AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

ネタばれ注意 松井咲子出演「ザ・デッド・エンド」観戦したけど意味不明(ナッキー)

2011-10-26 22:54:10 | 映画・芝居・ミュージカル・ドラマ
ネタばれ注意 松井咲子出演「ザ・デッド・エンド」観戦したけど意味不明(ナッキー)

「ネタばれ注意」というより、ネタが分からなかったので、状況を説明しています、舞台の内容を知りたくない方は、読まないように注意して下さい。

銀座博品館劇場。当日券6500円。後ろ3列、右端の席は空席。
1時間半弱のお芝居。観終わった後、意味が分からなかったので、ツイッターとネットを検索して調べましたが、今年の6月に、大堀恵が同じ芝居に出演していました。

広告によると、この芝居は、
一年前の殺人事件。捕まらない犯人。個室に集められた8人の容疑者。
一年前に無惨に殺された女性。
警察の捜査も虚しく、犯人が捕まらないままに1年という月日が経とうとしていた。
落胆する親族の前に現れたのは、信じられない提案をもった一人の刑事だった。
「8億円あれば、犯人を捕まえる…」
今、1億円を賭けた8人の男女が繰り広げる「犯人探しゲーム」が幕を開ける…

松井咲子の役どころは、
殺された女性の隣の部屋に住んでいる
殺された女性の親友と言っているが、本当はそうでないと芝居では暗示されている。
女性が殺された時間には、ツイッターで連続ツイートしていたとのアリバイを主張している。

芝居が始まる前、
ちらしを見ていたら、「集められた容疑者は以下の8人」という紙。登場人物8人が3-4行で紹介されていました。
これを把握しておかないと、ストーリーが追えないのだろうと、真剣に読みました。

幕が開く。
映像で、女性がナイフで刺されて殺されるシーン。
舞台は真っ暗の中、恐怖におびえる出演者の声。
明かりがついて、芝居がスタート。
(本編)
エンディングシーン
出演者が退場した後、映像で出演者の紹介(映画のエンドロール)
アンコールのような一節(これは回想シーンと理解しましたが、よく分かりません)
カーテンコール 出演者挨拶(おじぎだけ)

芝居の感想:
セリフが早口、殴り合い・リンチあり。最初から最後までドタバタしている芝居。
全員でまとまった演技をするのは難しく、拡散していく感じ。
よほどベテランで演技力のある役者をそろえて演じないと、難しい芝居と感じました。(婉曲に表現しましたが、そのレベルには達していなかったのではないかと。)

松井咲子の感想:
セリフはきちっと、よどみなく、バッチリ。
一番の見せどころは、「落ち着け」と言って、男性の頬にビンタするシーン。もっと、強く叩いてもよかったかと。
私が松井咲子を一番見た公演は、おそらくチームA5th恋愛禁止条例です。大島麻衣の引退後アンダーだった記憶がありませす。

AKBシアターで見る松井咲子は、まわりが子供なので、大人びて見えますが、(そして、あなたのようなレディが何故アイドルをやっているの???という疑問も、時々感じてしまう。)
今日の芝居は、子供がいない舞台で、違和感が全くなかったです。
しかし、これは逆に考えるべきで、AKB48の魅力とは、少し雰囲気の違う松井咲子のようなメンバーがいることなのだと思います。


大堀恵は、松井咲子と同じ役だったのではないかと推察。
二人とも、チラシ・広告に2番目に名前が書いてある。松井咲子は、カーテンコールで最後に登場した。
この役が、重要な役だったのか、よく分からないが、こじつけて考えると、次のQ2のシーン。


***注意***   ここからは、ネタばれです。   ***注意***

この芝居のストーリーを理解している方に教えていただきたいのですが、

Q1
エンドロールの後のシーン、悪徳警官2人と、容疑者8人が眠らされているシーンは、回想シーンで、
この次に、オープニングの、闇の中で、閉じ込められた8人が、恐怖におののくシーンに続いていく。(そうですよね。)

Q2
回想シーンの最後に、悪徳警官が、松井咲子のアイマスクに手をかけて、「これでうまく行ったな」という趣旨のセリフを言ったのは、悪徳警官と松井咲子が、グルだったという意味なのでしょうか。(よく分かりませんでした。)

Q3
話の筋は、遺族から金をだましとろうとした悪徳警官が、8人を拉致して閉じ込めたが、
だまされたのは悪徳警官で、だましたのは遺族。
遺族は、自力では、8人を拉致できないので、金を餌に、警官に拉致させた。(これで正しいでしょうか。)
だまされた悪徳警官は、後で、遺族に殺されてしまった。

Q4
疑問:容疑者8人のうち、一人は、遺族にリンチされて殺されてしまうが、遺族は「彼女は犯人ではなかった」と言った。どうしてそれが分かったのか。

Q5
疑問:最後に犯人とされてしまう人は、遺族に殺されたと暗示されている。遺族は「彼が犯人だと分かったのか」「納得して、恨みをはらすことができたのか。」
冒頭のシーンで、警官は、遺族が納得できる理由と証拠(をねつ造して)とともに、犯人を遺族に引き渡すと言っていたが、最後は理由と証拠なしに、犯人にされた人を引き渡していた。何故、遺族は、彼が犯人だと納得したのか。

Q6
本当の犯人は、エンドロール前のシーンで、最後まで部屋に残った、あの人なのか。
松井咲子は、最後から2番目に部屋を出て、その人に部屋を出るように促していた。

Q7
疑問:せっかく拉致したのに、何故遺族は、一人一人を別々に尋問(脅迫)して、本当の犯人を捜し出さないのだろうか。 (それでは面白い芝居にならないからだと思います。)
遺族は警官に何故犯人捜しに時間制限を設けたのか。時間を制限せずに、じっくりと尋問して、本当の犯人を追及すればよいのに。 (それでは面白い芝居にならないからだと思います。)

Q8
この芝居では何を訴えたかったのか。
親戚を殺された遺族は、かたき討ちをしてよい??? (違うなあ)
親戚を殺された遺族の恨みは、容疑者を拉致して、リンチするほど強い??? (これも違う)
人間は、窮地に陥ると、他人を陥れてでも、生き延びようとする (現代国語の模範解答としては、こんなところでしょうか)

Q9
殺された女性は、17か所刺されていたというセリフがあったので、オリエント急行殺人事件の故事より、犯人は17人いたのか。

私の満足度:
「幸福レコード」が90点としたら、「ザ・デッド・エンド」は50点でしょうか。
松井咲子の演技は楽しめましたが、芝居のストーリーが分からなかったから。
分からない芝居でも、セリフに笑ったり、ひきこまれるシーンがあれば、満足度も高まりますが、特にありませんでした。

これも、私に、観劇力がないからなのかもしれません。
芝居はたくさん観ていますが、芝居を観に行ったことはなく、芝居に出ているアイドルを見に行っているだけですから、当然のように、観劇力はありません。

ナッキー
コメント (5)
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『中野ブロンディーズ鑑賞記』2(ピーナッツ)

2011-10-26 18:30:00 | 映画・芝居・ミュージカル・ドラマ
[印象に残った出演者について]

まず、「うさ」役の中島愛子さん。
この人は、今回のシンディーの「ゆずか」に対するキャラクターづくりとは、全く違っていて、とにかく、動き(リアクション)ありきで、「うさ」を自分のものとしていた。
なんか、感じとしては、イモトアヤコが、アフリカ奥地の原住民のみなさんとカラんでいるみたいな…。
つまり、とりあえず、動きがあって、そこに、言葉と表情(顔芸を含む)が、セットで常にくっついていっている感じ。
そして、そういうのは、ストップモーションの演技になった時、最大の威力を発揮する。ま、時に、お客さんの心をわし掴みするような、"ブラックホールの間(?)"を発生させたりすることがあるんだよね。

実は、この舞台でも、2度ほど、あったと思うんだけど、とにかく、それが出た時は、お客さんが、"ワッ!"って、笑うタイミングが、ピッタシ同時になるの。
2時間の舞台公演中、すごく貴重な存在。だって、"困ったら、全部、この人!"でいいんだから。
芸風でいうと、イモトアヤコとFUJIWARAの原西を足して、そのイイトコ取りをした感じ。

あと、歴史オタク、「松子」役の小林由佳さん。
この人の動きを見てて、"これ、どっかで?"って、思っていたんだけど、終演後にパンフレットを見て、全部わかった、納得した。
「地球ゴージャス」…なるほどね。
岸谷五朗と寺脇康文の動きっぽいんだ。この人、その影響をかなり受けてると思う。
ただ、彼女、前半は、良かったんだけど、後半は、素の喋りとオタクゾーンに入った時の喋りのギャップにキレがなくなってくる。
だいたいになってくる。なんというか、そのゾーンの声に一発で当てきれなくなってきたんだよね。
もったいない。

「音木」役の西脇彩華さん。
実は、静かに僕を圧倒した人。
もしかして、ブロンディーズ・メンバーの中で、1番上手いかも!? 実力者。

[増田有華の演技について]
冒頭の寿美枝おばあちゃんと瑞希の掛け合いシーン。
たぶん、上手いはずのたくませいこが、僕には浮いて見えた。
僕、それは、増田有華の演技によるところが大きいと思っている。
"強弱強弱の2パターン&時々のフォルテシモ!"…こういう演技、ある程度は予測していた。
だけど、もっと重大なことがある。
増田有華、申しわけない!"標準語に感情が乗っかっていない"。
舞台公演中、彼女の標準語のイントネーションは完璧だった。しかし・・・。

でも、それこそ、関西人が、芝居をしていく上で、乗り越えなければならない、大きな大きなカベなんだよね。
別に、彼女が、ミヤコ蝶々や藤山直美を目指すんだったら、それでもいいんだけど、違うもんね。
"関西出身者が、標準語で感情を表現する"…このことがいかに難しいかは、あの、さんまさんや浜ちゃんが、ドラマをする時,舞台をする時,映画をする時…その全てのキャラクターに、"関西出身、または、関西で長年、暮らしたことがある"等の保険をかけていることが、そのすべてを証明している。
もう、メッチャ、むずかしいねん!
訓練がいると思う。
というか、彼女は、そういうのしたのかな?
「極妻シリーズ」の岩下志麻は、あれだけ可笑しな関西弁で演技をしても、実際に、関西の映画館で爆笑が起こっても、それが、「岩下志麻による2時間の長いコント」と言われようとも、腐っても大女優ゆえ、明日があるのかもしれない。
けど、増田有華の場合は、立場が違う…これからの人だ。

ぶっちゃけ、1つ1つの細かいことを、1つ1つ潰していかなければならない階段前の新人女優。
それと、僕、実は、B公演を観ていて、いつも思ってた。MC中も関西弁を貫き通す彼女のことを、そら、同郷としては嬉しく思うんだけど、"将来、お芝居の世界に本格チャレンジする時には…?"って、少し、危惧していた、懸念を抱いていた。

それに、彼女の使っている関西弁は、結構、どぎついタイプのだしね。
あ!関西弁が悪い!って言ってるんじゃないよ。
ただ、彼女、将来、かなり苦労する!と思っただけ。
ホラ! よく、女優さんのインタビューで、"私、電話で、お母さんと喋る時は、関西弁になっちゃうんです(地元の言葉になるんです)"とか言うでしょ。
あれは、所属事務所から、"家族以外の人とは、できるだけ、標準語を使いなさい"と言われているからだ。
そして、それは、普段から、自分の感情を標準語に乗っける実践トレーニングをしている(事務所的に言うと、"させている")ということ。

まぁ、その過程において、強烈なホームシックになったりはするんだけどね…。
とりあえず、それだけ、"○○弁の役"の需要は少ないってことだよ。
例えば、東京の喫茶店に入って、関西弁で(もしくは、関西風のイントネーションで)、"すいませ~ん!アイスコーヒーお願いしま~す!"って言うのと、標準語で、"すいませ~ん!アイスコーヒーお願いしま~す!"って言うのとでは、全っ然、意味が違うから。
それを、1年,2年…もう、全く違ってくるから。

標準語に感情を染み込ませるトレーニング、彼女は、してたのかな?
僕、とりあえずは、公演中のMC…標準語でいくべきだと、ず~っと思ってた。
ましてや、AKBって、関西出身、少ないもんね。
そして、そこは、彼女の性格上、意地になって、反対の方向にいく可能性が大だな~!?とか想像したりして…。

ただ、彼女は、これからも、お芝居の活動をしていくのだろう。
5年後、10年後、インタビュアーの人が、"え~! 増田さんって、大阪なんですか~? 意外~! 全然出ないですね、関西弁…"。
いつか、そんな日が来ることを、(「女優・増田有華」に対して)、心から願う。

最後に1つ、ものすごく、矛盾したことを言うけど、あの時、「瑞希」のプロフィールに、"親の仕事の関係で、中学卒業までを大阪で過ごす"ってのを上乗せしてたら、どうなっていただろう? なんて、超ヤジ馬的なことを思ってしまった。
でも、きっと・・・。
(つづく)
コメント (1)
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