昨日、新規コロナ感染者はついに東京で4,000人超、全国でも12,000人超と、オリンピックじゃないけれど、どちらも”自己記録更新”したそうだ。
5月の記事で「ワクチン接種拡大によってむしろ感染爆発が起きる可能性」を指摘した。
案の定というか、予想通りというか。
今日の京都新聞によると、アメリカCDCが次のような調査結果を発表したそうだ。
予想どおり、ワクチン接種拡大によって接種済み者は、感染しても発症、重症化するリスクは大幅に抑制されることは、疫学的データからも推測できる結果となった。ただし、あくまで疫学的状況証拠からの帰納的推測であることを忘れてはならない。
真に科学的な証明には、これに加えてワクチン接種者群、未接種者群に実際にウィルスを投与して結果を見る演繹的実験も伴う必要がある。ま、人体実験になるので不可能だし(昔731部隊は中国でこの実験をやっていた!)、現状医学的研究の大半は疫学データによる片道だけの帰納的解析しかできないのだが。
ま、真に科学的な実証実験についての理解はさておき、ワクチン接種拡大によって感染しても発症しない、あるいは無症状、軽症状(「自分はワクチン接種済だからコロナじゃない風邪かなんかだろう」と勝手に誤解するものが増える)ゾンビのような感染者が爆発的に増えて街中をうろつく、バイオハザードの悪夢が人為的に作り出してしまった可能性大なことに、改めて注意喚起したい。
ワクチンが「被接種者本人の発症、重症化を抑える効果はあるようだ」という疫学的データは(突貫工事的治験データ)あっても、「他人はは感染させない」ことを示唆するデータはこれまで無かった。
新聞記事にもある通り、「従来のウィルスは接種完了者がまれに感染してもウィルスの量は少なく、他の人にうつす恐れは少ないと考えられていた」そう、示唆する研究データさえもなかった、希望的に都合よく「考えられていた」だけなのである。
今回ののCDCデータは「他人に感染させる可能性は普通にある(とりわけデルタ株拡大によって)」ことを強く示唆することを示した世界初のデータなのだ!
ただ、残念ながら時すでに遅し、手遅れと言ってもいい段階へ玉砕突入し、オリンピックと心中することになってしまったようではあるが。