WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

安曇野学校

2008年10月21日 | チェンソーカービング

 先週末、チェンソーカービング界の大御所、伴さん主催の「安曇野カービングショー」が開催された。そうそうたるカーバーが集まった中、安曇野カービング塾の受講生達も講習成果の集大成の場として「好きなものを好きなように」彫れる機会をいただき、初めて「チェンソーカービング大会」の雰囲気を防護ネットの中から味わうことができた。
 私は、間近なハロウィンの受け狙いで「カボチャ」と「おばけ」を彫った。純粋に“彫り”だけでは自信がないので、姑息にも中にランプを仕込んで光るようにした。普通のチェンソーカービング大会では多分ルール違反だ。しかしまあ、とにかくこれが思惑どおりウケたのか思いがけず売れた。なので「かぼちゃ」の写真はない(前の記事と同じものです 10月24日PS:カボチャ、月光仮免さんが撮っていただいていたので追加しました。ありがとうございました)。

なお、“おばけ”の方は、伴さんの計らいで大会スポンサーの「NPOいのちと平和の森」様にお輿入れさせていただけることになったそうです。よかったけどどうされるのだろう?。

今回最も印象に残った作品。もののけ姫?。

 この世界では第一人者、千葉の栗田さんの作品。この他にもクマ、イヌのティッシュケース、ログハウス、サル、フクロウ、イヌの装飾入りベンチ、..。休むまもなく次々と、2日間でいったい何体彫られただろう。しかもその一つ一つのクオリティがハイレベル。とりわけこのもののけ姫の完成スピードと一段のクオリティの高さは、まさに名人の域だと感動を覚えた。
 チェンソーカービングが“アート”たりうるのかについてはいろいろ意見のあるところだが、ショー的要素(今大会のタイトルも「安曇野カービングショー」)と作品のクオリティを総合しての“チェンソーアート”だと解釈すれば、栗田さんがやはり第一人者であることは間違いない。
 今回私は、幸運にも栗田さんのすぐ隣で彫らせてもらえたので大変勉強になった。栗田さんの彫ったクマをこっそりコピー練習させてもらったのだが、私がクマを彫り始めた後から栗田さんはもののけ姫を彫り始めて、私がクマを完成(とても満足できるものではなかったが)するより前に彫り終えられていた。それでも「時間がかかってしまった」と。

 その他の作品や大会の様子は多くのカーバーさんのブログなどで見ることができます。興味のある方は「流庵」さんからリンクをたどるのが近道かと。木挽屋さんがアルバムにまとめておられました。期間中は餐場さんともども裏方さん本当にご苦労様でした。

 それにしても、今回安曇野に集まった方々は、醜い連中の関わる金融危機にも株暴落にも不景気にも無縁、イヤでも環境にいい生活しか出来ないといった方々ばかりだったが、みなさん生き生きと楽しいよい人生を送っておられるようであった。こんな人たちばかりなら日本もちっとはマシな国になるであろうに。