虚構だという報道もある。
冷静に考えると、制服向上委員会は、反原発の新曲を出す前も、出した後もTVでは歌っていないし、CDショップでポスターも見かけない。
AKB48のように、TV、CDショップでバンバン売られているアイドルが、反原発の歌をリリースして、突然街の中から消えるということが起きたら、日本という国は悪い国だと証明されるが、
制服向上委員会をTV、CDショップで見かけなくても、変化がなく、日本が悪い国かどうか実感ができない。
背景説明はこれくらいにして、橋本美香の発言を引用する。( )は私の感想。
AKB48はCDを買うと、総選挙の投票権が手に入る。同じ曲でジャケットやの写真や仕様が違うものを何種類も出す。
もちろんコレクションをすることに魅力を感じる人もいますし、楽しみ方はいろいろあるでしょう。
でも私は、本来はこの曲が聞きたいという方に届けるべきものだと思うのです。 (橋本さんの意見に賛成です)
私たち制服向上委員会は13人のアイドルグループですが、スタンスは全く違う。1992年の結成以来、社会問題を題材にした歌も発表し、メッセージ性を大切にしています。
(1992年のデビューから見て、現場で10回は見ているファンとしては、このグループが社会問題・メッセージのグループだという認識はなかった。 会場のファンがステージに罵声をあびせごねる場面に遭遇したことはありますが、あれはメッセージに対する反発でなく、興行を邪魔しているだけだったという印象だった。)
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」は、イベントで歌わないでと言われることもある。
活動はライブが軸です。 (AKB48もそうだった)
メディアの露出はあまり考えなくてなくて、そこはAKBと対極にいます。 (AKB48は売れてしまったアイドルグループで、アイドルグループとはハロプロ系以外はメディアに露出できない時代が長かった。現象を見ると二つのグループは対極だが、本質は同じ)
アイドルが政治的な発言をしてはいけないことはない。
ただのお人形さんと言われるより、私は好きです。
独自のスタンスがあったから、メンバーが変わっても20年近く続いてきたと思う。
AKBは立場を考え、社会問題にについて発言しないということもあるでしょう。
大きな力を持つ方たちが発信すれば、より広く問題を投げかけることができると思います。
(売れてしまったアイドルは発言できず、売れていないアイドルは発言できる、それでよい。売れたアイドルが、収入を犠牲にして発言することはない。発言したければ、アイドルを辞めて、発言すればよい。)
AKB48と制服向上委員会を比較して、どちらが、お人形さんに見えるかというと、制服向上委員会であろう。
反原発の歌を歌っていても、制服向上委員会はお人形さんに見えるし、
恋愛の歌ばかり歌っていても、AKB48は、相対的にはお人形さんに見えない。
より、お人形さんに見える方が、アイドルらしいと言えるので、AKB48は劣っているのか。
と言うより、
AKB48は、シアターで歌って踊る姿を見ていると、お人形らしくないのである。
お人形は、汗をかいたりしないから。
長年アイドルファンをやっていると、赤川次郎のように素直な心で、報道を受け取れない。
反原発の歌を歌っているという事実より、制服向上委員会が、お人形に見えてしまう。
制服向上委員会の反原発ソングより、こちらの記事で引用した藤波心のブログに、メッセージを感じる。
表題の、AKB48にも、反原発ソングがある、は次の記事で。
KC
10月18日の朝日新聞13面「AKBいまさらBiginner」という題の一面オピニオンに三人のインタビュー記事。
新しいビジネス飛翔入手(フライングゲット)
没個性フォーマットできた
岸博之 慶応大教授
秋元康のこだわり10年桜
ガチンコ総選挙 執念だなぁ
森田秀一 月刊誌BUBKA編集長
「脱原発」で会いたかった
お人形さんでいいのかな
橋本美香 社会派アイドル「制服向上委員会」会長
いずれも突っ込みどころの多い内容であったが、本日は、3つ目の制服向上委員会を取り上げたい。
9月16日の朝日新聞夕刊の赤川次郎のコラムから引用。
「制服向上委員会」という中高生の女の子たちのアイドルグループが、「脱原発の歌」を歌っている、と新聞で読んで、ユーチューブの動画で見た。リンクyoutube
ミニスカートの少女たちが、飛んだりはねたりしながた歌う。なかなか爽快だ。歌詞は結構厳しくて、
「忘れないから 原発推進派 安全だったら あなたが住めばよい」なんて、まことにその通りと思ったりする。 歌詞をリンク
この少女たちを冷笑するのは簡単だ。しかしこの少女たちも間違いなく原発事故の被害者であり、またその子供の世代にも放射能の被害は続いていくのだ。被害者である以上、誰でも原発に対して発言する権利がある。
この歌の車内広告が断られ、CDショップでポスターも貼ってもらえず、TVでも全く流れないと聞くと、そんな情けない大人たちへ、少女たちが抗議するのも当たり前だと思える。
赤川氏は、この曲がメディアから封殺されているという報道に基づいて書いているが、ネット記事では、スポンサーの圧力はなかった、話題作りのための虚構だという報道もある。
冷静に考えると、制服向上委員会は、反原発の新曲を出す前も、出した後もTVでは歌っていないし、CDショップでポスターも見かけない。
AKB48のように、TV、CDショップでバンバン売られているアイドルが、反原発の歌をリリースして、突然街の中から消えるということが起きたら、日本という国は悪い国だと証明されるが、
制服向上委員会をTV、CDショップで見かけなくても、変化がなく、日本が悪い国かどうか実感ができない。
背景説明はこれくらいにして、橋本美香の発言を引用する。( )は私の感想。
AKB48はCDを買うと、総選挙の投票権が手に入る。同じ曲でジャケットやの写真や仕様が違うものを何種類も出す。
もちろんコレクションをすることに魅力を感じる人もいますし、楽しみ方はいろいろあるでしょう。
でも私は、本来はこの曲が聞きたいという方に届けるべきものだと思うのです。 (橋本さんの意見に賛成です)
私たち制服向上委員会は13人のアイドルグループですが、スタンスは全く違う。1992年の結成以来、社会問題を題材にした歌も発表し、メッセージ性を大切にしています。
(1992年のデビューから見て、現場で10回は見ているファンとしては、このグループが社会問題・メッセージのグループだという認識はなかった。 会場のファンがステージに罵声をあびせごねる場面に遭遇したことはありますが、あれはメッセージに対する反発でなく、興行を邪魔しているだけだったという印象だった。)
「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」は、イベントで歌わないでと言われることもある。
活動はライブが軸です。 (AKB48もそうだった)
メディアの露出はあまり考えなくてなくて、そこはAKBと対極にいます。 (AKB48は売れてしまったアイドルグループで、アイドルグループとはハロプロ系以外はメディアに露出できない時代が長かった。現象を見ると二つのグループは対極だが、本質は同じ)
アイドルが政治的な発言をしてはいけないことはない。
ただのお人形さんと言われるより、私は好きです。
独自のスタンスがあったから、メンバーが変わっても20年近く続いてきたと思う。
AKBは立場を考え、社会問題にについて発言しないということもあるでしょう。
大きな力を持つ方たちが発信すれば、より広く問題を投げかけることができると思います。
(売れてしまったアイドルは発言できず、売れていないアイドルは発言できる、それでよい。売れたアイドルが、収入を犠牲にして発言することはない。発言したければ、アイドルを辞めて、発言すればよい。)
AKB48と制服向上委員会を比較して、どちらが、お人形さんに見えるかというと、制服向上委員会であろう。
反原発の歌を歌っていても、制服向上委員会はお人形さんに見えるし、
恋愛の歌ばかり歌っていても、AKB48は、相対的にはお人形さんに見えない。
より、お人形さんに見える方が、アイドルらしいと言えるので、AKB48は劣っているのか。
と言うより、
AKB48は、シアターで歌って踊る姿を見ていると、お人形らしくないのである。
お人形は、汗をかいたりしないから。
長年アイドルファンをやっていると、赤川次郎のように素直な心で、報道を受け取れない。
反原発の歌を歌っているという事実より、制服向上委員会が、お人形に見えてしまう。
制服向上委員会の反原発ソングより、こちらの記事で引用した藤波心のブログに、メッセージを感じる。
表題の、AKB48にも、反原発ソングがある、は次の記事で。
KC